英語多読の効能

ずっと英語多読というのを避けてきていました。
しかしTOEICで900点を超えてなお、リーディングで時間が足りないという状況を改善すべく、一念発起してここ半年、多読に取り組んでいます。

■■多読の効果とは

リスニングと違って、リーディングは自分のペースで進められます。
英文の細かいところまで集中するという点からするとこれは結構重要なこと。
音声が勝手に進んでしまうリスニングでは、例えば短縮された助動詞、弱い冠詞などを聞き逃してしまったとしても、大体の意味を理解して「聞こえた!」と感じてしまうことが多いのです。

リーディングでは自分が能動的に読んでいかないと先に進みませんので、こういう事はありません。
集中力が一瞬途切れても進んでしまうリスニングとは違い、しっかり英文の細かいところまで追うことが出来るのですね。
なので、学習の密度が全然違ってきます。

そしてリーディング力が上がると、具体的にTOEICでは下記のようなメリットがあります。

●リーディング問題が早くとけるようになり、リーディングセクションのスコアが上がる。
●Part3・4の選択肢をすばやく読めるようになり、リスニングも楽になる。

リスニングのスコアアップにも、多読は有効です!

■■何を読む?

おすすめはとにかく簡単なものから始めること。
本を読むときにわからない単語だらけだと、スピードが出ずに楽しめません。
多読を楽しむためにはある程度スピードを上げて読める必要があるので、とにかく優しいものから始めるのがおすすめです。

おすすめは児童書。
ネイティブの子ども向けの本なら、入りやすいものが多いはずです。
少なくとも構文が簡単なものが多く、もし単語が分からなくても、辞書を引けば、構文には悩まずに進めるので、途中で挫折しづらいです。

子どもっぽいのは苦手という場合には、レベル別の学習者向けリーダーでしょうか。
僕自身は児童書が面白かったので、リーダー教材は使っていません。

ちなみに、僕が読んだ本は下記で紹介しています。
Kindle Unlimitedで読める本も多いので、よければ参考にしてみてくださいね。

●レビュー Kindle英語多読のおすすめ
http://englishbooksrecomend.blogspot.com/


■■どう読む?

一部界隈では、わからない単語があっても調べない、という方法が勧められています。
しかし僕はやはり調べることをおすすめします。
わからない単語を予測していく方が確かにネイティブの学習方法に近いかもしれませんが、調べてしまったほうが正確にわかるし、早いです。

特にKindleには辞書が標準装備ですので、僕はどんどん調べてハイライトをつけています。
気が向いたらあとで復習する場合もありますが、大体はそのまま。
それでも単語は増えていっている実感はありますね。

また、もうちょっと気合を入れたい人には、オーディオブックの活用もおすすめ。
一度読んだ本で気に入ったものは、オーディオブックも購入して文字を見ながら聞いたりしています。
リスニングも鍛えられますし、チェックした単語の復習などにも役立ちます。


■■まとめ

今まで避けていたことを大後悔しているほど、多読はメリットが沢山。
さらに洋書が読めるようになると読書としても幅が広がります。

まずは楽しめる本をさがすことが第一。
あとは上記で紹介した僕の方法も参考に、自分なりの多読法を探してみてくださいね。

コメント