スターフリート（宇宙艦隊）
ディスカバリーのシーズン１が終わってしまったので暇です。
暇なので、スタートレックの世界観についていろいろ考えてしまいます。
スタートレックの世界観で一番大事なのは宇宙艦隊ですよね。
主人公たちは宇宙艦隊士官ですので、これがどういう組織なのかというのはスタートレックを理解する上で欠かせないことです。
さらにディスカバリーでも、サルーやバーナムが艦隊士官としての矜恃を失わなかったことがキーポイントになっています。
初期の構成種族は地球人、ヴァルカン、アンドリアン、テラライトとなっています。
本部は地球のサンフランシスコということで、地球人が連邦および艦隊の中で重要な位置を占めていることが分かります。
カーク艦長やピカード艦長といった有名な艦長たちは、たくさんのファーストコンタクトを行い歴史に残っています。
USSヴォイジャーのジェインウェイ艦長は、マキを追跡する任務の途中で意図せずデルタ宇宙行きに飛ばされてしまいましたが、結果的にカーク艦長に並ぶ程の成果を残しました。
しかしそれも、7万光年先からまっすぐに帰ることなく、途中で出会った興味深い種族との出会いを優先するという、艦隊士官としての目的に沿った行動の結果でしたね。
一応将官・佐官・尉官がいて、その下に一般船員がいるようなイメージです。
ただ軍隊ではないので、階級制度はゆるいようで、乗組員同士は上下関係を超えて友人として交流しています。
また、ほとんどの乗組員が戦闘以外の特殊技能を持っていて、たくさんの科学者が乗っています。
ピカード艦長のエンタープライズD（ギャラクシー級）は乗組員が1000人程と多く、乗組員の家族も随伴していました。
長期間の調査に家族も同伴させるためだと思います。
この点からも、戦闘を第一の任務として想定していない事が分かりますね。
一応ギャラクシー級は、戦闘時には居住区を切り離して安全を図る機能が付いています。
そのなかで一番大事なものがプライムディレクティブですが、「内政不干渉」のようなものです。
艦隊は未知の文明に出会ってもコンタクトしない場合があります。
その基準は、相手の文明がワープ技術を持っているかどうか。
ワープ技術を持っていればファーストコンタクトを行い、連邦に加入するかどうかも含めて交流を図ることになります。
艦隊規則ではワープ技術を持っていない場合には、自分たちの存在を知られないようにする（一切関わってはならない）ことになっています。
・・・まぁ、実際にはストーリーの都合上というか、見つかってしまって困ったことになるわけですけれども。（笑）
銀河を広く探検し、未知の文明と出会って同盟を結び、共に繁栄しようという意図で作られた組織で有り、すべての艦隊士官が共有しています。
スタートレックの大きな特徴として、艦隊士官は基本的に裏切らないという点があります。
過去のシリーズでも、結果的にはディスカバリーでも、攻撃によりマインドコントロールを受けていたり、偽物と入れ替わっていたり、脅迫されている場合など、特殊な条件の場合を除いて艦隊士官は裏切らないし、深刻な衝突もしません。
これがスタートレックが常に描いてきた、理想の未来像なのですよね。
スタートレックの世界はレプリケーターで食料はいくらでも手に入る。
飢えや病気を克服し、連邦内部での争いの種が無い世界なんです。
そして、出会った相手の文化を尊重し、たとえ自分たちの倫理観と違ったとしても干渉しない。
ディスカバリーで、バーナムはロルカに「助けを求めていたら協力した」という意味の事を言っていましたが、まさにこれが艦隊精神なのですね。
テラン帝国の人間の倫理観はバーナムたちと異なりますが、帰還に関して手助けをしない理由は艦隊士官にとっては無い訳です。
クロノスへの大規模攻撃についても、他の解決策を最後まで模索し、「目には目を」で対抗しないのが宇宙艦隊であって、サルーは艦長代理としてこの精神を見事に表現してくれました。
それは「探索」なんです。
派手なドンパチあり、タイムループ、平行宇宙など、スタートレックファンがワクワクする要素をたくさん盛り込んでくれたシーズン１でしたが、そこじゃねえと。
1番大事なのは探索だろう、と。
正直、シーズン２でも、今までのシリーズのように毎週新しい惑星に探索に行くような展開はあまり期待していないけど、「ディスカバリー」という名前なんだから、探索もして欲しいなぁと個人的には思っております。
暇なので、スタートレックの世界観についていろいろ考えてしまいます。
スタートレックの世界観で一番大事なのは宇宙艦隊ですよね。
主人公たちは宇宙艦隊士官ですので、これがどういう組織なのかというのはスタートレックを理解する上で欠かせないことです。
