スタートレックディープスペースナインを観終わってヴォイジャーへ。

新スタートレックを観終わった後、順番通りディープスペースナインに進んだのですが、最初「あれ?これどうなの?」と思いましたよ、正直。

まず冒頭からして「Space, the final frontier.」で始まる口上がない。
そりゃ、宇宙船で出かけないでスペースステーションに駐留しているので当たり前なんですが、初代から新スタートレックまで続いていた、エンタープライズの冒険譚とは全然違うのですよね。
舞台が固定されてしまうとストーリーの展開がマンネリ化するのかなという懸念もありました。

しかしそこはさすがスタートレックですよ。
逆に舞台や登場人物の変化が乏しいことで、それぞれの物語の掘り下げが深く、いつの間にか重厚な物語になっていきました。

ディープスペースナインは登場人物が雑多というのも特徴です。
なんだかんだいって、艦隊士官はみな規律正しく、敵に操られたりしない限り裏切りもしない、しかもエンタープライズの士官は全員エリートですので、みんな切れる切れる。

ディープスペースナインも最前線ですので優秀な人材が多いものの、バーの店長のクワークとバーの常連客やコンパニオン、つかみ所の無いガラック、地元の宗教的指導者など、艦隊士官とは行動規範の異なるキャラクターがレギュラーで登場しています。
シスコには、ピカードとはかなり違う資質が求められていますね。

で、この辺は見どころと言えば見どころ。
しかし、全部観終わってヴォイジャーの1話目を見たときに気づきました。
「求めていたのは、こういうスタートレックらしい艦長だ」と。

ディープスペースナインは面白いです。
特にシーズン中盤以降、大きな戦争の機運が高まってくるあたりからは最高だし、クワークやガラックも、今までに無い新しい魅力のキャラクターです。

しかし「スタートレックらしさ」で言えば、やっぱりヴォイジャーなのかなぁ。
バルカン人がレギュラーだし!(笑)

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