Oculus Goの画質

Oculus Goのレビュー第1弾は画質についての話。


とりあえずNetflixばかり見ています。
というか、ゲームとかあまり興味ないので、動画鑑賞にしか使わないかな~。(^_^;)
要するに僕にとってOculus Goは、「大きなテレビ」という位置づけなので、画質が大事なわけです。

■Netflixのような動画を見る場合、Oculus Goは上下左右を無駄にしている?

Oculus Goってスペック的には2560×1440というピクセル数だそうです。
フルハイビジョンテレビというのは1920×1080ピクセルなので、ピクセル数だけで言えばOculus Goの方が上ではありますが、Oculus Goでは、すべてのピクセルを使って映像を表示するわけではありません。

Oculus GoはVRグラスですので、上下左右、かなり広い範囲に映像が映し出せる必要があります。
視界のかなり端まで画面ば広がっており、それも入れての2560×1440ピクセルなんですね。

当然Netflixを見る場合は、通常そんなに端まで映像が広がっていると見づらいので、ある程度小さめに映す必要があります。

なので上下左右はそういう意味では無駄にしているといえば無駄にしています。
まぁ、メニューを表示したり、リビングルームモードでは家具が見えていたりと、全然使っていないわけではありませんが、解像度的にはハイビジョンには及びませんね。

■それにしてもかなり粗く見えるのはなぜか?

ある程度無駄にしている部分があるのを差し引いても、OculusGoの解像度は高いとは言えません。
明らかにハイビジョンには劣ります。
これはVRなので、画面が必ず正面に表示されているわけではないからですね。
Oculusの1ピクセルは、映像の1ピクセルとしてそのまま使われているわけではなく、例えばちょっと斜めから見ている場合などずれが生じているものを補正して表示していますので、どうしてもボヤっとしてしまうわけです。
これも仕方なくて、たぶん、正面固定で表示してしまうと逆に酔うのではないかと思います。

そんなわけで、一言で言えば、Oculus Goは、画面の粗さは結構目立ちます。

■それでも僕は結構好き

ただね、高詳細だったらいいのかというのはまた別の話だと思うわけですよ。
個人的なことで言えば、4K8Kとか全然興味なくて、フルHDでもきれいすぎるくらいきれいだと思っています。
もちろん映像がきれいに映せるに越したことはないんだけど、動画の体験としての感動はそれだけじゃないと思うわけです。
多少画質がぬるい感じであっても、没頭できる大画面は非常に魅力的。
十分楽しめるクオリティです。

■DAZNなど、Oculus Goのブラウザで見る動画は?

Oculus Goでは、専用アプリが用意されていないDAZNなどでも、ブラウザ経由で動画を見ることができます。
これも便利なんですけど、ちょっと難点が1つ。
画面のサイズがNetflixのアプリのように調節できないのですね。
フル画面表示にするとちょっと大きすぎるような感じ。
特にサッカーのように動きの速いスポーツはきついかなと思います。
それ以外は申し分ないけど、自分はちょっとDAZNのサッカー観戦はきついかなと感じました。

■VRゴーグルに何を求めるかによる

Oculus Goは画質が悪いというようなレビューも多く見かけますし、ある意味それは正しいです。
特に目の前いっぱいに画面が広がりますので粗さがより目立つのが残念に感じてしまうポイントでもあります。

「目の前に大画面が広がる」と言われると、大きくて高詳細なテレビで見られるかのような誤解を受けてしまうからでしょうね。
ここは今のVRゴーグルの限界といってもいい部分で、高詳細を求めるなら買わない方が良いです。

それよりも、目の前に大画面が広がり、映像に集中できるというところで満足できるなら買いと言えます。
この辺は本当は買う前に一回実物を見られると安心できるんですけどねぇ。

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