Netflixドラマのオープニングについて語ってみる。

ドラマのオープニングって、必要なのかどうかとか考えてしまうこともありますが、Netflixって最近大胆なんですよ。
観ている環境によりますけど、連続でエピソードが再生される時って、オープニングと全開のあらすじはカットされるんですよね。
そうでない場合でも、オープニングが始まると「イントロをスキップ」というボタンが表示されたりして、とにかくオープニング(イントロ)に対する扱いが軽い。(笑)

Netflixは全話一挙公開で、一度に見てもらう事を大事にしているというのもあって、その場合オープニングとあらすじは不要と考えているのでしょう。

とはいえ最初から無しにするのではなく、一応作ってあって飛ばす、というのがどうも。。。

オープニングも結構心を打つものもありますので、たまにはそこにスポットを当ててみたいな、と。

■The Crown




エリザベス女王を中心に描いた歴史ドラマ「ザ・クラウン」

暗闇の中から、液体のようなものが何かを作り出します。
生長中の植物のようにも、軟体生物のようにも見えます。
そしてそれがどうやら金属らしいという事が解り、徐々に細部から全体へ。
タイトルの通り王冠だったのですね。

まだ若かったエリザベス女王が、父である先王の逝去により即位し、女王としてのあり方を模索していくような、ドラマにふさわしいオープニングです。

このドラマ自体が好きなのもありますけど、オープニングだけでも泣けそうなすごさです。


■マーベル デアデビル


血のような赤い液体で人の顔が形作られていきます。
主人公のマット?と思いきや、体全体が見えると女性のようにも見えます。
天使か悪魔か、男性か女性か、盲目のマットが知覚する世界の不確かさを表しているようです。
街並が次々と描かれ、最後にデアデビルの後ろ姿が登場します。

マーベル デアデビルは、僕がNetflixで一番最初にみたもので、とにかくNetflixオリジナルドラマにこれだけハマるきっかけになったすごいドラマでした。
正義を守るために暴力を使わざるを得ない葛藤が、オープニングから表現されていてゾクゾクします。

■StarTrek:Discovery



新しめのもの、だけどオリジナルのスタートレックテイストも盛り込んだ贅沢なオープニングです。

出だしからしてオリジナルシリーズを彷彿とさせるサウンド。
そして飛行するディスカバリーの合間に出てくる懐かしいアイテムたち。コミュニケーターにバトラフ。
最後もオリジナルシリーズのモチーフを使って、飛び去るディスカバリーという念の入りよう。

新しいシリーズではあるが、旧作のファンを満足させなければいけないという難しいミッションですが、内容は別に語るとして、オープニングは大成功と言えます。
欲を言えば「Space, the final frontier.」のナレーションが欲しかったな~。



特に印象深かった3つのオープニングをあげてみました。
これからも、「どんどん話を進めたいからオープニングを飛ばしたい、でもオープニングを観ると盛り上がるから飛ばせない~!」と悩んでしまうようなものが出来てくることを期待します!

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