はじめてのサッカー4級審判員(1) 資格取得・更新

4月なので、この春から子どもが少年サッカーを始めたという方もいるかもしれません。
僕はなんだかんだで5年ほどみっちり審判として活動してきています。
サッカーの審判については以前にも記事を書いていますが、新しく気づいたことや規則などが変わった点もありますので改めてまとめます。
少年サッカーの審判という視点になります。

■サッカー審判はサッカー未経験でも大丈夫

僕はサッカー未経験です。(というか、運動自体好きじゃなかった笑)
審判やりませんか~、と聞くと「私、サッカーやったことないからできないです」と答える方がいらっしゃいますが、サッカー経験は関係ないです!

むしろサッカー経験のある人の方が、古いルールが頭に残っていて、正しくルールを適用できない場合があったりします。

少年サッカーの審判員に必要なことは、子どもたちを応援しようという気持ちだけ。
あとは競技規則を読んで実地で経験を積めばまったく問題ありません。

■審判の資格の取得方法

4級審判員の資格は、各都道府県のサッカー協会で取得します。
取得方法は都道府県によって異なる場合がありますので、要確認です。
僕は神奈川県で取得しましたが、神奈川県の場合は講習会を受けるだけ。
昼を挟んで全体で5時間程度、1日がかりの講習になります。
講習を受けたけど取得できない、ということは無いようです。

■実際に試合を担当する前に

審判の資格取得講習会では、プロが行うのと同じ11人制サッカーの競技規則を、かなり駆け足で説明するのみになります。
特にサッカーの経験がない方にとっては実際に審判として活動するにあたっては、これだけで審判として試合を運営することはできません。

まず大事なことは、競技規則をじっくり読み込んでください。
試合中のジェスチャーなども図解されていますので、まず知識は頭に入れておきます。
そのうえで、他の試合の審判を良く観察してください。
観察のポイントは以下の点。

1.試合開始までに何をしているか。
副審との打ち合わせ、コイントス、整列して礼など、試合前から主審の主導で運営されています。
この辺は競技規則をみてもあまりわからない部分なので、よく見ておいてください。

2.試合中の主審・副審の動きとジェスチャー
競技規則にも書いてはありますが、実際に試合の中でどう動いているかを見てください。
文字だけでは得られない気付きがあるはずです。
セットプレーの時の立ち位置も注目です。

3.試合中のジャッジ
試合を見ながら、審判がどうジャッジしているかを見てください。
自分の基準と比較すると良いでしょう。
ファウルやオフサイドなど、自分がこうだとおもったものと、実際の判定が同じか違うか、考えながら観ると良いシミュレーションになります。
これについては、見ている試合のジャッジが正しくない場合もありますので、正解不正解よりも、実際の試合のスピードの中で判断していく練習や考える訓練と捉えるのが良いでしょう。

4.試合後
試合後も礼をするなど、主審が中心になりますので、終わりまで見届けましょう。

※この辺については別途記事で詳細をまとめます。

■8人制競技規則の確認

少年サッカーでは、8人制という形式で行われることが多くなってきており、専用のルールが設定されています。
8人制競技規則についてはJFAのサイトに掲載されていますので、少年サッカーの審判を担当される場合にはこちらも目を通しておいてください。
http://www.jfa.jp/laws/

■審判資格の更新

審判の資格は年度ごとなので、毎年更新が必要です。
年末には案内が来るはずですので、忘れないようにしましょう。


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とりあえずは資格の取得と、実際に試合を担当するまでにすることを書いてみました。
子どもたちのためにがんばりたいという皆さんの参考になれば幸いです!

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