Adobe Media Encoder CS6で、動画のサイズを任意のサイズに変更

Adobe Media Encoder CS6の使い方です。
動画(ビデオ)の素材は16:9とか4:3とか、ある程度決まった比率、ピクセル数になっている場合がほとんどです。
が、それをWebで使う場合、ちょっと変な形で使いたいという場合があると思います。
例えば正方形とか、かなり細長い長方形にビデオを切り抜くという場合ですね。
そういうときのAdobe Media Encorderの設定方法のメモです。

(1)動画ファイルを読み込む
(2)ファイル名の下に表示されるオレンジの書き出し設定(デフォルト)を右クリックして、「書き出し設定」を開く
(3)右側中央あたりの「ビデオ」タブを開く
(4)「ビデオのサイズ変更」をチェックして、縦横比固定の鎖を外し、任意の数値を入力する。
 ※例えば640×480のビデオを360ピクセル四方の正方形にする場合は、幅・高さとも360と入力
(5)左側上の「出力」タブを開く。
(6)「ソースのスケーリング」で「出力サイズ全体にスケール」を選択

これで、動画の中央が切り抜かれます。
640×480を360×360にする場合では、左右が均等に切り落とされ、天地は360に併せて縮小されます。


■■中央ではなく、右端など、任意の場所を中心に切り抜きたい場合
書き出し設定の左上「ソース」タブを開きます。
「ソース」タブのすぐ下にある切り抜きボタン(出力ビデオをクロップ)を押し、先に必要な部分を切り取ります。
4:3の動画を16:9にする場合などは、「クロップの縦横比」で「16:9」を選ぶと、比率が固定された切り取り枠が出てきますので便利です。


■■ソースのスケーリングのそれぞれの意味
●出力サイズに合わせてスケーリング
出力サイズとして設定された枠の中で、ソース全体が表示されるように縮小されます。(切り取られる部分はありません)
ソースが足りない分は黒い幕がつきます。

4:3のソースを切り抜かずに16:9に出力する場合では、左右に黒い幕が出ます。

●出力サイズ全体にスケール
出力サイズとして設定された枠全体に動画が表示されます。
はみ出した部分は切り取られます。

4:3のソースを切り抜かずに16:9に出力する場合では、左右は出力枠一杯に広がり、上下ははみ出しますので、切り取られます。
黒い幕は出ません。

●出力サイズ全体にストレッチ
出力サイズとして設定された枠全体に動画が表示されるように、引き延ばされます。
ソースと出力サイズの画面比率が異なる場合は、ゆがんでしまいます。
はみ出しませんので、切り抜かれる部分はありません。

4:3のソースを切り抜かずに16:9に出力する場合では、横に画像が引き伸ばされます。
黒い幕は出ず、切り抜かれませんが、横長になってしまいます。

●黒い境界線に併せてスケール
Adobeの説明をみてもよく分かりません。。。
出力サイズに合わせてスケーリングと同じ結果になっているように見えます。

●出力サイズをソースに合わせて変更
ソースのサイズと出力サイズを合わせます。
ソースの方でサイズの調整が済んでいればこれでOKです。

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