Kindle Unlimitedおすすめ:TOEIC(R)テスト Part 3 & 4 鬼の変速リスニング



「スパルタやで!」という帯がやたらキャッチーな本書。
最初に言っときますけど、この本はTOEIC対策のリスニング力向上に、めっちゃ効果的だと思います!
これがタダとはおそるべし!

■どんな本?

本、と言いますが、どちらかというと本体は音声。
ラジオ講座的な感じと思っていただけると分かりやすいかなと思います。
本には問題文が印刷されているほか、解説文も有りますが、基本的に音声で全部解説してくれますので、問題文以外はあまり読む必要は無いです。

7日間×4週間で終わる講座形式になっています。
1回の構成はこんな感じ。↓

まず2.5倍速(鬼速)から聞き始めて、2倍(爆速)、1.5倍(快速)、1倍(等速)で問題に答える。
一応、不安な人向けにはキーワードヒントと0.7倍(亀速)も付いています。
その後問題の答え合わせをしながら、解説を聞く。

そして本番はココから。
リピ―ティング、オーバーラッピング、シャドウイングという口を動かす練習を1倍、1.5倍の音声を使ってみっちりとやるようになっています。

■レベル感は?

「スパルタやで!」となっているとちょっと身構えますが、前提として必要なスキルのレベルが高いというよりも、きっちり付いていく精神力が必要という意味ではないかと思います。
最後の方の1.5倍でのオーバーラッピングとシャドウイングは、なかなかハードなトレーニングです。
しかしながら、いきなりそこまで出来なくても、出来るレベルで練習をつんで、やがてたどり着こうという気持ちさえ有れば大丈夫。

Amazonの紹介ページでは「対象レベルTOEICテスト300点台~」と書かれていますが、確かにやる気さえあればそのレベルでもついて行けると思います。
ただ、現実的に一番向いているのは600点台くらいからでは無いかなというのが、僕の個人的な感覚です。

またこの本は耳を鍛えるものですので、単語や文法は別に学習する必要がありますね。
本書をキッチリ終えれば、耳に関して言えば、TOEIC900点レベルになれると思います。

■体裁など

この本はリフローになっていますので、Kindleでハイライトを付けることが出来便利です。
難点は、文字の大きさによっては英文本文が1ページに入りきらないことかな。
文字を見ながら音声を聞くとき、ページの移動がKindleではちょっと面倒と感じる時があります。(これは見ている端末とか設定によるので一概に言えませんが)

■まとめ

この本は定価で購入しても安いと思える名著だと僕は思います。
今、第4週の3日目に突入し、もうすぐ終わるので、終わったらしばらく置いてからもう一度読み直したい、そんな本です。

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