サイトのABテストができるGoogle Optimezeがすごい。
GoogleのABテスト用サービスOptimizeというものが正式版になり、無料で誰でも利用できるようになっています。
1つのファイルでパラメータを使った分岐も可能ではありますが、少なくともURLは変わりますし、プログラムやスクリプトでの仕掛けが必要になり、ファイルに変更を加えることになります。
これはやや面倒だし、URLが変わるのはいかにも「テストしてます」感がバレバレでちょっと恥ずかしい。
Optimizeの場合は最初にOptimizeのタグを挿入しておく必要があるものの、一度初期設定してしまえばURLを汚さずに部分的に要素を変更することができます。
これは簡単な変更ならHTMLの知識がほぼなくても可能です。
URLに余計なパラメータが付かないのでテストしていることが分かりにくいのも良いですし、テスト内容の変更もOptimizeの管理画面の設定変更だけで可能です。
これはページ内の複数の箇所に変更を加え、それぞれの最適な組み合わせを探るテストだそうです。
商品写真と背景色の組み合わせ、キャッチコピーとボタンの組み合わせなどいろいろ応用が利きそうで面白いですね。
また、AnalyticsのABテストのように、ページまるごと切り替えるタイプのテストも選べます。
なので、今までのAnalyticsでのABテストをそのままOptimizeに移すこともできますね。
既にタグマネージャを使っている場合は一切Webサーバーのファイルを触らなくても良い、というのは非常に導入の敷居が低くて良いです。
ですので、Analyticsを見ているユーザーとしては、特に違いを意識すること無く今までと同じ方法で結果が確認出来るのです。
ワークフローの変更点が最小限で済むのはありがたいところです。
ちなみに番外ですが、Analyticsを使ったABテスト的な手法として、カスタムディメンションを活用した方法というものがあります。
カスタムディメンションを使うと、サイトを訪れたユーザーやセッション毎にIDを付けてトラッキングが可能になります。
これを利用してID毎に表示内容を振り分け、コンバージョン率を比較することでABテストを行う方法です。
この方法はAnalyticsで用意されているABテストとは別で、カスタムディメンションを使って自前でABテストをするというものですね。
この場合、URLは同じでテストすることができますが、導入が面倒で、Web制作の知識も必要です。
またカスタムディメンションはAnalyticsのビューごとに20個までしか作れないという上限がありますのでちょっと使いづらいところです。
あまりデメリットはないように思いますが、気づくところをあげておくとこんなところでしょうか。
多分必須だと思いますし、まぁ、もしこれ以外の選択肢があっても、これを使うのが簡単で良さそうです。
【Chromeウェブストア:Google Optimize拡張機能】
https://chrome.google.com/webstore/detail/google-optimize/bhdplaindhdkiflmbfbciehdccfhegci
まぁ、別にChromeを使わないという理由も最近ではあまりないような気がしますのでそれほど問題になることはないと思いますけれど、環境が限られているというのはちょっと残念。
少なくとも現在のOptimizeは、特定のページに対してテストを設定して行く方式なので、複数のページに渡る要素で全てをテストしたい場合は、ページ数分だけテストを作る必要があります。
要するにそういうテストには対応していないということですね。
ABテストは欄ティングページ等単体のページに対して行うことの方が多いかもしれませんので、まぁ、問題無いと言えば問題無いか。
複数ページに存在する要素についても、テストは一箇所で行い、結果によって全体に適用すれば良いかと思います。
Analyticsの画面では、「アナリティクス Webテストは引き続きご利用になれますが、今後サポートを終了する予定です」となっています。
Optimizeの方が便利なことは確かなので早めに移行していくのが良いでしょう。
■AnalyticsのABテストとどう違うの? メリットは?
