我に苦痛を与えよ(スタートレックディスカバリー レビュー / EP1-5)
スタートレックディスカバリー シーズン1のエピソード5です。
前回は胞子ドライブが本格稼働し、USSディスカバリーの圧倒的な能力が明らかになりました。
しかしそうトントン拍子にはいかないですね。
※タイトルが「苦痛を選べ」から「我に苦痛を与えよ」に変更になったようです。
(以下、ネタバレ含む)
■あらすじ
艦隊司令部に呼ばれたロルカはUSSディスカバリーの機動力を活かして前線で戦うことを主張するが、秘密兵器である胞子ドライブを装備した唯一の船とその機密を守りたい司令部は後方に残るよう命じる。
司令部からの帰路につくロルカ。
その途中で移送シャトルを待ち伏せしていたクリンゴン艦に拉致されてしまった。
クリンゴン艦の女艦長は、連星の戦いのあと、ヴォクとともに取り残されていたルレルだった。
艦長が拉致されたことはすぐにディスカバリーにも知らされる。
艦長代理となったサルーはロルカの捜索・救出のために胞子ドライブを使おうとするが、生体コンピュータとして使用している「クマムシ」が弱ってきているという問題があった。
それにも関わらず胞子ドライブを強行起動したため、体力を失ったクマムシは休眠状態になってしまった。
サルーは離脱時にもう一度必要な胞子ドライブを、すぐに起動可能にするようスタメッツ大尉に命じた。
ロルカは高速室で出会ったアッシュ・タイラー大尉とともに小型戦闘艇で脱出。
追っ手に撃墜される瞬間、間に合ったディスカバリーに転送されて無事に救出された。
サルーの合図で再度胞子ドライブを起動し、USSディスカバリーはクリンゴンの宙域を脱出。
スタメッツを称賛するサルーだが、スタメッツから返事がない。
スタメッツは、休眠状態で使えないクマムシの代わりに、自分に胞子のDNAを取り入れ、胞子ドライブを起動させていたのだった。
治療により回復したかに見えるスタメッツだが、異常が起こっていた。
バーナムたちは、休眠状態のクマムシを宇宙に逃がした。
■感想
胞子ドライブは、機械部分は司令部が鋭意複製中ですが、肝心のクマムシの代わりが見つからないということで、稼働するのはディスカバリーのもののみとなっています。
そりゃまぁ敵に取られたくない技術だし、前線に出さないという選択肢は妥当でしょうね。
最後にバーナムがクマムシを逃がしちゃいますが、普通に考えてだめな気がします。(笑)
まぁ、スタートレックはその辺はおおらかじゃないとね、ってところですが。
スタメッツの成果で、クマムシの代わりになるもののめどがついたというところでしょうか。
今回、遺伝子の水平伝播が出てきます。
これ、最近サイエンス好きの間ではよく聴くようになってきた気がしますけど、異なる生物間で、遺伝子が取り込まれる現象のことですね。
遺伝子って親から子へ引き継がれていって、まれに変異して進化が起こるというが良く知られている話ですが、それとはまったく別経路で、体内に入ったウイルスの遺伝子がそのまま宿主の遺伝子の中に取り込まれてしまうなどという原因で、遺伝子が変化するらしいです。
クマムシが胞子と感応できるのは、胞子の遺伝子が水平伝播したためだという仮説に基づき、緊急事態だったことからスタメッツが自分で実験してみちゃったら成功した、ということですけど、まぁうまくいきすぎでしょうね。(笑)
研究はスタメッツ、バーナム、ティリーの3人でやってますね。
ティリーは候補生ながらかなり有望株なようです。
ティリーはいびきがひどいようですけど、スタートレック世界の医学の発達はすごくて、なんか妙なライトを当てるだけでスタメッツの鼻の骨折もその場でみるみる治るのですが、いびきはなおせないんでしょうか。。。
有望と言えばサルー。
今までは単なる臆病者という印象でしたが、ロルカ救出作戦ではさすが、というところをみせました。
まぁでも本人すごい慎重派ですので、こっそり過去の優秀な艦長と自分を比べてみたりするのはおかしいですね。
サルーがコンピュータに出してもらった、過去の艦長リストはジョナサン・アーチャー、ロバート・エイプリル、クリストファー・パイク、フェリペ・ジョージャウでした。
ジョナサン・アーチャーは、第5シリーズ「スタートレックエンタープライズ」で、エンタープライズNX-01の艦長だった人らしいです。
ロバート・エイプリルとクリストファー・パイクは、第1シリーズのエンタープライズNCC-1701のカークの前の艦長2人ですね。
そもそも艦長である時点で相当のエリートですが、エンタープライズは歴代、フェデレーションの最新鋭艦ですので、その艦長は群を抜いたエリートです。
シェンジョウの艦長だったジョージャウがそのリストの中に入っているということは、彼女も相当の実力者であった証拠でしょう。
バルカンの要人サレクから、秘蔵っ子のバーナムを託されたのも頷けます。
そしてもう1人懐かしい人物が出てきています。
クリンゴンに拉致されたロルカが出会ったハリー・マッド。
この人物も第1シリーズに登場している、詐欺的な商売をするキャラクターですね。
ハリー・マッドがこの後も生き延びたことは正史です。
ロルカたちがマッドを置いて逃げたときに捨て台詞を吐いていましたが、また出てくるんでしょうね、きっと。
