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正気を狂気に変えるマジック(スタートレックディスカバリー レビュー / EP1-7)

スタートレックディスカバリーシーズン1のエピソード7です。 ディスカバリーは1話完結型ではないですが、今回のエピソードは比較的独立したものになっているうえに、スタートレックらしいエッセンスが各所に入ってきていて、正直、やっとスタートレックになってきた!と思いました。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ ディスカバリーで居場所を見つけつつあったバーナムだが、まだ自分の殻を破れないでいた。 苦手とするパーティーに参加するが心から楽しめてはいなかった。 ディスカバリーが絶滅危惧種の宇宙生物ゴーマガンダーを発見したため、パーティの途中に呼び出されるバーナムとタイラー。 しかしゴーマガンダーにはハリー・マッドが隠れており、人為的なタイムループをおこす装置を用いて、ディスカバリーの乗っ取りを企てていた。 同じ30分を何度も繰り返しループしながら少しずつセキュリティを突破するのがハリー・マッドのやり口だった。 徐々にディスカバリーを乗っ取る方法を確立させていくマッド。 彼はディスカバリーをクリンゴンに売りつけようとしていたのだった。 バーナムをはじめほとんどのクルーはタイムループに気づかないが、スタメッツだけがクマムシのDNAを取り入れていたことが原因で時間軸の外にいた。 スタメッツもマッドとともにタイムループを繰り返しながら、バーナムとタイラーを説得して協力させる方法を探し出し、マッドを罠にかける。 乗っ取りが成功したと思ってタイムループを解除したマッドだが、それはロルカたちの偽装だった。 クリンゴン船を呼んだはずが、マッドが逃げ回っている妻とその父を呼び出してしまい、マッドは彼らに引き渡されてしまった。 ■感想 スタートレックと言えばタイムループ!(笑) 時間がループしたり分岐したり平行世界との行き来だったりというのは、よく出てくるプロットですので、ディスカバリーの製作陣もこのエピソードは外せなかったのだと思います。 今回、味方側で時間軸の外にいるキーマンはスタメッツ大尉と、ピカード艦長とかデータ少佐(いずれも新スタートレックのキャラクター)と比べると明らかに心細いのですが(笑)、さすがに賢いだけあって、ハリー・マッド程度には負けませんでしたね。 さて、ハリー・マッド。 以前、ロルカがクリンゴンに捕まった時に一緒に捕ま

比較写真付き:Fire HD10とHD8(2016)の比較レビュー

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Fire HD8を去年買ったばかりなのに、HD10があまりに良さそうで我慢できずに購入してしまいました。 2016もしくは2017のHD8もかなりコスパの良いタブレットで、満足感が高いため、僕のようにHD10に乗り換えるべきか、乗り換えるほどでも無いのか迷っている方も多いと思います。 ということで、画面写真付きで比較レビューをしてみたいと思います。 ■電子書籍リーダーとしてのレビュー 一番のポイントは画質ですね。 スペック的にはこのようになっています。 ●HD8:8インチ(1280×800・189ppi) ●HD10:10.1インチ(1920×1200・224ppi) 単純なサイズとして、8インチ→10.1インチということで、25%以上のサイズアップです。 一番のポイントはピクセル数です。 縦横それぞれ1.5倍、全体では2.25倍でFullHDに対応しきめが細かくなっています。 写真での比較を2点。 いずれも左がHD8、右がHD10で、画面をスマホで撮影したものですのでややお見苦しいのはお許しを。 また、HD10の方でモアレみたいなぎざぎざが出ていますが、これも撮影テクの無さで出てしまったと思われますが、目で見てて見えるものではありません。 まずは文字。右のHD10の方がシャープです。 撮影したのはEnglishJournalという雑誌で、大判の固定レイアウトのものです。 文字だけの本(固定レイアウトでないもの)は文字の大きさも変えられますし、小さい端末でも小さいなりに読めますが、固定レイアウトの雑誌や漫画はきついのですね。 HD8では拡大しないと読めるレベルではありませんでした。 HD10は拡大せずに読める最低限のレベルを満たしていると思います。 iPadのようにもっとピクセルの密度が高い端末の方が読みやすいのですが、この値段ですので十分満足できます。 これを機にUnlimitedに入って雑誌も読んでいこうかなと思っていましたので、文字が読みやすいHD10への乗り換えは正解でした。 次にマンガ。 やはり文字はシャープです。 このくらいならHD8でも読めますが、シャープなのでHD10の方が文字が読みやすいです。 絵の方も、鎖骨のあたりのシワの表現などで顕著ですが、細い線も見えます。

Fire HD 10 タブレットでAmazonを満喫したい!

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「コスパ最強タブレット」の呼び声高いAmazonのFire HD 10 (2017ver.)。 これ、ほんとプライム会員なら誰でも買った方が良いレべルのすごいインパクトです。 ■ポイント1:ドット数が多い 解像度の最近の誤用が気になるので、解像度が高いではなくあえて「ドットが多い」と言ってみます。 HD8の1280×800に対し、縦横それぞれ1.5倍の1920×1200となっています。 何が違うかというと、例えば固定レイアウトになっている雑誌を表示した場合、一文字当たりのドット数が1.5×1.5で、2.25倍となります。 簡単に言うとよりクッキリする、ということ。 解像度というのは、画面のサイズに対するドットの密度のことで、これはドット数が2.25倍になっていても、HD10は画面サイズが10インチと大きくなっているため2.25倍にはなりません。 HD8が189ppi(ピクセルパーインチ/インチ当たりのピクセル数) HD10が224ppiとのことです。 要するに本で言えば一ページの表示に対するドット数が増えて細い線なども表現しやすい上に、ドットの大きさは小さくなり、ギザギザが目立たない、ということです。 HD8ですと雑誌を読むには拡大しないときつい場合が多いはず。 そんな人にはHD10は確実におすすめです。 ■ポイント2:ドット数が多い 同じじゃん! はい、同じです。 えっと、一応動画について。 Fireタブレットは本よりも動画を見る場合の方が多いように思うんですよね。 HD10はいわゆるFullHDのピクセル数をそのまま再現できるようになりましたので、映画やドラマにより没入できます。 喫茶店などの出先に加え、家でもパーソナルな視聴ならこの大きさで十分楽しめます。 何人もで一緒にみるなら何十インチもあるテレビがいいでしょうけど、一人でみるなら場所を変えるのも楽だし、ほんとこの大きさでいいんですよね。 さらに、iPadと違い動画の視聴に有利な細長いサイズですので、iPadとの画面の大きさの違いはスペック以上に感じるはずです。 (iPadは最近の横長の動画を見る場合、上下にできる余白が多いです) ■安い これだけのスペックでプライム会員なら15000円を下回ってしまう価格は、僕がほかのメーカーに

