フロンターレがぐっちゃぐちゃ。

川崎フロンターレが大変なことになっています。
今、こんなに大変なことになっているのって、川崎と神戸くらいなんじゃないかという感じです。

なにがって、急激に来場者が増えすぎて、運営側が対応できていないという点。
(まぁ、神戸の方の事情は分からないですけど)

■ファンクラブも急増

後援会(いわゆるファンクラブ)は、昨年、初優勝に向けて調子が上がってきたことが影響してか、3万人を突破。
これだけでもすごいことなのですが、なんと今年は余裕で4万人を越えました。
今、2019年の後援会会員は申し込みが始まったところですので、もっと増えることも予想されます。
下手すると2年前と比べて2倍くらい。
これは驚異的ですね。

■ホーム戦のチケットは毎回完売御礼

等々力陸上競技場のキャパシティは約26000人。
それが今年はかなりな確率で完売になっているのですが、それに加え、10月の神戸戦以降は後援会会員先行のみで完売という状況も。。。
要するに後援会会員じゃないとチケットが手に入らない、むしろ会員でも手に入らなくなりつつあるというほどになってきてしまっているわけです。

・・・もっともチケット買っても来られなくなる人とかもいるので、来場者数は23000~25000くらいというところでしょうか。

■入場待ちの列がすごい

フロンターレでは朝抽選という制度で、会員先行入場の整理をしています。
試合当日の朝に一度等々力に行って、列を作るのですね。

これが2年前は数百人の前半くらいなものでした。
浦和戦なんかは800人近く来てて、「やはり浦和戦は注目度が高いからすごいね」くらいに思っていました。

しかし今年は土日開催では1000人を下回ったことはないと思います。
もう2000人が日常的になるのも時間の問題。

しかも、どうやら1500人くらいを越えてくると運営の体制が間に合わないらしく、本来なら入場30分前に行われる再チェックが省略されるというありさま。
これは省略されてしまうと、ズルして割り込む人とかいるのでまずいと思うんですよね・・・。

■他のチームと別の意味でのスタジアム問題

等々力は交通の便がいいのでもともと集客はしやすいスタジアムです。
そこにチームが結果を出していることと、かねてからのプロモーションが花開いてきたことが重なり、キャパシティの限界を超えてしまっているという問題が起きています。

10年前は数千人とかが当たり前の状態だったチームがここまで集客しているというのは大成功以外の何物でもないですね。
Jリーグ全体で見ると集客はまだまだですので、他のチームにとっては参考にするべきところがあることでしょう。

しかし本当の問題はここから。
せっかく集客に成功してもそのあとの受け皿をしっかりしていなかいと意味がなくなってしまいます。

上述の入場列のチェックがずさんなど、現状は増えた来場者に対応できていない部分が多々あるので、この辺はしっかり取り組んでいってほしいですね。


本当はすぐに需要に応じてスタジアムのキャパを増やすということができれば理想ですけど、スタジアムなんてそう簡単には変えられないですからね。
しかも等々力は川崎市の所有で、改修計画がすすんでいるところなので、少し待つしかなさそうです。

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