前回は胞子ドライブが本格稼働し、USSディスカバリーの圧倒的な能力が明らかになりました。
しかしそうトントン拍子にはいかないですね。
※タイトルが「苦痛を選べ」から「我に苦痛を与えよ」に変更になったようです。
(以下、ネタバレ含む)
■あらすじ
艦隊司令部に呼ばれたロルカはUSSディスカバリーの機動力を活かして前線で戦うことを主張するが、秘密兵器である胞子ドライブを装備した唯一の船とその機密を守りたい司令部は後方に残るよう命じる。
司令部からの帰路につくロルカ。
その途中で移送シャトルを待ち伏せしていたクリンゴン艦に拉致されてしまった。
クリンゴン艦の女艦長は、連星の戦いのあと、ヴォクとともに取り残されていたルレルだった。
艦長が拉致されたことはすぐにディスカバリーにも知らされる。
艦長代理となったサルーはロルカの捜索・救出のために胞子ドライブを使おうとするが、生体コンピュータとして使用している「クマムシ」が弱ってきているという問題があった。
それにも関わらず胞子ドライブを強行起動したため、体力を失ったクマムシは休眠状態になってしまった。
サルーは離脱時にもう一度必要な胞子ドライブを、すぐに起動可能にするようスタメッツ大尉に命じた。
ロルカは高速室で出会ったアッシュ・タイラー大尉とともに小型戦闘艇で脱出。
追っ手に撃墜される瞬間、間に合ったディスカバリーに転送されて無事に救出された。
サルーの合図で再度胞子ドライブを起動し、USSディスカバリーはクリンゴンの宙域を脱出。
スタメッツを称賛するサルーだが、スタメッツから返事がない。
スタメッツは、休眠状態で使えないクマムシの代わりに、自分に胞子のDNAを取り入れ、胞子ドライブを起動させていたのだった。
治療により回復したかに見えるスタメッツだが、異常が起こっていた。
バーナムたちは、休眠状態のクマムシを宇宙に逃がした。
■感想
胞子ドライブは、機械部分は司令部が鋭意複製中ですが、肝心のクマムシの代わりが見つからないということで、稼働するのはディスカバリーのもののみとなっています。
そりゃまぁ敵に取られたくない技術だし、前線に出さないという選択肢は妥当でしょうね。
最後にバーナムがクマムシを逃がしちゃいますが、普通に考えてだめな気がします。(笑)
まぁ、スタートレックはその辺はおおらかじゃないとね、ってところですが。
スタメッツの成果で、クマムシの代わりになるもののめどがついたというところでしょうか。
今回、遺伝子の水平伝播が出てきます。
これ、最近サイエンス好きの間ではよく聴くようになってきた気がしますけど、異なる生物間で、遺伝子が取り込まれる現象のことですね。
遺伝子って親から子へ引き継がれていって、まれに変異して進化が起こるというが良く知られている話ですが、それとはまったく別経路で、体内に入ったウイルスの遺伝子がそのまま宿主の遺伝子の中に取り込まれてしまうなどという原因で、遺伝子が変化するらしいです。
クマムシが胞子と感応できるのは、胞子の遺伝子が水平伝播したためだという仮説に基づき、緊急事態だったことからスタメッツが自分で実験してみちゃったら成功した、ということですけど、まぁうまくいきすぎでしょうね。(笑)
研究はスタメッツ、バーナム、ティリーの3人でやってますね。
ティリーは候補生ながらかなり有望株なようです。
ティリーはいびきがひどいようですけど、スタートレック世界の医学の発達はすごくて、なんか妙なライトを当てるだけでスタメッツの鼻の骨折もその場でみるみる治るのですが、いびきはなおせないんでしょうか。。。
有望と言えばサルー。
今までは単なる臆病者という印象でしたが、ロルカ救出作戦ではさすが、というところをみせました。
まぁでも本人すごい慎重派ですので、こっそり過去の優秀な艦長と自分を比べてみたりするのはおかしいですね。
サルーがコンピュータに出してもらった、過去の艦長リストはジョナサン・アーチャー、ロバート・エイプリル、クリストファー・パイク、フェリペ・ジョージャウでした。
ジョナサン・アーチャーは、第5シリーズ「スタートレックエンタープライズ」で、エンタープライズNX-01の艦長だった人らしいです。
ロバート・エイプリルとクリストファー・パイクは、第1シリーズのエンタープライズNCC-1701のカークの前の艦長2人ですね。
そもそも艦長である時点で相当のエリートですが、エンタープライズは歴代、フェデレーションの最新鋭艦ですので、その艦長は群を抜いたエリートです。
シェンジョウの艦長だったジョージャウがそのリストの中に入っているということは、彼女も相当の実力者であった証拠でしょう。
バルカンの要人サレクから、秘蔵っ子のバーナムを託されたのも頷けます。
そしてもう1人懐かしい人物が出てきています。
クリンゴンに拉致されたロルカが出会ったハリー・マッド。
この人物も第1シリーズに登場している、詐欺的な商売をするキャラクターですね。
ハリー・マッドがこの後も生き延びたことは正史です。
ロルカたちがマッドを置いて逃げたときに捨て台詞を吐いていましたが、また出てくるんでしょうね、きっと。
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