ディスカバリーの組織

スタートレックディスカバリー、というか、フェデレーションの宇宙船の組織について。 時代とか艦長の好みによっても変わるようですけど、フェデレーションの宇宙船ではだいたいこんな感じの役職や部署がありますね。 ■艦長 ■副長 ■タクティカル(戦術) ■セキュリティ(保安) ■サイエンス(科学) ■エンジニア(機関) ■メディカル(医療) ■操舵、通信、ナビゲーションなど ユニフォームには色分けがあって、ディスカバリーの場合、司令系:金、科学系:銀、オペレーション系:銅となっています。メディカルは特例で白となっています。 ちなみにオリジナルシリーズ(宇宙大作戦)では、司令系:金(黄土色)、科学系:青、オペレーション系:赤でした。メディカルは青に入っています。 司令系が金で最上位なイメージなのはいいとしても、科学が銀、オペレーションが銅だと上位・下位が出てきてしまってあまり良くないような気もしますけどね。 ただ1つ言えるのはフェデレーション艦隊の目的は戦闘ではなく調査ですので、戦闘要員より科学要員の方が上位だと言われても納得はできます。 さて、ディスカバリーでは当然ロルカは司令部の金です。 副長のサルーはサイエンス部なので銀です。 司令部でなくても副長になれるのですね。 というか、サイエンス部のチーフと副長を兼ねているといった方が良いのかな。 この辺は、スポックも同じです。 スタメッツ大尉たちは当然科学部門なので銀です。 ディスカバリーはスタメッツの研究の実用化実験が主な任務なようで、スタメッツは大尉ながら地位が高い感じがありますね。 副長のサルーはスタメッツを監督しておらず、艦長と直接やりとりをしています。 サイエンスオフィサー(科学士官)は通常、戦闘時には仕事はありませんが、ディスカバリーの場合は新型の胞子ドライブがキモなので、戦闘中でも忙しいですね。 保安部長のランドリーは銅です。 スタートレックでは保安部長がブリッジの戦術士官を兼ねることが多いようです。 なので、艦隊戦の間は艦隊戦の戦術を補佐し、白兵戦になったら歩兵として戦う、戦闘中最も忙しい役職でしょう。 また、上陸調査にも護衛として同行しますし、要人の警護もしますし、多忙ですね。 ロルカやカークの時代では、1隻に乗っている人数がせいぜい4

ケイコのために(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP5-5)

スタートレックDS9 シーズン5のエピソード5です。 ディープスペースナインがドミニオンとの戦争の最前線になってしまったので、モリーを連れて避難したりすることが多くなったケイコはだんだん出番が減っていますが、出てくると存在感がありますね。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ 5日ぶりに帰ってきたケイコはオブライエンに、自分はケイコではない、ケイコに乗り移り人質にしているのだ、と告げた。 最初は冗談だと思ったオブライエンだが、突然倒れるケイコに本当だと悟る。 ケイコを乗っ取った生命体は、オブライエンに破壊工作の手伝いをさせる。 ケイコとモリーの安全のため指示に従いながらもオブライエンはなんとかシスコに知らせようとしていた。 しかし、ケイコに乗り移った生命体はオブライエンをよく知るケイコの意識から裏切りを予測しており、裏をかくことはできなかった。 要求はオブライエン1人で達成できるものでは無かった。 オブライエンはたまたま居合わせたロムに、重要な極秘任務と称し、作業を手伝わせることにした。 エンジニアとして認められるよう努力しているロムは承諾した。 作業の完了まではまだ時間がかかるが、ダックスがステーションの異常に気づいてしまう。 オブライエンが犯人とは思っていないダックスは、彼に意見を求める。 破壊工作が行われて可能性があるという結論に達し、シスコに報告。 システムをよく知る人物で怪しい者がいないか問われたオブライエンは、心当たりがあると答えた。 ロムは拘束されたが、予め極秘任務だと言われていたことを忠実に守り、口を割らない。 オブライエンは2人きりになったときにロムと話すうちに、ケイコに乗り移ったのがワームホールの予言者に追放されベイジョーでパー・レイスと呼ばれる敵対者で、目的はDS9をクロノトンビーム発射装置に改造し、ワームホールの予言者を倒すことだと知る。 ケイコを守るため作業を続けるオブライエン。 作業は完了し、オブライエンはシャトルからの遠隔操作でビームを発射するが、ビームはワームホールではなく、オブライエンとケイコの乗っているシャトルに命中し、ケイコに乗り移っていたパー・レイスは消滅した。 ■感想 ベイジョーでは、予言者を最高神のように

Photoshopでのレイヤー名(グループ名)一括変更、置換

Photoshopでレイヤー名やグループ名を一括で追加、変更、置換したいときに有名なスクリプトは「Group Layer Renaming ([KAM]Layers Renamer - APR.jsx)ですが、いまいち使い勝手が悪く。 なので、別のところで見つけた「Layer Renamer」というのを使わせていただいております。 http://artawa.hatenablog.com/entry/2016/10/20/014917 作者様も冒頭で既存のものがかゆいところに手が届かないということを書かれていますので、同じような不満があったのかなと想像します。 アセット書き出しが日常的になってきていますので、レイヤーの名前の管理は結構大事です。 リネームツールで効率的に作業していきたいですね。

忘却の川(スタートレックディスカバリー レビュー / EP1-6)

スタートレックディスカバリーシーズン1のエピソード6。 今回はある意味スタートレックらしい、スピリチュアルな感じの話です。(笑) ※いつの間にかタイトルが「記憶の蓋」から「忘却の川」に変わったようです。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ バルカン人のサレクは、極秘任務に出発する。 しかし同行したバルカン人がサレクと敵対する勢力で自爆テロによる妨害にあう。 サレクがひそかにクリンゴン内の反乱分子と和平交渉を行おうとしたことに対する攻撃だった。 ディスカバリーでは、バーナムはティリーのトレーニングに付き合い、アッシュ・タイラーと出会うなど徐々に溶け込み始めていた。 しかし、タイラーとあいさつを交わしていた時、バーナムは突然の苦痛に倒れてしまう。 バーナム自身には身体的な異常はないが、サレクとの精神的なつながりのため、サレクの苦痛を感じ取っていたのだった。 サレクの危機をしったバーナムはロルカ艦長に救出を進言し了承される。 サレクの乗った船は星雲内で難破しており、詳細な位置がわからない。 外部からのセンサースキャンでは数か月を要してしまうため、バーナムに神経増強剤を使い、サレクを覚醒させて救難信号を出させるという奇策を使うことになった。 バーナムはサレクの精神と同期しようとするが、サレクに拒否されてしまう。 昏睡状態のサレクのなかでは、バーナムの卒業式の思い出が繰り返されていた。 サレクはバルカン人と人間の間を取り持とうと考えてバーナムをバルカンの調査団に入れたいと考えていたが、実の息子でハーフであるスポックと、バーナム、どちらか一方を選ぶように宣告され、スポックを選んだ過去に対する複雑な思いがあった。 バーナムは、自分の力が足りずに調査団に入れなかったと思っていたが真実を知ることになる。 バーナムは真実を受け入れ、サレクは覚醒し、救難信号をキャッチしたディスカバリーは無事サレクを助け出した。 重症のサレクは交渉の場に行けず、コーンウェル提督が代役となった。 しかし交渉は罠だった。 コーンウェル提督はクリンゴンに拉致されてしまった。 ■感想 バルカン人には、相手と精神を融合させるという特技があります。 これはかなり高度な技で、ヒューマノイドではなく、精神構造が違い過ぎて言葉によるコミュニケーションがと

