TOEICのPart3、Part4で問題文の先読みは必須か?

TOEICの対策本やサイトを見ていると、ほとんど必ず書いてあること、それは「Part3、4では問題用紙の英文を先に読んでおく」ということ。
だけどちょっと待って! それって本当に必須なの?

990点を目指すという観点から考えてみます。

■問題文を先に読むメリット

メリットはあきらか。
問題文を先に読んでおくと、どこに焦点を置いて聴けば良いかが分かります。
こういうのはリーディングでも有利なテクニックですが、1度しか音声を聞けないリスニングにおいては非常に有効であることは確かですね。

■デメリットは?

デメリットはあるかというと、良いペースで解けていけている分にはあまり無いと思っています。
ただたまにつまずく問題ってあるんですよ。
少し考えてしまって解くのに時間を要してしまうようなやつが。
そうすると次の問題を先読みする時間が無くなります。
こうなると、メンタルの問題という気もしますが、先読み無しで次の問題に挑まなくては行けないというのが、僕はちょっと焦るんです。

それと先読みして行こうと思うと、かなり手早く解いて次に進まないと行けないので、集中力もかなり必要かなと思います。

■先読みしないと解けないの?

そんなことないです。
そもそも出題者は、先読みしないで解くことを前提に問題を作っているはずです。
また、前述の通り、先読みできなかった場合でも問題は解かないといけないので、結局、先読み無しで解けるだけのスキルは必要なんですよね。

■結論:先読みは不要!

あくまで僕の個人的な結論ね。
990点を目指すようなレベルの場合、リーディングのスピードもそれなりに有るはずです。
それだけの力がある場合、Part3、4程度の問題文と選択肢は一瞬で読めます。
読めるなら先読みしても良いじゃんという考え方もありますけど、Part3、4の会話やアナウンスはせいぜい40秒弱、100語程度であることを考えると、別にちゃんと聴いていれば記憶できる程度なんですよね。

僕は45分のリスニングの間、集中力マックスで前の問題を解いたらすぐに次の先読みをするということを続けられる自身があまりないです。
また、当然、先読みできなかった場合も対応出来る必要があるので、それなら先読みしない方に統一する方が気持ち的に楽なのです。


補足ですが、実は先読みしなくても、どの辺が問題になりそうかというのは、模試をたくさん解くと分かります。(笑)
3回分くらいやれば十分かと思いますけど、「あー、この会話文だときっとこういう問題だわ」という傾向が分かってきたりしますので、そういう意味でも問題文の先読みは不要かなと思ってます。


ここで言いたいのは、先読みにメリットがあることは認めます。
しかし、一様に先読みが必須とする必要も無くて、自分のやりやすい方法を探せば良いということ。
コレに限らずいろいろなテクニックの紹介があったりしますが、それが自分に合っているかどうか、考えながら採用する・しないを判断していくことが大事かと思います。

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