四月は君の嘘
心が疲れているとき、癒されたいときに見て、大正解だった「四月は君の嘘」。
ちなみにまだ全部見てないので、ネタバレなし!っていうか、ネタバレできません!(笑)
■四月は君の嘘
同名の漫画のアニメ化ですね。この漫画家のかた、実は「さよならフットボール」を読んでて知ってたので気にはなっていました。
絵がかわいい、特に唇にはこだわりがあるんだろうなぁという感じ。
いや、それは見ればわかるから、ストーリーの話をしよう
■ちょっと重い
主人公はテクニックはすごいんだけど幼少期のトラウマでピアノが弾けなくなってしまった中学生の男の子。正直ちょっとこの設定は自分には重くて、見始めの時は「癒されたいのにこれ見続けて大丈夫なのか?!」と思ってしまったけど、ヒロイン宮園かをりの明るさに救われますね。
■こんな中学生はおらん
なんつーか、言動すべてが中学生らしくない。(笑)仮に中学生が読んだとしても、自分たちと同じ年代としての共感はないような気がする。
せいぜい大学生くらいのセリフを吐くからね。というかそういうセリフしか吐かないからね。
そういう意味で全体的に中学生が主人公という感じのストーリー展開になっていないし、急に子供っぽかったり大人っぽすぎたり、という雑然とした感じはある。
ストーリーの都合に沿って登場人物が演技しているような雰囲気?
あと、なんとなく全編を通して、エヴァンゲリオンのシンジ君の独白シーンのみをつなげたような感覚すらある。(なんだそれ?)
でもそれでいいじゃないか、おもしろければ!
■いい音で聞きたい
クラシックを題材にしているだけあって、音楽は全体的に素晴らしい。とにかくこれをゆったり聞いているだけでも十分癒されますね。
もちろん登場人物たちが演奏するんですけど、音楽が分からない僕でもなんとなくわかった気になる盛り上げ方はうまい。
こういうの大事だと思うんだよね。
わかった気になるだけで十分満足できるんだから。
iPad proのスピーカーもたいがい良い音を鳴らしますけど、これはSonos Oneで聞いてて本当に楽しい作品だな。
■毎回きちんと泣ける
尺の中にストーリーをうまく落とし込んであって、毎回ちゃんと起承転結がついてくるけど、少年漫画的な次回への引きもあるし、そういう構成はとてもうまい。夜中に見てるんだけど、「あと1話みちゃおう」となって、いつまでも寝られない。
だいたいベッドで横になりながら涙垂れ流してみてます。(表現!)
いろいろなことがありつつも、前向きに音楽に取り組むというがすがすがしいし、元気をもらえる作品ですね。
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