さらにディスカバリーでも、サルーやバーナムが艦隊士官としての矜恃を失わなかったことがキーポイントになっています。
■宇宙艦隊の成り立ち
宇宙艦隊は、惑星連邦の成立のすぐ後に作られた組織です。初期の構成種族は地球人、ヴァルカン、アンドリアン、テラライトとなっています。
本部は地球のサンフランシスコということで、地球人が連邦および艦隊の中で重要な位置を占めていることが分かります。
■艦隊の目的
宇宙艦隊の主な活動目的は探索です。カーク艦長やピカード艦長といった有名な艦長たちは、たくさんのファーストコンタクトを行い歴史に残っています。
USSヴォイジャーのジェインウェイ艦長は、マキを追跡する任務の途中で意図せずデルタ宇宙行きに飛ばされてしまいましたが、結果的にカーク艦長に並ぶ程の成果を残しました。
しかしそれも、7万光年先からまっすぐに帰ることなく、途中で出会った興味深い種族との出会いを優先するという、艦隊士官としての目的に沿った行動の結果でしたね。
■艦隊組織
軍隊式（米海兵隊式？）の階級制度を取っています。一応将官・佐官・尉官がいて、その下に一般船員がいるようなイメージです。
ただ軍隊ではないので、階級制度はゆるいようで、乗組員同士は上下関係を超えて友人として交流しています。
また、ほとんどの乗組員が戦闘以外の特殊技能を持っていて、たくさんの科学者が乗っています。
ピカード艦長のエンタープライズD（ギャラクシー級）は乗組員が1000人程と多く、乗組員の家族も随伴していました。
長期間の調査に家族も同伴させるためだと思います。
この点からも、戦闘を第一の任務として想定していない事が分かりますね。
一応ギャラクシー級は、戦闘時には居住区を切り離して安全を図る機能が付いています。
■艦隊規則（プライムディレクティブ）
艦隊ではファーストコンタクトに備え、外交的な知識もかなり深く教わるようです。そのなかで一番大事なものがプライムディレクティブですが、「内政不干渉」のようなものです。
艦隊は未知の文明に出会ってもコンタクトしない場合があります。
その基準は、相手の文明がワープ技術を持っているかどうか。
ワープ技術を持っていればファーストコンタクトを行い、連邦に加入するかどうかも含めて交流を図ることになります。
艦隊規則ではワープ技術を持っていない場合には、自分たちの存在を知られないようにする（一切関わってはならない）ことになっています。
・・・まぁ、実際にはストーリーの都合上というか、見つかってしまって困ったことになるわけですけれども。（笑）
■艦隊の矜恃
たまたまディスカバリーでは大規模な戦いが描かれましたが、上記のように艦隊は戦いを目的とした組織ではありません。銀河を広く探検し、未知の文明と出会って同盟を結び、共に繁栄しようという意図で作られた組織で有り、すべての艦隊士官が共有しています。
スタートレックの大きな特徴として、艦隊士官は基本的に裏切らないという点があります。
過去のシリーズでも、結果的にはディスカバリーでも、攻撃によりマインドコントロールを受けていたり、偽物と入れ替わっていたり、脅迫されている場合など、特殊な条件の場合を除いて艦隊士官は裏切らないし、深刻な衝突もしません。
これがスタートレックが常に描いてきた、理想の未来像なのですよね。
スタートレックの世界はレプリケーターで食料はいくらでも手に入る。
飢えや病気を克服し、連邦内部での争いの種が無い世界なんです。
そして、出会った相手の文化を尊重し、たとえ自分たちの倫理観と違ったとしても干渉しない。
ディスカバリーで、バーナムはロルカに「助けを求めていたら協力した」という意味の事を言っていましたが、まさにこれが艦隊精神なのですね。
テラン帝国の人間の倫理観はバーナムたちと異なりますが、帰還に関して手助けをしない理由は艦隊士官にとっては無い訳です。
クロノスへの大規模攻撃についても、他の解決策を最後まで模索し、「目には目を」で対抗しないのが宇宙艦隊であって、サルーは艦長代理としてこの精神を見事に表現してくれました。
■蛇足
さて、そう考えたときにディスカバリーのシーズン１で物足りなかったもの。それは「探索」なんです。
派手なドンパチあり、タイムループ、平行宇宙など、スタートレックファンがワクワクする要素をたくさん盛り込んでくれたシーズン１でしたが、そこじゃねえと。
1番大事なのは探索だろう、と。
正直、シーズン２でも、今までのシリーズのように毎週新しい惑星に探索に行くような展開はあまり期待していないけど、「ディスカバリー」という名前なんだから、探索もして欲しいなぁと個人的には思っております。
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