・Google AnalyticsのABテストは(少なくとも標準の手順に従うと)オリジナルページとパターンページを違うURLで用意する必要がある。
オリジナルページと、テスト部分を変更したパターンページの2つを作成し、サーバーにアップするのが基本です。1つのファイルでパラメータを使った分岐も可能ではありますが、少なくともURLは変わりますし、プログラムやスクリプトでの仕掛けが必要になり、ファイルに変更を加えることになります。
これはやや面倒だし、URLが変わるのはいかにも「テストしてます」感がバレバレでちょっと恥ずかしい。
Optimizeの場合は最初にOptimizeのタグを挿入しておく必要があるものの、一度初期設定してしまえばURLを汚さずに部分的に要素を変更することができます。
これは簡単な変更ならHTMLの知識がほぼなくても可能です。
URLに余計なパラメータが付かないのでテストしていることが分かりにくいのも良いですし、テスト内容の変更もOptimizeの管理画面の設定変更だけで可能です。
・単純なABテスト以外に、組み合わせなどのテストも可能。
一応現時点ではβ版と表記されていますが、「多変量テスト」というものも選べます。これはページ内の複数の箇所に変更を加え、それぞれの最適な組み合わせを探るテストだそうです。
商品写真と背景色の組み合わせ、キャッチコピーとボタンの組み合わせなどいろいろ応用が利きそうで面白いですね。
また、AnalyticsのABテストのように、ページまるごと切り替えるタイプのテストも選べます。
なので、今までのAnalyticsでのABテストをそのままOptimizeに移すこともできますね。
・タグマネージャとの相性が良い。
Optimizeはタグマネージャ側にも組み込まれていますので、既にタグマネージャを使っている場合はOptimizeのコンテナIDなどを入力するだけで簡単にサイトにタグを埋め込む事ができます。既にタグマネージャを使っている場合は一切Webサーバーのファイルを触らなくても良い、というのは非常に導入の敷居が低くて良いです。
・テスト結果は従来通りAnalytics上で確認できる
Optimizeの管理画面でも結果は確認出来ますが、Analyticsとヒモつけておくと「ウェブテスト」の項目でも見ることが出来ます。ですので、Analyticsを見ているユーザーとしては、特に違いを意識すること無く今までと同じ方法で結果が確認出来るのです。
ワークフローの変更点が最小限で済むのはありがたいところです。
ちなみに番外ですが、Analyticsを使ったABテスト的な手法として、カスタムディメンションを活用した方法というものがあります。
カスタムディメンションを使うと、サイトを訪れたユーザーやセッション毎にIDを付けてトラッキングが可能になります。
これを利用してID毎に表示内容を振り分け、コンバージョン率を比較することでABテストを行う方法です。
この方法はAnalyticsで用意されているABテストとは別で、カスタムディメンションを使って自前でABテストをするというものですね。
この場合、URLは同じでテストすることができますが、導入が面倒で、Web制作の知識も必要です。
またカスタムディメンションはAnalyticsのビューごとに20個までしか作れないという上限がありますのでちょっと使いづらいところです。
■デメリットは?
ここまでAnalyticsよりも良い部分を書いてきました。あまりデメリットはないように思いますが、気づくところをあげておくとこんなところでしょうか。
・Google Chromeが必要
Optimizeの管理画面自体はChromeで無くても見られますが、パターンを作成するときにChromeの拡張機能を使います。多分必須だと思いますし、まぁ、もしこれ以外の選択肢があっても、これを使うのが簡単で良さそうです。
【Chromeウェブストア:Google Optimize拡張機能】
https://chrome.google.com/webstore/detail/google-optimize/bhdplaindhdkiflmbfbciehdccfhegci
まぁ、別にChromeを使わないという理由も最近ではあまりないような気がしますのでそれほど問題になることはないと思いますけれど、環境が限られているというのはちょっと残念。
・複数のページにわたるテストはできない
共通のメニュー部分など、複数ページに同じ要素が存在している箇所にテストを入れたい場合があります。少なくとも現在のOptimizeは、特定のページに対してテストを設定して行く方式なので、複数のページに渡る要素で全てをテストしたい場合は、ページ数分だけテストを作る必要があります。
要するにそういうテストには対応していないということですね。
ABテストは欄ティングページ等単体のページに対して行うことの方が多いかもしれませんので、まぁ、問題無いと言えば問題無いか。
複数ページに存在する要素についても、テストは一箇所で行い、結果によって全体に適用すれば良いかと思います。
Analyticsの画面では、「アナリティクス Webテストは引き続きご利用になれますが、今後サポートを終了する予定です」となっています。
Optimizeの方が便利なことは確かなので早めに移行していくのが良いでしょう。
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