Slick.jsでスライドをクリック(タップ)したときの枠線を消す。

簡単に使えて便利なスライド用のjQueryプラグイン「Slick.js」ですが、1つ気に入らない点が。 それは、カルーセルをやって、マウスでつかんでスライド使用とすると、カルーセルの各コマに枠線が表示されてしまうところ。 これは中身をクリックした時点で発生しますので、つかまなくても、「slick-slide」というクラスがついた要素の中身をさわると囲み線が表示されます。 カルーセルからlightboxを表示しようとしている場合などにも問題で、裏で枠線が表示されているというちょっとかっこ悪い感じになってしまいます。 解決法は簡単で、「slick-slide」のクラスに「outline:none;」を指定するだけです。 最初から設定してあると良いのですけどね。

ディープスペースナイン奪還作戦前編・後編(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP6-5、EP6-6)

いよいよドミニオンとの戦いが一区切りする、スタートレックDS9シーズン6エピソード5と6です。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ フェデレーション艦隊は局地戦では勝利する部分もあるが、全体的には撤退の連続だった。 敗戦ムードに士気も低下している。 シスコは状況を打開するため、大部隊を投入してディープスペースナインを奪還する作戦を具申した。 提督たちは賭けにも思えるその作戦に難色を示したが、ディープスペースナインこそアルファ宇宙域とガンマ宇宙域をつなぐ要衝であるというシスコの説得に、作戦を了承した。 テラック・ノアでは、オドーはますます可変種よりになり、ロムを助けようとするキラやクワークとは会ってもくれなくなっていた。 クワークとリータはロムに面会したが、ロムは自分を救出するよりも、機雷除去の妨害工作を代わりにやってほしいと頼むのだった。 キラはウェイユンとロムの件について交渉しようとするが、取り付く島もない。 ジヤルに、デュカットと話してもらうように頼んだが、デュカットはジヤルの頼みでも、ロムを解放することはなかった。 クワークはダマールから、機雷除去の方法がみつかり、1週間後に実行されるという情報を得た。 それを聞いたキラたちだが、自分たちだけでは妨害は無理だと判断し、秘密裏にシスコに情報を伝えることにした。 シスコは奪還作戦にクリンゴンにも参加してもらうよう、ガウロンの説得をマートクとウォーフに依頼していた。 しかし、機雷除去が差し迫っているという情報を得て、クリンゴン艦隊どころかフェデレーション艦隊すらそろう前に作戦を強行せざるを得なくなった。 フェデレーション艦隊の中には、万全ではなく、故障のため途中で離脱する艦もあった。 そしてついにドミニオン・カーデシア艦隊と接触する。 その数は1200隻をこえ、フェデレーション艦隊の倍だった。 とにかく機雷が除去される前にディープスペースナインにたどり着かなくてはならない。 数で劣るシスコはカーデシア艦を集中的に攻撃して食いつかせ相手の陣形を乱し、生じた穴を抜けるという戦法をとった。 巧妙な作戦ではあったがデュカットは上を言っていた。 シスコの目論見がみえているデュカットは容易に食いつかない。 一方で、部下のダマールの進言により、破壊工作防止のため、キ

我に苦痛を与えよ(スタートレックディスカバリー レビュー / EP1-5)

スタートレックディスカバリー シーズン1のエピソード5です。 前回は胞子ドライブが本格稼働し、USSディスカバリーの圧倒的な能力が明らかになりました。 しかしそうトントン拍子にはいかないですね。 ※タイトルが「苦痛を選べ」から「我に苦痛を与えよ」に変更になったようです。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ 艦隊司令部に呼ばれたロルカはUSSディスカバリーの機動力を活かして前線で戦うことを主張するが、秘密兵器である胞子ドライブを装備した唯一の船とその機密を守りたい司令部は後方に残るよう命じる。 司令部からの帰路につくロルカ。 その途中で移送シャトルを待ち伏せしていたクリンゴン艦に拉致されてしまった。 クリンゴン艦の女艦長は、連星の戦いのあと、ヴォクとともに取り残されていたルレルだった。 艦長が拉致されたことはすぐにディスカバリーにも知らされる。 艦長代理となったサルーはロルカの捜索・救出のために胞子ドライブを使おうとするが、生体コンピュータとして使用している「クマムシ」が弱ってきているという問題があった。 それにも関わらず胞子ドライブを強行起動したため、体力を失ったクマムシは休眠状態になってしまった。 サルーは離脱時にもう一度必要な胞子ドライブを、すぐに起動可能にするようスタメッツ大尉に命じた。 ロルカは高速室で出会ったアッシュ・タイラー大尉とともに小型戦闘艇で脱出。 追っ手に撃墜される瞬間、間に合ったディスカバリーに転送されて無事に救出された。 サルーの合図で再度胞子ドライブを起動し、USSディスカバリーはクリンゴンの宙域を脱出。 スタメッツを称賛するサルーだが、スタメッツから返事がない。 スタメッツは、休眠状態で使えないクマムシの代わりに、自分に胞子のDNAを取り入れ、胞子ドライブを起動させていたのだった。 治療により回復したかに見えるスタメッツだが、異常が起こっていた。 バーナムたちは、休眠状態のクマムシを宇宙に逃がした。 ■感想 胞子ドライブは、機械部分は司令部が鋭意複製中ですが、肝心のクマムシの代わりが見つからないということで、稼働するのはディスカバリーのもののみとなっています。 そりゃまぁ敵に取られたくない技術だし、前線に出さないという選択肢は妥当でしょうね。 最後にバーナムがクマムシを

殺戮者のナイフは子羊の悲鳴など気にかけない(スタートレックディスカバリー レビュー / EP1-4)

