サッカーの試合時間が60分に? 大幅なルール変更が協議されている模様。
サッカーの競技規則を作っている国際サッカー評議会(IFAB)が、かなり大胆なルール変更を検討しているっぽい。
BBCのサイトで上げられている例は以下。
・試合時間を30分ハーフ(60)分に。
・フリーキック、コーナーキック、ゴールキックで自分へのパスを可能に。
・スタジアムの時計は主審の時計と連動して停止・再開する
・ボールが動いていてもゴールキックが可能に。
・ゴールキックはボールが出た方向と同じエリアで行われる
・ハンドの基準明確化
・手を使って得点、または得点の阻止をした選手はレッドカード
・ゴールキーパーがバックパス、味方のスローインを手で扱った場合はPK
・ゴールライン上または近くで、ハンドで得点が阻止された場合は主審は得点を認めることが出来る
・ハーフタイム、または試合終了の笛は、ボールアウトオブプレーの時のみに吹ける
・PKは得点したかどうかに関わらず、ペナルティエリアに侵入して続けてプレーすることは出来ない
まだ情報が出てきたばかりで、どのくらい本気なのか、どういうタイムラインで検討するのかもよく分かりませんけど、何がしたいのか今のルールとも比べながらちょっと考えてみた。
そしてご存じの通り、前後半それぞれ追加タイムが数分追加される。
追加タイムというのは試合中に空費された時間を補うもので、2016/17競技規則では下記を空費時間として追加すると規定されている。
ただし、これは個人的な意見だけど、全てを足すようなことはしていないと思わて、テレビ放送などの商業的な都合もあるので、だいたい前半1~2分、後半3~5分くらいが相場になっているようだ。
よくサッカーを観る人は、各国のリーグとW杯などで、追加タイムの扱いが違うことにも気づくはず。
例えばイングランドプレミアリーグでは、追加タイムが3分なら、48分2秒くらいでだいたい終わる。
W杯などの国際Aマッチではもっと厳密で、追加タイム3分なら48分~49分の間で終わる。
こういうことからも、各国リーグ戦はテレビ放送も考慮してルールを運用していると思われる。
今回の改定案は、「いっそ試合時間を30分にして、セットプレーとかも含めて止まっているときは完全に時計を止める。実際にプレーしている時間を30分にしよう」というもの。
例えば現在はフリーキックで壁を作っているときなどは、過度な時間稼ぎと取られる行為でなければ時計は止まらない。
そういうプレーしていない時間をのぞくと、45分ハーフのうち、実際にプレーしている時間は30分に満たないらしい。
BBCの記事ではアーセナルのGKのチェフの言葉が出ているが、曰く「実際にプレーしている時間は25分ほど。だから30分(にする改訂)で観客はより多くのサッカーを見ることが出来る」と。
時計を止める例としては以下のようなものが挙がっている。
・ペナルティーキックが取得されてから蹴られるまで
・得点が入ってから再開されるまで
・選手が治療を要求してからプレーが再開されるまで
・イエローカード、レッドカードが提示されてからプレーが再開されるまで
・交代選手の表示からプレーの再開まで
・主審がフリーキックの距離を測り始めてから、キックが行われるまで
スローインや、すぐ再開するようなフリーキックはそのまま動かして、少しでも時間の空費になりそうなところは止めるという感じでしょうか。
フリーキックはクイックスタートがあるから一律で止めるのは難しいので理解できる。
コーナーキックはどうなるかな。チンタラ歩くと結構時間が稼げちゃうので。
まぁ、本当にこれを導入するなら、そういう細かいところはこれから考えるのだろう。
僕的に気になるのはスタジアムの設備。
今のサッカー場はだいたい、試合時間に合わせた45分の時計が付いているんじゃないかな。
すくなくともJリーグではそうだと思う。
45分の時計でも使えるけど、ちょっと変なので取り替える必要があるかも。
さらに、「主審とスタジアムの時計を同期させる」というような内容が盛り込まれている。
これは観客含めて試合時間を明確化する意味だと思うが、リーグの規模によっては新しい設備は何かと難しい場合もあると思う。
ゴールラインテクノロジーほど高価なものでは無さそうだけど、ギリギリで運営しているクラブには負担は少ない方が良い。
最後に、実は追加タイムって結構ドラマを生む要素になっているんじゃ無いかと言うこと。
例えば、2016年の川崎フロンターレ対横浜Fマリノス(@等々力陸上競技場)は、90分まで川崎が2-0でリードしていたのだが、なんと追加タイムに入ってから横浜が2得点で追いつく。
しかもそこでドラマは終わらず、最後の最後で川崎が追加の決勝点を挙げ、3-2で勝利した。
川崎サポーターの間ではこういった現象を「等々力劇場」と呼んでいるが、こういうドラマがなくなってしまうのはちょっと寂しい気もする。
追加タイムに入って時計の表示が消えたときのドキドキ感は結構独特な高揚感があるので。
その他の改訂案についても加工と思ったのですが、長くなったから別記事で。
続きはこちら↓
IFABが検討しているサッカーのルールの変更について
BBCのサイトで上げられている例は以下。
・試合時間を30分ハーフ(60)分に。
・フリーキック、コーナーキック、ゴールキックで自分へのパスを可能に。
・スタジアムの時計は主審の時計と連動して停止・再開する
