スタートレックディスカバリーのクリンゴンのデザインの作り方

スタートレック ディスカバリーの大きな特徴の1つは、大きく変わったクリンゴン。
顔も衣装も、今までのシリーズとは大きく違っていて、スタートレックファンは、「え?」って思ったはず。

クリンゴンの再デザインについて、スタートレックディスカバリーの公式サイトに記事があったので紹介いたします。

●オリジナル記事
 http://www.cbs.com/shows/star-trek-discovery/news/1007645/how-the-klingons-were-reimagined-for-star-trek-discovery/


■=====内容ここから
「クリンゴンに関しては、今までみたことがなく、でもクリンゴンだと分かるものにしたかったのです。また、私が好きなアーティストのH.R.Gingerの影響を多分に受けています」(クリーチャー・コンセプトデザイナー、ネヴィル・ペイジ)

 デザインスタジオでは、クリンゴンのデザインのために彫刻と3Dプリントの技術を組み合わせ、最適なデザインを模索しました。
(※彫刻と言っても、デジタルの彫刻ソフトのようです。そこから3Dプリントに出すという行程がAfterTrekで解説されていました。)


鎧と船のデザインについては、過去のシリーズと現実の歴史を参考にするという手法がとられました。
「私たちは過去のコスチュームのパーツをみて、それを拡張しようとしました。ビザンツ式やモンゴル式などです。しかし、できあがったものを見て頂ければ、『まさしくクリンゴン式だ』と感じると思います」(クリーチャー・メイキャップデザイナー、グレン・へトリック)
「飾りはクリンゴンの伝承に基づいています」 (ネヴィル・ペイジ)

「初めて、自分たちの作ったクリンゴンの衣装、メイク、船、そしてアイディアの統合や形、色をみて鳥肌が立ちましたよ」 (グレン・へトリック)
 ■=====内容ここまで

ややまとめましたので逐語訳ではありませんのでご了承を。

確かに、最初見たときはすごく違和感がありましたけど、エピソード9まで観た今、これをクリンゴンだと受け入れている自分がいます。

ただ、なんだろう、個人的にはちょっとやり過ぎな感じも受けたりしています。
スタートレックって、出てくる宇宙人のほとんどが人類に近いヒューマノイドなご都合主義タイプで、「まぁまぁ予算の関係とかあるしね」くらいなゆるさが良かったという面もありますので。
今は予算も技術も違って、昔よりいろいろできるようになっていますので、クリエイターは作り込みたいし、ファンもそれを求めるというのも分かりますけれども、何もかもが全部盛りじゃなくても良いんじゃないかなと思うんですよね。

ま、今回のクリンゴン、カッコイイですけどね。
僕はウォーフとマートックが好きです。



各話毎のレビューはこちら
1 バルカンの挨拶
2 連星系の戦い
3 支配する者
4 殺戮者のナイフは子羊の悲鳴など気にかけない
5 我に苦痛を与えよ
6 忘却の川
7 正気を狂気に変えるマジック
8 汝、平和を欲するなら、戦いに備えよ
9 深き森の奥へ

コメント