スタートレック ディスカバリー シーズン1のエピソード4です。 囚人から一転、ディスカバリーに迎えられることになったマイケル・バーナム。 謎めいたロルカ艦長はいったい何を企んでいるのか、気になりますね。 ※タイトルが「兵器に心は必要ない」から「殺戮者のナイフは子羊の悲鳴など気にかけない」に変更になったようです。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ 科学士官として、ランク無しで配属されたバーナムは、ロルカ艦長がUSSグレンから回収した謎の生物と対面する。 ロルカからのミッションはこの生物から兵器を作るようにというもので、保安部長のランドリー中佐と共同で研究に当たることとなった。 バーナムは謎の生物が地球のクマムシに似ていることに気づき興味を深めていくが、純粋な兵器としての利用以外の研究への脱線を懸念するランドリーと方針が合わない。 ロルカのもとに、コルバンがクリンゴンに襲われているという情報が入る。 コルバンはフェデレーション全体のダイリチウム採掘量の40%を生産する惑星で、ここが落とされるとフェデレーション艦隊の動きが大きく制限されてしまう。 提督に、ディスカバリーが胞子ドライブを使えるなら救援に間に合うが使用可能かと問われ、うなずくロルカ。 ロルカはスタメッツに胞子ドライブを長距離で使うよう命じるが、スタメッツは難色を示す。 USSグレンから回収した機器は、長距離の胞子ドライブでの移動を可能にしていたようだが、全てが揃っていなかったようだ。 しかし人命救助は一刻を争う状態なため、強行する。 胞子ドライブでのワープは失敗し、目的地とは違う場所に移動してしまった。 未知の生物の研究で成果を急ぐランドリーは謎の生物から直接ツメを切り取り、兵器利用しようとする。 しかしガスもフェイザーも効果がない謎の生物は研究室内で暴れ、ランドリーは死亡してしまう。 バーナムは、謎の生物の暴走はあくまで自衛のための本能で有り、本来は攻撃的ではないという仮説を確かめるため、サルーを呼び出した。 補食される種族から進化したため、危機を察知する能力が高いサルーは、謎の生物を前にしても反応しなかったため、バーナムは自分の仮説に自信を持つ。 さらに未知の生物は胞子ドライブに使用する胞子をエサとしていることを発見した。 スタメッツにも報告し

AIR DATEPICKER日本語化

AIR DATEPICKERはjQueryのプラグインで軽量かつきれいな日付選択用のDatePickerが表示できるプラグインです。 ・配布サイト: http://t1m0n.name/air-datepicker/docs/ まぁ、この手のものは選択肢は多いのですがそのまま使ってもみためが良いので使いやすいですね。 さて、AIR DATEPICKERは多言語対応していて、各言語用の設定ファイルは外部ファイルになっていますが、残念ながら日本語がありません。 でも簡単に対応出来ますのでご安心を。 ■1.日本語用の設定ファイルを作成する といっても、イチから作成する必要はありません。 ダウンロードするとついてくる「datepicker.●●.js」というものが言語設定ファイルなので、どれかを適当にコピーして、「datepicker.jp.js」という名前にしましょう。 (名前は何でも良いですけど、日本はjpという気がする) ■2.中身を書き換える テキストエディタで開き、下記の様に書き換えていきます。 ●1行目 $.fn.datepicker.language['en'] →$.fn.datepicker.language['jp'] これは必須ではありませんがやっとかないと分かりにくいので。 これで、「jp」というキーワードで日本語モードにできるようになります。 ●2~8行目 曜日、月、「今日」「クリア」といった言葉をどう表記するかの設定です。 曜日の設定は文字の長さの違いで3つありますが、日本語の場合は「日月火水木金土」でもともと短いので全部同じで良いように思います。 月の表示は迷いますけど、場合によっては英語でもいいかなと思うし、「1月」~「12月」などと変えても良いでしょう。 ●9~10行目 年月日と時間の表示形式です。 日本では「yyyy/mm/dd」が一般的ですね。 ■3.言語設定ファイルを読み込む 2で作成したファイルを読み込んでください。 ■4.日本語を有効にして呼び出す AIR DATEPICKERを使いたいときは、使いたい場所に「datepicker-here」というClassを記述します。(基本的な設定方法は 本家サイト を参照) 同

レジスタンスの苦悩(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP6-4)

スタートレックDS9シーズン6のエピソード4です。 今回もテラック・ノアでのキラたちとシスコたちの2つの場面が並行して進みます。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ テラック・ノアでは、カーデシア人とジェム・ハダーの間にも緊張があった。 カーデシア人の幹部ダマールが計画している、ケトラセル・ホワイトのストックが万一切れた場合にはジェム・ハダーを毒殺するという機密が入っているデータパッドをノーグが盗み、ジェム・ハダーが見つけるように仕向けた。 それが原因でクワークの店で、死傷者がでるほどの乱闘騒ぎが起こる。 オドーはこの行動が気に入らなかった。 事前のレジスタンスメンバーの集会では、オドーは不賛成だったのだ。 可変種であることを利用して、デュカット、ウェイユンとともにテラック・ノアの運営にかかわっているオドーとしては騒ぎを起こしたくなかった。 方針を巡ってキラとオドーは口論になってしまうが、そのとき創設者の女性リーダーが現れた。 オドーと話がしたいという。 キラはオドーを心配しながらも、キラは部屋を後にした。 フェデレーション艦隊の情報部は、ドミニオンのセンサー基地を発見した。 ドミニオンが各所で先回りしているのはこの基地のおかげだった。 正面からは攻められないが、シスコは通常では通れない原始星団の重力場を通るという作戦を立案する。 ダックスなら可能だというのだ。 作戦はロス提督に承認された。 ロス提督の副官が昇進し、別の部隊の指揮官に抜擢されたため、後任としてシスコが副官になることになった。 ディファイアントの艦長はジャッジア・ダックス少佐が繰り上がり、シスコは艦を降りることになった。 キラ、オドー、ロム、ジェイクはレジスタンスの会合を開いていた。 オドーは考え事をして集中していない。 創設者の女性リーダーとのつながりで、気持ちに変化が出てきている。 そこへクワークが現れた。 バーで、数か月間ワームホールをふさいでいた機雷を、カーデシア軍が除去する方法をみつけたという話を聞きつけたのだ。 クワークの断片的な話から、ロムは方法を見抜く。 しかし妨害工作をするには警報を切る必要があった。 5分程度なら可能というオドーと時間を打ち合わせ、その日は分かれた。 作戦決行の時。 ロムは待機し、オドー

過去を越えた絆(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP6-3)

