スタートレックにおける、タイムトリップ

ディスカバリーも佳境ですが、平行宇宙から戻ってきたはずみに、前の時点よりも9ヵ月先の、彼らにとっての未来に到達してしまいました。

ディスカバリーで時間が飛ぶのは2回目、最初はハリー・マッドが攻撃してきたときですね。

タイムトリップはスタートレック世界では頻繁に登場します。
光速を超えた宇宙旅行が日常的な時代では、比較的良く起こりうる現象なのかもしれません。


■「可能性の宇宙」とは。

過去に戻って歴史に改変が加えられた場合、元々のタイムラインとは別の歴史が新たに発生することになります。
この時、メインではなくなったタイムラインを可能性の宇宙と言ったりします。
何がメインで何がメインで無いかというのは主観的な問題で、本来的にはすべて平等に存在しているはずですが、物語の都合上、もっとも結果的に良かったタイムラインが、今後の主軸になるようです。(笑)

この辺はあまり科学的な正確さを考えない方が良いですよね。
スタートレックでもちょっと一貫していないところがあって、過去を改変すると現在が変わる(タイムラインは1つで可能性の宇宙が存在しない)という解釈に基づいているエピソードもあります。
逆に色々な可能性のタイムラインが並行して存在していてテレビで放送されているのはそのうちの1つというような解釈も有ります。(過去を改変すると、新しい宇宙が増えるが、古いものもそのまま残る)

■ディスカバリーでの解釈は?

ただ、テラン帝国のある平行宇宙(ミラーユニバース)自体が、可能性の宇宙で有り、そう考えるとディスカバリーは基本的には複数(多数)の宇宙が並行して存在していると設定しているのではないでしょうか。
・・・今後、過去の改変で未来が変わるエピソードがあるかもしれませんけど。

だいたい、面白ければ良いじゃない、くらいな適当さもあっていいと私は思ってますので、この辺は深く気にしない方が良いです。


■ディスカバリーが戻るには?

スタートレックディスカバリーの時代において、自由に時間旅行をする技術はまだ無いです。
新スタートレックでは26世紀からのタイムトラベラーが来ていますし、ヴォイジャーでは時間犯罪を防ぐ組織の存在が確認出来ます。
なんにせよ、この時代の連邦の技術では、自在に時間を移動することはできないはずですが、胞子ドライブで何とかしちゃうのでしょうか。

ディスカバリーが戻った9ヵ月後の世界は、クリンゴンが戦争に勝利しており、いわゆる正史と違いますので、何らかの手段で戻ってそうならないよう修正するという流れだと思います。


個人的には、この時、ストーリー的には最初の時点まで戻って、(皇帝では無い元の宇宙の)ジョージャウを救い、ロルカの企みを最初から無かったことにして終わるのでは無いかと勝手に予想しています。
つまり、ディスカバリーシーズン1のほぼすべてを無かったことに。(笑)
まぁ、ジョージャウに生きていて欲しいという希望もありますしね。

あと2話。どうまとめるかが楽しみです。

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