格安SIMの月3GBでできること。

SIMフリー携帯に乗り換え、IIJmioの格安SIMを使い始めて約2年になります。
2年間の使用感をふまえ、格安SIMをレビューします。

※情報は記事作成時点のもの。その後変更になっている場合があります。

■スペック

僕が契約しているIIJmioのミニマムスタートプランの仕様はこんな感じ。

・月額料金:1600円(データ通信900円+音声通話600円)
・SIMカード:最大2枚まで利用可能
・高速通信:3GB/月(あまった分は翌月まで持ち越し可能)
・低速モードあり(最大200kbps)
・通信規制:低速モード時に3日間で366MBを越えると制限の可能性あり
・音声通話:20円/30秒(専用アプリみおふぉんダイヤル使用時は半額)
・通話定額オプションあり:誰とでも3分家族と10分=600円/月、誰とでも10分家族と30分=830円/月
・SMS送信:3~30円/回(国内)

IIJの特徴は、最低プランでも高速通信が3GBとなっているところ。
1GBから選べる会社も多いですが、IIJmioは、基本が3GB・6GB・10GBの3プランとシンプルなプラン構成になっています。

とにかく一番安くしたい、という目的で言えば最低プランが3GBだと選びづらいですね。
しかし、後述しますが実際のところ3GBというのはちょうど良いボリュームだと思っています。

■高速通信について

IIJmioでは、クーポンという形で毎月プランに応じた高速通信の容量が追加されます。
ミニマムスタートプランの場合は3GBですね。
クーポンの使用量は利用しているスマートフォンに「みおぽん」というアプリをインストールすることで確認ができます。
このアプリはクーポンのオンオフもできますので、低速通信もうまく使って行くには必須ですね。

前月の残り分も繰り越されますので、1GB残った状態で月をまたぐと4GBに増える、という感じです。
ただし、翌々月までの繰り越しはできませんので、繰り越し込みで4GB残った状態で月をまたいでも6GBになります。
要するに2ヵ月分が最大ということです。

高速通信のスピードは、おおむね良好。
ランチタイムなどの混雑時には速度が低下するようです。

僕はスポナビライブでサッカーを観ますが、ランチタイムは「低画質」でしか観られないということがよくあります。
「低画質」は、引いた映像の時は、選手の区別が付かないレベルなので、あまり鑑賞には堪えません。
この辺はちょっと残念なところですね。

まぁ、そういった我慢が必要な場合もありますが、普通にメールやWebを使う分には十分と言えます。

ちなみに、ざっくりとですが、スポナビライブで1試合(約120分)を視聴すると600MB~800MBくらいは覚悟した方が良いかなと。
Netflixは画質設定ができますのでもっとはっきりしていて、低画質にした場合、120分で500MB程度です。

出先でスポーツをたくさんみる方だと3GBは厳しいでしょうね。

■低速通信

さて、通信容量を節約するには、うまくチケットのオンオフを切り替える必要があります。
チケットを切った場合は最大200kbpsとなってしまいますが、意外といろいろな事ができるもので、例えばこういうのは全然大丈夫です。

・LineやSkypeでのメッセージのやりとりや、音声通話
・radiko
・youtube視聴
・Google Playミュージック

意外とメディア系も行けますね。
逆にいけてしまうので気をつけたいのは、低速時には3日で366MBを越えると通信制限の可能性がある、という点。
低速でのYouTubeの観すぎを気をつけなくてはいけないというのはなんかちょっと不思議な感覚ですが(笑)、適当にオンオフを切り替えましょう。
音楽やラジオはずっと流しっぱなしにしがちなので、通信量に注意。

これに加え、NetflixやAmazonプライムビデオの動画ダウンロードを使えば、高速通信を節約しながらも、外出先でもかなり楽しめます。
(NetflixとAmazonプライムビデオは、端末に動画をダウンロードしておき、オフラインでも視聴できる機能があります)

■なぜIIJmioを選んだか

格安SIMという仕組み上、正直どこを選んでも品質や価格にほとんど差はないはずです。
格安SIMの会社は間借りした回線を売っているだけですので。
だから何となくの好みなんですよね、結局。
一番の決め手は、サイトがきれいだったから、という理由だったりします。
とはいえ、2年間使ってみて特にトラブルも無いし、乗り換えの時もスムーズだったし、不満は全くありませんね。

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