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レビュー:小学生向け! サッカー英語ドリル 初級篇【CD2枚付】

川島永嗣(かわしまえいじ)選手といえば、日本代表の正ゴールキーパー。 元フロンターレなんだけど、残念ながら僕がサッカーを見始める前だったので、実際にプレーを見たことはない。 12-13、13-14シーズンはベルギーのスタンダール・リエージュで活躍した。 来年はCLで頑張って欲しい! さて、その川島選手は英語ペラペラ。 海外メディアの取材には普通に英語で答えている。 なにしろ、名古屋の永井が一回スタンダールに移籍した時の記者会見では通訳を務めるレベル。 語学が得意らしく他の言語も話せるらしい。 そんな川島選手がサッカー少年向けに監修したのが本書。 内容的には、シチュエーション別の簡単な会話例分を覚えて、関連した単語と入れ替えて練習するもの。 シチュエーションはサッカーに関連しているものの、専門的な文章では無く(初歩だから当たり前か)、単語を変えればそのまま日常会話として使える内容。 なんというか、以外とフツーで良い。しっかりしている、とでも言おうか。 子どもは好きなことに引っかけてやるとやる気が出たり効率が急に上がったりするものなので、サッカー少年・少女が英語を勉強するにはすごく良いと思う。 サッカー用語は英語そのままがかなりあるので、思ったより英語を知っているという自信にもなるだろうし、言い換え練習のために新しく単語を覚えなくて良いから効率的だ。 あくまでよく出る例文をそのまま覚えてしまおうというスタンスで、文法解説などはない。 説明はないにしても、もう少し自然と文法が意識できる量と構成はとれそうかなとも思うけど、そこはこの本は「初級篇」とのことなので、「中級篇」に期待したい。 まぁ、そんなにしっかり英語が話せるようにならなくても、まずはとっかかりが大事なので、この切り口は有りだと思った。

「県庁おもてなし課」 有川浩

高知県におもてなし課ってのは実際にあるんだそうで。 高知出身の作者が郷土愛全開で書き上げた作品。 有川浩はマーケティングとか好きなんだろうなぁ。 ガチガチおかたい県庁が外部からの刺激もあって、がんばって少ない予算と制約の中で観光を盛り上げていくというお話。 甘さが少ないなぁ~と感じてしまうのは、すでに有川浩テイストにどっぷり浸かってしまっているからでしょう。(笑) 話としてのおもしろさももちろんですが、細かいところまでよく取材されているという印象で、地方観光行政の課題、解決へのアイディアなどとても参考になる内容です。 単純に、新人のプレゼンテーションの参考書代わりに読ませても良いんじゃないかなとも思えます。(マジで)

「シアター!」「シアター!2」 有川浩

さらっと読後感さわやかなストーリーを読みたい時は有川浩がうってつけ。 ということで、シアター!読みました。 有川浩は図書館戦争ではまって、結構好きな作家です。 劇団が舞台の作品というのは珍しくも無いような気がしますが、経営問題を主軸に据えるのが有川流なのかな。 なんとなくイメージ的に、貧乏でも楽しいことやって頑張るみたいな世界だと僕も思ってるんだけど、そのテンションで青春爆走中な展開だとちょっと共感できないんですよね。 県庁おもてなし課なんかでもそうだけど、有川浩はきっとマーケティングとか好きなんでしょうね。 グデグデだった劇団員たちが、徐々に利益を考えるようになっていく様子が応援したくなります。 キャラクターもニックネーム付きで、読者に分かりやすくかつ、浅すぎない作り込みがいつもながらさすがです。 作者はきっと、キャラクター作る時にニックネーム付けるんだろうな。 でもこういう一言キャッチみたいのはつけておくと分かりやすいし、キャラクターを動かしていく上でぶれない指針にもなっているのかなと思います。 1つの誤算は、これ、勝手に完結しているかと思ったら、続くのね。。。 「シアター!」を読み終わって、ん?これ2巻で終わるのか?という若干の不安を抱きつつも、すぐ2巻に突入し、最後まで読んで、んー、やっぱり。orz みたいな。 「シアター!3」はどんなハッピーエンドが待っているのか!? (ハッピーエンドですよね?有川さん!) はたまた、3で終わるのか!? 続いちゃったりするのだろうか?? 早く続きが読みたいシリーズです。

サッカー守備ディフェンス&ゴールキーパー練習メニュー100 (池田書店のスポーツ練習メニューシリーズ) [単行本]

買う前にAmazonでみた時には、ちょっと高めかな~、と思いましたが、届いてみてびっくり。想像よりずっと分厚い。(笑) コストパフォーマンスよさげな予感。 僕自身はサッカーのプレイヤーとしての経験はゼロで、小学一年生の子どもが少年サッカーをしているために買いました。 自主練をしたいと言われるのだが、まだ自分で適切な練習メニューが組める年齢ではないし、僕も分からないので、こういうのでいろいろネタを仕入れないといけません。 小さいうちはまず大事なのはコーディネーション(体を自分のイメージ通りに動かす能力)の向上だと思います。 まぁ、これはサッカーに限らずですね。 それと、サッカーで言えばディフェンスに多くの時間を割くよりは、攻撃(ドリブル・シュート・パス)をまずは練習すべきだとは思います。 が、子どもがディフェンスが上手くいかなくて、どうしたら良いか知りたがっている時にこの本は役立ちます。 精神論で、「前向かせないように!」とか、「プレッシャーかけて」って言うのは簡単だけど、それじゃ子どもは具体的にどうすれば良いか分からない。 というか、大人でも分からない。 ですので、コーチなり保護者なりが、もっと具体的な技術に落とし込んだ説明をするのが先でしょう。 本書のディフェンス編は、1章は1対1なので、自宅で子どもと二人で練習できます。 小学校の特に低学年ならこれだけで十分。 2章以降は味方との連携になるので、チームのコーチには有用。 また、チームで練習していて子どもがいまいちコーチの指示を理解していないなと感じた時に、親がかみ砕いて説明してやる際の基礎知識としても有用。 サッカー経験ないので、セオリーがきちんと解説されているこの本はほんとGOODです。 コーチの指導の意味を自分が理解できるようになりますので、子どもに補足してあげられます。 後半はゴールキーパー技術の説明 これはゴールキーパーを絶対やらない、という方には関係ないかも。 (ある程度知識として知っておくと良いとは思いますが) チームのコーチあるいはゴールキーパーの子をもつ親には非常に役に立ちます。 練習メニューも分かりやすく豊富だし。 なかなか良い買い物でした。 著名な選手が書いてるものではないし、DVD付きでもないし、派手さには欠けますが、内容的に...