・ボールが動いていてもゴールキックが可能に。
・ゴールキックはボールが出た方向と同じエリアで行われる
・ハンドの基準明確化
・手を使って得点、または得点の阻止をした選手はレッドカード
・ゴールキーパーがバックパス、味方のスローインを手で扱った場合はPK
・ゴールライン上または近くで、ハンドで得点が阻止された場合は主審は得点を認めることが出来る
・ハーフタイム、または試合終了の笛は、ボールアウトオブプレーの時のみに吹ける
・PKは得点したかどうかに関わらず、ペナルティエリアに侵入して続けてプレーすることは出来ない
まだ情報が出てきたばかりで、どのくらい本気なのか、どういうタイムラインで検討するのかもよく分かりませんけど、何がしたいのか今のルールとも比べながらちょっと考えてみた。
■試合時間の変更の基本的なアイディアは「プレー時間を増やすこと」
現在の競技規則ではサッカーの試合時間は45分ハーフ。そしてご存じの通り、前後半それぞれ追加タイムが数分追加される。
追加タイムというのは試合中に空費された時間を補うもので、2016/17競技規則では下記を空費時間として追加すると規定されている。
• 競技者の交代よく、時間稼ぎのために選手がフィールドに寝っ転がったり、交代の時にゆっくり歩いたりするけれども、厳密に言うとそういう時間は追加タイムとして足されるので無駄な行為。
• 負傷した競技者の負傷の程度の判断やフィールドからの退出
• 時間の浪費
• 懲戒の罰則
• 競技会規定で認められる、飲水やその他医療上の理由による停止
• プレーの再開を著しく遅らせる行為(例えば、得点の喜び)を含む、その他の理由
ただし、これは個人的な意見だけど、全てを足すようなことはしていないと思わて、テレビ放送などの商業的な都合もあるので、だいたい前半1~2分、後半3~5分くらいが相場になっているようだ。
よくサッカーを観る人は、各国のリーグとW杯などで、追加タイムの扱いが違うことにも気づくはず。
例えばイングランドプレミアリーグでは、追加タイムが3分なら、48分2秒くらいでだいたい終わる。
W杯などの国際Aマッチではもっと厳密で、追加タイム3分なら48分~49分の間で終わる。
こういうことからも、各国リーグ戦はテレビ放送も考慮してルールを運用していると思われる。
今回の改定案は、「いっそ試合時間を30分にして、セットプレーとかも含めて止まっているときは完全に時計を止める。実際にプレーしている時間を30分にしよう」というもの。
例えば現在はフリーキックで壁を作っているときなどは、過度な時間稼ぎと取られる行為でなければ時計は止まらない。
そういうプレーしていない時間をのぞくと、45分ハーフのうち、実際にプレーしている時間は30分に満たないらしい。
BBCの記事ではアーセナルのGKのチェフの言葉が出ているが、曰く「実際にプレーしている時間は25分ほど。だから30分(にする改訂)で観客はより多くのサッカーを見ることが出来る」と。
時計を止める例としては以下のようなものが挙がっている。
・ペナルティーキックが取得されてから蹴られるまで
・得点が入ってから再開されるまで
・選手が治療を要求してからプレーが再開されるまで
・イエローカード、レッドカードが提示されてからプレーが再開されるまで
・交代選手の表示からプレーの再開まで
・主審がフリーキックの距離を測り始めてから、キックが行われるまで
スローインや、すぐ再開するようなフリーキックはそのまま動かして、少しでも時間の空費になりそうなところは止めるという感じでしょうか。
フリーキックはクイックスタートがあるから一律で止めるのは難しいので理解できる。
コーナーキックはどうなるかな。チンタラ歩くと結構時間が稼げちゃうので。
まぁ、本当にこれを導入するなら、そういう細かいところはこれから考えるのだろう。
僕的に気になるのはスタジアムの設備。
今のサッカー場はだいたい、試合時間に合わせた45分の時計が付いているんじゃないかな。
すくなくともJリーグではそうだと思う。
45分の時計でも使えるけど、ちょっと変なので取り替える必要があるかも。
さらに、「主審とスタジアムの時計を同期させる」というような内容が盛り込まれている。
これは観客含めて試合時間を明確化する意味だと思うが、リーグの規模によっては新しい設備は何かと難しい場合もあると思う。
ゴールラインテクノロジーほど高価なものでは無さそうだけど、ギリギリで運営しているクラブには負担は少ない方が良い。
最後に、実は追加タイムって結構ドラマを生む要素になっているんじゃ無いかと言うこと。
例えば、2016年の川崎フロンターレ対横浜Fマリノス(@等々力陸上競技場)は、90分まで川崎が2-0でリードしていたのだが、なんと追加タイムに入ってから横浜が2得点で追いつく。
しかもそこでドラマは終わらず、最後の最後で川崎が追加の決勝点を挙げ、3-2で勝利した。
川崎サポーターの間ではこういった現象を「等々力劇場」と呼んでいるが、こういうドラマがなくなってしまうのはちょっと寂しい気もする。
追加タイムに入って時計の表示が消えたときのドキドキ感は結構独特な高揚感があるので。
その他の改訂案についても加工と思ったのですが、長くなったから別記事で。
続きはこちら↓
IFABが検討しているサッカーのルールの変更について
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