英語リスニングおすすめ動画:How to spot a misleading graph - Lea Gaslowitz
How to spot a misleading graph 「ミスリードを誘うグラフを見抜く方法」
ということで、とても興味深い話ですね。
そもそも統計というのは恣意的になりやすく、客観的であることはとても難しいものです。
ニュースしかり、ミーティングなどで出てくる数値しかり、プレゼンターが主張したい内容に合わせてそれを裏付ける(ような)データを出してきますので、見る側はそれが本当に客観的かどうかは注意する必要があります。
さらにこの動画のようにグラフでビジュアル化することで、より印象的なミスリードを誘うことができます。
冒頭の棒グラフ。
各社のパーセンテージを比較するものですが、縦軸(Y軸)が、95から100になっています。
パーセンテージですので本来的には0から100になるべきですが、差を印象付けるためにスケールを操作しています。
結果CHEVY社がTOYOTA社の2倍の信頼性があるかのような印象を与えます。
またX軸の比率を変えたり、特定のポイントのみを抜き出して再構成することで全体の変化の形状を操作したり、スーパーボウルの視聴者数のように、率ではなく数で表現することで視聴率が倍増しているような印象を与えるグラフが出てきます。
(実際には人口増加にともなって視聴者「数」が増えているだけで「率」はあまり変わっていない)
温暖化についても長期と短期のグラフではだいぶ受ける印象が変わりますね。
英語的にはナレーターが早口なのと統計の話なので少し難しめ。
でも話は面白いです。
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