スタートレックDS9シーズン6のエピソード3です。 カーデシア領内への潜入ミッションの末、帰る手段を失っていたシスコたちが救出されたところから始まります。 しばらくは続き物ですね。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ シスコたちは、マートク将軍のバード・オブ・プレイに救出され、第375基地に帰還した。 シスコたちと入れ替わりで、マートクの部隊に5名の補充兵が配属される。 そのうちの1人は、アレキサンダー・ロジェンコ、ウォーフの息子だった。 マートクの船は、輸送船団の護衛任務に就くことになった。 若く経験も無いが副長の息子であるアレキサンダーは船内で浮いていた。 ウォーフも疎遠になっていた息子との関わり方に戸惑う。 しかし最終的にはウォーフの「戦士として必要なことは教えてやる。父親として必要なことは教えてくれ」という言葉で和解し、すでにマートク家に入っていたウォーフに続き、アレキサンダーもマートク家に入ることとなった。 ■感想 アレキサンダーは新スタートレックで一時エンタープライズに乗っていた、ウォーフと、ケーラというクリンゴン人女性の間の子どもです。 ケーラはクリンゴンと人間のハーフなので、アレキサンダーはクォーターですね。 ケーラは既に亡くなっています。 彼女はクリンゴンの風習に囚われない性格で、人間に育てられたが故にクリンゴンらしさにこだわるウォーフと馬が合いませんでした。 アレキサンダーはクリンゴンらしくありたいという思いは強いようですが、母はハーフ、しかもウォーフの育ての親(人間)に預けられていたりといろいろ複雑です。 ウォーフがずっと連絡を取っていなかったようで、捨てられたという感情があるようですね。 さて一方テラック・ノアではベイジョーに移っていたデュカットの娘ジヤルがもどってきます。 デュカットはキラを懐柔するためにジヤルを利用します。 こういう狡猾さはカーデシア人の性質でしょう。

洞窟の密約(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP6-2)

スタートレックDS9シーズン6のエピソード2です。 前回は、シスコたちが鹵獲したジェム・ハダーの戦艦でカーデシアに潜入し、ジェム・ハダーの生命線であるケトラセル・ホワイト貯蔵施設を襲ったものの、爆発に巻き込まれ、ワープ航法が使えなくなるところで終わりました。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ ワープ無しではフェデレーション領内に帰り着くのに膨大な時間がかかってしまう。 しかし考える暇も無く、複数の敵艦が出現。 仕方なく未知の星雲に逃げこむことを選択。 攻撃を受けダックスが負傷するも、なんとか敵艦を振り切ることができた。 しかし、突如近くに現れた惑星の重力場から逃げられずに、シスコたちの乗った艦は墜落した。 クルーはなんとか脱出し、惑星の海辺にたどり着く。 この惑星には先客がいた。 少し前に、同様にドミニオンの戦艦が一隻墜落していたのだった。 ジェム・ハダーの隊長(ファースト)と副隊長(セカンド)は死亡しており、ボルタも瀕死の重傷を負っていた。 ジェム・ハダーたちは通信機の修理を試みているが、10日ほどはかかる見込みだった。 手持ちのケトラセル・ホワイトも少なくなっており、彼らもまた危機に瀕していた。 キャンプ近くの調査に出たガラックとノーグは、そのジェム・ハダーと遭遇して捉えられてしまう。 彼らをみて近くにフェデレーションの部隊がいることを知ったボルタは、部下に命じて、2人の捕虜を、シスコとベシアと交換させる。 ベシアの治療を受け、一命をとりとめたボルタは、シスコに対して取引を持ちかける。 手持ちのケトラセル・ホワイトが無くなるとボルタでもジェム・ハダーを制御できなくなる。結果、ジェム・ハダーは暴走し、シスコたちはおろかボルタも殺されてしまう。 それを防ぐため、ボルタはシスコに予め作戦をばらした上で、ジェム・ハダーに攻撃を命じ、シスコたちを使ってジェム・ハダーを始末しようと考えた。 見返りに通信機をやる、というのだ。 シスコに選択肢は無かったが、自分が助かるために部下を見捨てる作戦に気分が悪くなる。 作戦当日。 シスコは戦場で、ジェム・ハダーと最後の対話を試みる。 ボルタの裏切り行為を明かして停戦を呼びかけるが、ジェム・ハダーたちの気持ちを変えることはできなかった。 戦闘の末、犠牲を出しながらも有

明日なき撤退(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP6-1)

スタートレックDS9シーズン6の最初、エピソード1です。 いよいよDS9から撤退してしまったシスコたち。 「タイトルどうなんの?」って感じですけど。スタートレックテラック・ノアとか?(笑) とりあえずはフェデレーションに分の悪い戦いが続くようです。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ シスコらフェデレーションの艦隊は3ヵ月にわたりドミニオン軍と対峙し、戦っては徐々に撤退していた。 同行している戦艦の中には破損し、牽引されているものもいる。 長く厳しい戦いの中、ディファイアントのクルーも疲れ果てていた。 シスコには、いったん基地に戻るよう指令があった。 同時に、第7艦隊は、戦いの末、112隻中14隻しか帰還できなかったというニュースも入ってきた。 一方、テラック・ノア(=DS9)では、デュカットの元に日々勝利の報告が届いていた。 しかし、3ヵ月たっても機雷の除去は進んでいなかった) テラック・ノアでは、デュカット(カーデシア)、ウェイユン(ドミニオン)、キラ(ベイジョー)の微妙なバランスができていた。 基地に戻ったシスコに下った新しい命令は、以前鹵獲したジェム・ハダー船(シーズン5エピソード2「神の舟」)を使ってカーデシア領深くに潜入し、ケトラセル・ホワイトの貯蔵施設を攻撃することだった。 慣れないジェム・ハダー船に苦労するシスコたち。 しかも途中であったUSSケンタウルスに、本物のジェム・ハダー船と間違われて攻撃されてしまうというトラブルにも遭う。 なんとか貯蔵施設にたどり着いたシスコたちは破壊に成功するが、爆発のダメージを受け、ワープ用のコアが破損、ワープでの帰還が不可能となってしまった。 ■感想 前回、ワームホール前に自己複製・遮蔽付き機雷を設置したことで、ガンマ宙域からの増援は防げたものの、基本的な戦闘力はジェム・ハダーの方が上のようで、フェデレーションは押されている状況です。 そこで考え出されたのが今回の作戦。 ドミニオンの実働部隊であるジェム・ハダーは遺伝子技術で生み出された人工の兵士で、ケトラセル・ホワイトという麻薬のようなものを定期的に摂取する必要があります。 ケトラセル・ホワイトがないとジェム・ハダーは生きられません。 逆にそ

DS9撤退の日(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP5-26)

