電子書籍リーダーとしてのKindleとiPad mini比較

4年以上、Kindle voyageという端末を使っていました。



もう今では販売終了になっていますが当時のハイエンドでして、300dpiという高解像度でルビなどの小さな文字も読みやすく、ページめくりも画面のタッチ以外にフレーム部分を押し込むことでも行えるという、なかなかイケてる端末でした。

ただまぁ、そろそろ古くなってきたし、今回iPad mini5を購入したことで、2つ持ち歩くほどでもない(iPad miniで本を読めばいい)んじゃないかと思ってるんですよね。

それぞれ良し悪しがありますので比べてみます。

■Kindleの良いところ

●目に優しい
やっぱりこれは、ね。
iPadの画面も非常にきれいですが、eインクは基本的に紙に近く、ぎらつきが気になるなんてことはないし、目が疲れません。
ここは圧倒的にKindleが優位。

夜、寝る前に読むなんていう使い方だったらこちらの方が良いですね。

●軽い
ほぼ本を読むことしかできませんがその分めっちゃ軽いです。
だからまぁ、iPad miniと同時に持ち歩いても良いんじゃないかという気持ちすら出てきてしまうくらい。(^_^;)
まぁでもねぇ、荷物はできるだけ減らしたいんで、iPadで代用できるなら置き換えたいんですけどね。
とにかくこの軽さはKindleならでは。

●モバイルネットワーク付でも安い
Kindleはwifiのみというものも選べますが、モバイルネットワーク(いまなら4G)付きのモデルを選んでもiPad miniと比べて安い。
iPadのようにいろんなことはできませんけど、本を読むということに特化するならこの安さは魅力なんだよね。

iPadでモバイルネットワークをつけようとすると端末自体が高いし、毎月の通信料もかかります。
Kindleは4Gモデルを選べば通信はタダなんで。

Kindleで何を通信するんだって思うかもしれないけど、複数の端末で電子書籍を読んでいるときの同期(ウィスパーシンク)は使えるのと使えないので全然ストレスが違うんだなぁ。
その他、外出先で突然本が買いたくなった時もつながってないと読めないしね。

ちなみになぜ4Gが無料かというと、Amazonが負担している部分と、書籍のダウンロードなどは販売価格の一部が通信分として差し引かれる仕組みになっているようです。

■iPad miniの良いところ

●動きが早い
ページめくりや辞書を使うときの動きがキビキビ速いですね。

比べてるのがKindle Voyageなので最新のモデルならもう少し早いのかもしれませんが、KindleはiPadのようにぬるぬる動きません。
マシンパワーの問題もあるでしょうし、eインクの画面は書き換えに少し時間がかかるのですよね。この辺は見やすさとのトレードオフなわけです。

●画面分割で辞書を表示すると便利
iPadは画面分割機能が使えますので、Kindleの横に辞書を表示しておくと例えば洋書を読むときなんかには便利。
Kindle付属の辞書はちょっと見づらかったり、定義が不満だったりすることもあるので、専用の辞書アプリを併用できるのはいいです。

物書堂の辞書アプリのように、Kindleから単語をコピーするだけで意味が自動的に表示されるものもありますので標準の辞書とあまり変わらないスピードで使うこともできます。

「辞書 by 物書堂」の使い方はこちら
https://hcondo2000.blogspot.com/2019/04/by-kindle.html

もちろん辞書以外にもメモアプリを表示したり、ブラウザを使ったりすると、読書+αがはかどります。

●カラー
画面がカラーです。
雑誌なんかをみるにはKindleより良いですね。
拡大縮小とかもやりやすいんで、固定レイアウトの本も同じ端末で読めるハイブリッド性はメリット。

■結論

それぞれ良いところがありますね。
ただひと月ほどiPad miniを使ってみて、外出先での読書はこちらで十分用を足すという判断になりました。

逆に画面分割での辞書活用を考えるとiPad mini便利だなーと感じてます。

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