四月は君の嘘 2周目! 4.旅立ち
※アニメ本編すべて+番外編マンガ CODAまで読んだうえでの2週目の感想なので、【ネタバレ】を大量に含みます。
ご注意ください。
■旅立ちの始まり
冒頭から公生のトラウマ前回のお母さんのアップ。
重い始まりですね~。。。
公生が過去を乗り越えるきっかけになるエピソードですから、見るほうにも気合が入るな。
演奏は出だしこそそつなく始まったものの、だんだんと集中していくと音が聞こえなくなっていってしまう・・・。
■集中、集中
このアニメには関係ないんですけど、公生が「集中」というと、「全集中、水の呼吸」とか言い出すんじゃないかとはらはらしちゃうのは僕だけじゃないだろう。(笑)
ともあれ、集中するほど音がバラバラになるという悪循環で、結局公生は途中で演奏をやめてしまうんですね。
この展開、本当もうハラハラして、椿の気分で見てました。
■聴いてくれた人が私を忘れないように。
「聞いた人が君のことを忘れない」というようなセリフは、最初にコンテストを見たときに公生が宮園かをりに言った評価だけど、聴いた人たちに自分の生きた証を残していくというのが、かをりの中でのキーワードになっていきます。もともとコンクールに受かるために素直に弾く気はサラサラないんですけど、自由な音楽を公生と演奏したいという気持ちが、どんどん強くなっていく感じ。
舞台の上だから言葉では会話しないけど、このかをりの気持ちは公生に伝わったのかな。
■やさしかったお母さんの記憶
ここまでの回想シーンでは出てこなかった、病気になる前の優しかったお母さんの記憶が初めて挿入されます。これは公生の変化のきっかけになる大切なシーン。
トラウマを乗り越える第一歩となったところだと思います。
■ちょっと悲しい椿
2人が演奏を再開したことに最初は喜ぶ椿なんですが、たぶん、かをりと公生が、自分の踏み込めないレベルで通じ合ったような雰囲気を感じたんでしょうね~、ちょっと悲しい感じ。
前回椿は「公生が好き」をきっぱり否定していますが、実はそうでもないってことに自分で気づいたということかな。
■渡はいいやつだよ。
主要キャラではあるものの、ちょっと一人ストーリーの外にいる感のある渡。
でもこういうキャラって必要なんだよね、きっと。
今回は特に、演奏のすごさを顔芸で表現するという重要な役割を担っています。(笑)
まず、最初。
2人が最初に弾き始めたとき
渡は小さいころから公生の演奏は聞いていたので、公生がすごいのは知ってるはず。
でもこの驚きようだから、2人の演奏に感じるものがあったのはたしか。
そして一度演奏が止まってから、再開した後。
さらにレベルアップした驚き顔を繰り出してくるとは、、、さすがです!!椿は単純に喜べない事情があるので、こうやって演奏のすごさを視聴者に伝えてくれる役、大事ですね。
■倒れるかをり
いよいよ、かをりの病気がカミングアウトされる瞬間です。
演奏を終わったかをりがばったり倒れる。
体力も気力も使い果たす演奏だったのかもしれないけど、それでも倒れるなんて超不自然。
ここで初めて見てる人でも、何か普通じゃないことがあるんだと気づくんだと思います。
それでもね、最初にみてたときは、ずっと元気に走り回ってたかをりが、死の間際にいるなんて気づかないですよ。
だから、正直ちょっと、「またまたー。マンガ的な大げさな表現出してきちゃって」くらいに思ったのも事実。
なんというか、本当にこの辺、作者の手のひらで転がされてる感じです。
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