スタートレックDS9シーズン5の最終話・エピソード26です。 (ちょっとストーリーが盛り上がってきて観るのに忙しく、レビューが途中抜けてますが後で埋めます笑) タイトルがある意味壮絶にネタバレですが、いよいよディープスペースナインが維持できなくなってしまうというストーリーですね。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ ワームホールからは定期的に大量のジェム・ハダー戦艦が出現し、カーデシアに向かっている。 着々と整うカーデシア・ドミニオンの戦争への準備を阻止するため、シスコはワームホール前に機雷を設置することを決めた。 設置を開始するや、ボルタのウェイユンがディープスペースナインを訪れ抗議。 シスコはこの会談でもはや戦闘が避けられないことを悟った。 敵艦隊は機雷設置が完了する前に到着する。 機雷は遮蔽と自己複製機能を持たせた特別な設定のため、全てを設置するまで起動できない。 ディープスペースナインは自身に加え、機雷設置を行うディファイアントも守る必要がある。 フェデレーション艦隊からの増援はなく、手持ちの戦力だけで戦うこととなった。 デュカットの指揮の下、激しい砲火にさらされるディープスペースナインだが、シスコはこのような事態のために備えてきており、容易には落ちない。 さらに警鐘任務からもどったマートク将軍のバード・オブ・プレイも参戦し、ディファイアントは無事機雷設置を完了、起動した。 しかし限りある戦力ではそれ以上にできることはなく、シスコはフェデレーションのディープスペースナインからの撤退を指示。 ベイジョー軍を残し、撤退した。 キラはベイジョーを代表し、ドミニオンの受け入れを表明。 直後にシスコの指示に従い、ディープスペースナインを無効化する自己破壊プログラムを実行した。 ■感想 ついにディープスペースナインを放棄せざるを得ない事態にまでなってしまいました。 ベイジョーは巻き添えにならないよう、シスコの発案により事前に不可侵条約を結んだため、フェデレーションが撤退しディープスペースナインがベイジョーの100%管理となった時点でドミニオンの受け入れを表明しました。 事実上は占領ですが、力関係からすると仕方ない妥協でしょう。 デュカットはベイジョーにも再侵攻したい考えですが、ドミニオンとの協定関係から

戦う勇気(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP5-4)

スタートレックDS9シーズン5のエピソード4です。 今回はジェイクが主人公の重たい話になっています。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ ライターの仕事をもらったジェイクはベシアの記事を書くために同行していた。 ベシアの専門的な話はジェイクにはついていけず、伝染病との戦いのようなもっとドラマチックな話を書きたいと思っていた。 ディープスペースナインへの帰り道の途中、2人はフェデレーションのコロニーからの救難信号を受ける。 クリンゴンの攻撃を受けているのだ。 ジェイクは戦場で活躍する医師の話が書けると期待しながら、救援に向かった。 しかし、現実の戦場はジェイクの想像を超えていた。 重傷を負った人々で病院はあふれかえり、助かるかどうか次々に医師たちが判断していく。 見込みの無いものは放置されていた。 ベシアはすぐに治療の手伝いを始めるが、ジェイクは何もできずにただ立ち尽くしていた。 足に深手を負った兵士を看たベシアは、その傷がクリンゴンのディスラプターではなくフェデレーションのフェイザーによるものだと気づいた。 兵士は恐怖に耐えられず、自らを撃ち、病院に運ばれることで前線から逃げ出したのだった。 クリンゴンの攻撃は激しさを増し、ついに病院の発電機がやられた。 このままでは患者が危険なため、ベシアの発案でベシアとジェイクが乗ってきたシャトルの発電機を取りに行くことになった。 転送機が使えないため徒歩だ。 発電機をもって帰る途中、2人は攻撃に遭ってしまう。 ジェイクは恐怖に勝てず、他の全てをうち捨ててただ逃げ出した。 足をとられジェイクは転倒した。 そして気がつくと怪我だらけのフェデレーションの士官がいた。 致命傷を負っているらしい士官を、ジェイクは運び帰ろうとする。 ジェイクは、戦闘から恐怖で逃げ出し発電機もベシアも置いてきたことに対する、自分への言い分けが欲しかったのだった。 しかし士官はすぐに息を引き取ってしまった。 病院に1人帰り着いたジェイクをベシアらが迎えてくれた。 自分を心配してくれた彼らに本当のことを打ち明けられずに沈むジェイク。 ついにクリンゴンは病院にまで到達した。 ベシアらは患者を連れて逃げることを決意。 しかしジェイクはまたも恐怖に体が動かない。 夢中で、現れたクリンゴンに

クワークの再婚(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP5-3)

スタートレックDS9シーズン5のエピソード3です。 すこし深刻な話が続いた後のちょっとのどかな(?)ストーリー。 異星人の恋愛模様はSF的ですね。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ ウォーフとダックスが世間話をしているところに、クリンゴンの女性が通りかかり、ウォーフは一目惚れしてしまう。 しかしその女性は以前クワークと成り行き上結婚したことのある、グリルカだった。 グリルカの一家は戦争の影響で経済的に逼迫しており、クワークは助力を申し出る。 グリルカが気になるウォーフはアプローチをかけるが、クリンゴン帝国内ではウォーフは反逆者であり、また地球育ちであることもあり、ウォーフは相手にされない。 以前にクワークがグリルカと結婚しすぐに離婚したことはグリルカが家を守るための便宜上の手続きではあったが、クワークはグリルカが気になっていた。 今回の再開を機にもう一度仲を戻したいクワークはダックスに助言を求める。 たまたま一緒にいたウォーフも、不本意ながらクワークの手助けをすることになってしまった。 グリルカの従者はグリルカがフェレンギのクワークと仲良くしているのが気に入らない。 ついには爆発し、クワークは従者のひとりトゥメックとバトラフで戦うことになった。 ウォーフとダックスはクワークを助けるために、クワークの動きをウォーフと同期させ、ウォーフの別室での動きの通りにクワークが戦える仕掛けを用意した。 途中、機械が故障するトラブルがあるも、なんとか勝利したクワークはグリルカと一夜を共にした。 ウォーフはクワークに惹かれるグリルカが理解できずに釈然としないが、実はダックスはウォーフに惹かれていた事に気づき、2人も結ばれた。 ■感想 グリルカはシーズン3のエピソード3「クワークの結婚」で登場したクリンゴン人女性です。 作中でも簡単な説明がありますが、2人は一度結婚して離婚しています。 グリルカの夫がクワークの店で事故により死亡。 しかし、店の集客のため、クワークは自分が殺したと言いふらしてしまいます。 グリルカは事故であるという事情を分かってはいましたが、夫の財産を引き継ぐためにクワークの話を事実として認め、クワークを帝国に連れて帰ります。 グリルカは女性なので本来家を継ぐことはできないのですが、クワークに家を継がせ結婚

ミニスーパーファミコン、東京で1000人の行列報道ってどうよ?

