ルヴァンカップ決勝について思うこと

川崎フロンターレサポーターです。
ルヴァンカップ決勝に4回目の出場を果たしたフロンターレの応援で、2017/11/4、埼玉スタジアム2002に行ってきました。

結果はご存じの通り、セレッソ大阪2-0川崎フロンターレということで、セレッソがクラブ史上初タイトルを獲得することとなりました。

もうね、この件に関しては触れたくないんだけど、書かないと先に進めない気がするので書きます。

■開始1分のミス

エドゥを戦犯にすることだけはしたくない。
結果的にミスはあったが、最初の入り方の集中力が全体として高くなかったというか、どうしてもこういう大舞台での過剰な緊張が出てしまうのがフロンターレ。
こればかりはね、シルバー集め続けてしまったからこうなってしまった。
どこかで跳ね返さないと一生優勝できないけど、今回はできなかった。

■空白の90分

1分で先制されても今のフロンターレのサッカーで点が取れないということは全く想像しなかった。
早々の失点よりこちらの方が罪が重くて、単純にいえば90分間何もしていなかった。
実はそれはセレッソも似たようなもので、1点を守りつつカウンターを狙うというプランはあったようだが、はっきり言ってどちらのチームも90分のあいだ持ち味が出せない退屈な時間が続いた。
お互い劇的な勝利でトーナメントを勝ち進んできたのに、決勝で観客に見せるサッカーがこれで良いのかと思うのよね。
ただただ時間だけが過ぎていった。

合わないケンゴのパスを見続けているうちに、僕らはだんだん最悪の事態に気づき始めた。

■そして意味の分からない結果

90分+2にセレッソに追加点を取られて実質的に試合は終了したが、そんなことはもうどうでもよくて、とにかく「いつものサッカーができていない」というところに行き着くと思う。
健勇がMVPという点からしてもう、まったく意味が分からない。

■何が原因だったのか

私見にすぎないけど、監督のマネジメントだと思ってます。
選手は良いときも悪いときもある、相手との相性もある、その中でベストなチョイスをする責任は監督にあります。
パフォーマンスに改善の余地があるときの指示、試合前からのメンタルの持って行き方などのマネジメントもですね。

正直な話、この試合での中村憲剛は良くなかったと思う。
憲剛をやり玉にあげている訳では決してなく、疲れだったり相手との戦術の欧州の中では、どんな選手だってうまくいかないときはあるわけです。
それを修正するのか、周りとのやりくりで変えていくのか、別の選手にするのか、そこの決断がうまく行っていなかったですね。
事前の準備の問題もあるかもしれませんが、僕は試合しか観ていないので、その場のことで判断するなら、阿部ちゃんの投入は憲剛との交代にすべきだったと思っています。

ただ、ACLで浦和レッズに負けたときに憲剛を早々に下げて守り勝つ明確なメッセージを出しながらも、憲剛がいなくなったことで崩れてしまったシーンを見てますので、鬼木監督としては憲剛の精神的支柱としての大きさを取ってしまったかもしれません。

憲剛は攻撃の選手ですが、先日の状況で逆転しなくてはいけない流れでは、下げてもチームは崩れないと思います。
逆転して勝つのは得意なチームなはずです。

鬼木監督は監督キャリア1年目ですので、まだまだこれからでしょう。
1年目なら上出来、という評価だってできるレベルです。

しかし、僕らはタイトルが欲しかった。
まだ少ないながらもリーグ制覇の可能性は残っていますし、残り3試合、どうサッカーをしていくのかは注目したい。

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