戦う勇気(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP5-4)

スタートレックDS9シーズン5のエピソード4です。
今回はジェイクが主人公の重たい話になっています。

(以下、ネタバレ含む)

■あらすじ
ライターの仕事をもらったジェイクはベシアの記事を書くために同行していた。
ベシアの専門的な話はジェイクにはついていけず、伝染病との戦いのようなもっとドラマチックな話を書きたいと思っていた。
ディープスペースナインへの帰り道の途中、2人はフェデレーションのコロニーからの救難信号を受ける。
クリンゴンの攻撃を受けているのだ。
ジェイクは戦場で活躍する医師の話が書けると期待しながら、救援に向かった。

しかし、現実の戦場はジェイクの想像を超えていた。
重傷を負った人々で病院はあふれかえり、助かるかどうか次々に医師たちが判断していく。
見込みの無いものは放置されていた。
ベシアはすぐに治療の手伝いを始めるが、ジェイクは何もできずにただ立ち尽くしていた。

足に深手を負った兵士を看たベシアは、その傷がクリンゴンのディスラプターではなくフェデレーションのフェイザーによるものだと気づいた。
兵士は恐怖に耐えられず、自らを撃ち、病院に運ばれることで前線から逃げ出したのだった。

クリンゴンの攻撃は激しさを増し、ついに病院の発電機がやられた。
このままでは患者が危険なため、ベシアの発案でベシアとジェイクが乗ってきたシャトルの発電機を取りに行くことになった。
転送機が使えないため徒歩だ。

発電機をもって帰る途中、2人は攻撃に遭ってしまう。
ジェイクは恐怖に勝てず、他の全てをうち捨ててただ逃げ出した。

足をとられジェイクは転倒した。
そして気がつくと怪我だらけのフェデレーションの士官がいた。
致命傷を負っているらしい士官を、ジェイクは運び帰ろうとする。
ジェイクは、戦闘から恐怖で逃げ出し発電機もベシアも置いてきたことに対する、自分への言い分けが欲しかったのだった。
しかし士官はすぐに息を引き取ってしまった。

病院に1人帰り着いたジェイクをベシアらが迎えてくれた。
自分を心配してくれた彼らに本当のことを打ち明けられずに沈むジェイク。

ついにクリンゴンは病院にまで到達した。
ベシアらは患者を連れて逃げることを決意。
しかしジェイクはまたも恐怖に体が動かない。
夢中で、現れたクリンゴンにフェイザーを撃つ。
その衝撃で岩が崩れ、道はふさがれた。

ジェイクは救援に来たシスコたちに助けられた。
ジェイクのおかげで道がふさがれ、患者たちが逃げる時間が稼げたと感謝されるが、ただ恐怖におびえていただけだったジェイクは戦争の本当の姿を知ったのだった。
ジェイクはその気持ちも含めて記事を書いた。

■感想
ん~、言いたいことは分かりますけど、別にスタートレックじゃなくてもいい話ではありますね。
正直スタートレック的な見どころはほぼないです。

あえて言うなら、最初は小さかったジェイクもだいぶ大人になったね、ってところでしょうか。

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