なんかね、一部で昨日のニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンの発売に際して、「東京では1000人以上が行列!」みたいなニュースとか出てるわけですよ。 で、これって、ビックカメラ有楽町店の事なんですね。 確かに事実です。 事実を整理すると、 ・ビックカメラ有楽町店は当日の抽選販売用に800台を用意した ・朝の抽選には1000人以上が並んだ ・ 他店で在庫のあまりが生じたため、在庫を移動し全員当選にした 大切なの最後ね。 結局のところ、たまたま有楽町は大行列ができただけであって、逆に秋葉原なんかでは朝の時点では数百台、もしかしたら4桁の単位であまったハズです。 有楽町は他に大きな電気店がなく、サラリーマンが朝並びやすい立地であることから発生した特殊な事例なんです。 どうもニュースってのは、ただ盛り上げようとしてこういう特殊な事例をあたかも全体であるかのように伝えるから好きになれない。 このニュースで喜ぶのは転売屋だけですよ。 メディアのみなさん、転売屋の味方なんですか? うん、まぁ、そうかもしれないですね。 今回任天堂は発売日に十分な在庫を供給してくれた、と僕は思っています。 転売価格は大暴落したようです。 転売屋が撲滅することを祈ります。

スタートレックディスカバリーの更新待ちですべきこと

すっかりNetflixの全話一挙公開になれてしまったので、こういう毎週1話ずつ追加というパターンだと待ちきれなくて仕方ないです。 普段は全話更新されるまで待って一気に観るのですがスタートレックはどうしても待てなくて見始めちゃったら、やっぱり間が暇。(笑) ■待ってる間にはこれをしよう! 1.もう一度見る。 僕はだいたい2~3回は見ますね。(笑) 特にホラ、今回って連続ものだし、謎めいているでしょ、ストーリーが。 次の展開を想像しながらヒントを探して見直したり、英語字幕を表示してみたり、吹き替えにかえてみたり。 さすがにクリンゴン語字幕で観るほどの上級者ではありませんが。 2.アフタートレックを観る 実はNetflixでは、新しいエピソードが公開されら後追いで、「アフタートレック」という番組も公開されています。 これはファンのためのおまけ番組で、毎回出演者や制作者がゲストに来て、その週のエピソードを深掘りしたり、先の展開を予想したりするというもの。 身近にスタートレックについて語り合える友だちがいなくても、そういう感覚を擬似的に味わえますね。 まさにファンの集い。 ここでしか観られない次回予告もあります。 ただ、極力ネタバレを避けて、自分視点で楽しみたい方はやめた方が良いかも。 3.他のシリーズを観る 僕もまだ観てないシリーズがありますので、間にはそちらを進めてます。 今、ディープスペースナインのシーズン5の終盤あたり。 この後ボイジャーみて、エンタープライズがあるので、まだ当分楽しめます。 特にアフタートレックはオススメです。 ・・・早くエピソード4がみたいな~。

支配する者(スタートレックディスカバリー レビュー / EP1-3)

スタートレックディスカバリー、シーズン1のエピソード3です。 エピソード1・2で、クリンゴン艦隊と交戦し壊滅状態になってしまったフェデレーション艦隊。 主人公のマイケル・バーナム中佐は軍法会議により叛逆罪が確定、任を解かれ、終身刑となってしまいました。 ※タイトルが「今すべきこと」から「支配する者」に変更になったようです。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ 終身刑が宣告されてから6ヵ月後、バーナムはシャトルで移送されることとなった。 しかし移送途中にシャトルはGS54という電気をえさにする有機体に襲われ、駆除に向かったパイロットはやられてしまう。 そのとき突如現れたUSSディスカバリーが、シャトルを回収したのだった。 ディスカバリーでは、保安部長のランドリー中佐が囚人たちを迎えた。 シャトルの修理を待つ間、バーナムはディスカバリーの艦長ロルカ大佐に呼ばれ、研究の補助をすることになる。 変わり者のスタメッツ大尉のもとに配属され業務をこなすが、業務の詳細については明かしてもらえない。 気になったバーナムは、同室になったティリー候補生を偽装し研究室内に侵入。 そこでみたもは不思議な植物のようなものだった。 姉妹艦USSグレンで、研究中の事故があったという連絡が入る。 バーナムはUSSグレンに乗り込んでの回収作業に同行することになった。 USSグレンの内部ではクルーが、ねじれた奇妙な死体になっていた。 機器の回収のため奥に進むバーナムたちの前に、今度はクリンゴン兵の死体があらわれる。 クリンゴンの死体はねじれておらず、どうやら事故後に略奪目的で乗り込んできていたようだ。 バーナムたちの前に、生きているクリンゴン兵が一人現れた。 しかしその直後、彼は未知の巨大生物に襲われる。逃げるバーナムたち。 しかし追い詰められてしまい、バーナムは自分が囮になることを決意する。 巨大生物にフェイザーを撃って引きつけ、狭いダクトを通って逃げるバーナム。 フェデレーション艦の構造を知り尽くしたバーナムは、脱出用シャトルと無事合流し、USSグレンを後にした。 ロルカはバーナムに、極秘に研究していた胞子ドライブを見せる。 成功すれば今までのワープドライブとは比較にならない短時間で、遠い距離を移動できる技術だった。 USSグレン

AmazonがPrime Readingとかいうプライムの新特典を開始したそうです。

ビデオやらフォトやらミュージックやら、いろいろな特典が付いててどれがメインのサービスなのかよく分からなくなってきているAmazon Prime。 なんか、唐突に「Prime Readingを開始しました!」というメールが届きました。 オーナーズライブラリとどう違うんだろうと気にはなります。 ・・・もともとオーナーズライブラリ使って無かったけど。 僕がオーナーズライブラリを使っていなかったのは、 1.読みたい本がない 2.探しづらい 3.月1冊というのもめんどくさい。 という理由から。 まぁ、主に1ですが、もしかして探しやすかったら本当は読みたい本があったのかも知れません。 しかし、探す手間をかけるなら、サクッと買ってその分読む時間を増やしたい訳です。 Prime Reading、ざっと見たところこんなサービスのようです。 1.対象書籍は読み放題 2.現時点で893冊が対象 3.月1冊の制限は(多分)無い。 4.端末の制限もない(PCでも読めるらしい) 5.Amazonのメニューの中に「Prime Reading」という項目があって、対象書籍が探しやすい どうやら使い勝手としてはオーナーズライブラリより全然良さそうです。 探しやすさはホント大事。 しかし現時点ではいかんせん、対象書籍が少なすぎます。 しかも洋書は200冊だけど、ほとんど旅行ガイドみたいなものっぽいし、雑誌も「山と渓谷」とか申し訳ないけど個人的には全然惹かれません。 Amazon.comの同じサービスのページではthousands of(数千冊の)と書いてあったので、日本もこれからラインナップが増えるのなら、使うかも知れません。 プライムのサービスは、フォトとビデオは気に入ってます。 ミュージックはラインナップが微妙すぎて使ってません。 リーディングも今のところ後者かな。 今後に期待しますが。

ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン発売

いよいよ発売となりました、スーパーファミコンミニ。 みなさん買えたのでしょうか? 僕はもう、9/16に10分で終了したヨドバシの予約にあえなく敗退、Amazonの予約は見逃し、ビックカメラ他の抽選販売も軒並み外れてあきらめていました。 が、10/5の9時半頃、Twitterを見ていたら「Amazonで普通に買える」というつぶやきをみて、ソッコーで購入、もちろん定価でゲットできました。 到着は1日遅れて10/6となりますが、定価で買えて良かったです。 残念ながら10時くらいの時点ではすでに定価でのAmazon直販分は完売し、転売屋の分が残るのみとなっています。 また、同時期にヨドバシのオンラインショップでも当日販売を行っていたようですが、こちらもすぐに完売になった模様。 しかしですね、Twitterのタイムラインを見る限りでは秋葉原界隈などでは、用意された在庫数に対して相当余裕がある模様です。 さらに、池袋のビックカメラも、抽選販売は全員当選とアナウンスしています(=残っている) 有楽町のビックは用意している数は超えたようですが、2倍には満たなかったらしいので当選率は高めですし、地方のゲオなどでも、そこそこの数が入荷している模様。 どうやら実店舗ではそこそこ潤沢な在庫があるような印象です。 継続的に生産するというアナウンスもあります。 転売屋でプレミアム価格で買った方は残念ながら負け組となったようです。 実店舗で余裕があるならネットでの販売も少しずつ再開していくのではないでしょうか。 転売屋には手を出さないことをオススメします。

神の船(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP5-2)

スタートレックDS9シーズン5のエピソード2です。 ドミニオンとの交渉の駆け引きとなんとも後味の悪いその結末が見どころですね。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ ガンマ宇宙域の無人惑星でシスコ、ウォーフ、ダックス、オブライエン他数名のクルーが地質調査を実施していると、突然1隻の宇宙船が墜落してきた。 急いで転送し調査に向かうと、それはジェム・ハダーの船だった。 船内に生き残りはいなかった。 シスコはこのジェム・ハダー船を持ち帰り分析するため、ディープスペースナインにディファイアントを要請する。 しかしディファイアントが到着する前にジェム・ハダーの新手が先に現れた。 軌道上で待機していたランナバウトはジェム・ハダーに撃墜されてしまい、シスコは留守を守っていたクルーを失う。 さらに地上に現れたジェム・ハダーに攻撃され、死者を出してしまった。 また、オブライエンの部下ムニスも腹に深い傷を負ってしまった。 シスコたちは墜落していたジェム・ハダー船に籠城をする。 ディファイアントが到着するにはあと2日半。 オブライエンは墜落したジェム・ハダー船をなんとか修理して動かし、脱出しようと試みるが、システムが全く違うためうまくいかない。 そうするうちに、追跡部隊のボルタから交渉があった。 墜落船を返せば、シスコらクルーを無傷でDS9に送るというのだ。 シスコは墜落船を返すつもりはないし、そもそも相手を信頼できないので申し出を断る。 そのとき、墜落船から連絡が入った。 交渉の裏で、ジェム・ハダーが墜落船に転送で乗り込み攻撃を仕掛けていたのだ。 交渉は決裂し、それぞれ自分の船に戻るシスコとボルタ。 どうやら一人で潜入してきたらしいジェム・ハダーは善戦するも、ムニスに撃たれて倒れた。 再びボルタから連絡が入る。 再度の交渉でボルタから出された条件は、墜落船内にある「あるもの」を運び出させてくれれば船もやる、というものだった。 しかしもはや相手を信用できないシスコはこれも拒否。 もはや交渉不能な領域に達していた。 墜落船に籠城するシスコたち。 追跡部隊は砲撃をしてきているが、墜落船にある「あるもの」がよほど大切なようで、直接当ててはこない。 それでも長く続く攻撃はシスコたちに精神的なダメージを与えていた。 瀕死の

可変種の脅威 第二幕 後編(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP5-1)

スタートレックDS9、シーズン5の最初のエピソードは、シーズン4の最後との前後編です。 前編ではオドーが創設者と接触した際に持ち帰った情報によるとガウロンが可変種である、というところで終わります。 (以下、ネタバレ含む) ■あらすじ 着々と臨戦態勢を整えるクリンゴン帝国。 シスコはガウロンが可変種であることを暴く為の作戦を立てる。 ポーラロン放射器が放つ放射線を当てれば、可変種は正体を現すはずだが、4つの装置を同時に起動させなければならないうえ、1度しかチャンスがなく、ガウロンに接近する必要がある。 シスコ、オドー、オブライエンはクリンゴンになりすまし、ウォーフとともに本拠地に潜入することとなった。 偽造した身分で、クリンゴンの式典に紛れ込むという作戦だった。 デュカットの協力を得た一行は、以前鹵獲したバードオブプレイで本拠地に到着した一行。 デュカットはシスコ一行の作戦が終了するまで軌道上で待機するということになっていたが、それを待たずに帰還することを表明。 シスコたちは作戦が成功し、ガウロンの正体を暴かなければ帰れない身となった。 式典が始まり、うまく紛れ込んだ4人は、装置を設置する。 しかし、予期せずシスコが表彰の対象となってしまった。 顔はクリンゴンになっており偽の身分証を持ってはいたが、マートク将軍に正体がばれ、4人は拘束されてしまった。 しかし、4人の「可変種がガウロンに化けている」という説得に応じたマートクは4人を逃がし、ガウロンを殺せ、とせまる。 可変種であれば、死ねば流動体に戻るからだ。 式典の場にたどり着いた4人。 ウォーフはガウロンに戦いを挑み、ガウロンも受けて立つ。 しかし、加勢に入ろうとした味方を殴り倒したガウロンを見て、シスコとオドーは違和感を覚える。 オドーは、実はマートクが可変種であることを見破った。 可変種たちはオドーに対し「ガウロンが可変種のスパイである」という偽の情報を見せてシスコたちにガウロンを殺させ、対立を後戻りできないものにしようとしていたのだった。 正体を見破られた可変種はオドーに迫るがシスコやクリンゴンたちに集中砲火を浴び絶命した。 クリンゴンの暴挙はマートクの扇動が発端ではあったが、一度戦いを始めた以上、容易には引けないガウロンだった。 しかし