英語リスニングおすすめ動画:These Supercomputers Are Altering Reality




ヒューレッドパッカードのマネージャーScott Misageさんによる、スーパーコンピューターのお話。

スーパーコンピューターってのはたまにニュースなんかでも出てきますよね。
パソコンのすごい奴、くらいの認識しか僕ももってなくて、実際どういうものなのかよくわかってませんでした。

Scottさんによると、モデリングしてシミュレーションするものだ、とか。

何か物を物理的に理解しようとするとき、それを作ってみるのが早いですよね。
動画の中では紙飛行機を作っていますが、「こうやって折ったらどのくらい飛ぶか」というのを頭の中で想像していてもよく分かりませんので、作って飛ばしてみるのが手っ取り早い。

スーパーコンピューターの場合は、環境やそのモノを疑似的に作ってみて(モデリング)、プログラム上で動かしてみる(シミュレーション)ことで、実物を作る前にどうなるのかを予測することができる、という訳です。

紙飛行機ならいくらでも作って試せますが、旅客機の開発ともなると試作機をたくさん作れませんので、非常に有用ですね。
さらに気象条件なんかも自在に試せますから、ある意味では実物より優れてた実験ができるとも言えます。
天気の予想や株式市場の動向などもシミュレーションできるなど、なるほど、スーパーコンピューターってすごいんですね。

さてこのスーパーコンピューター、パソコンのGPUと同じ仕組みを使っているそうです。
GPUはパソコンでグラフィックを担当する部品ですが、Divide-and-Conquer Approach(分割統治法)という手法を使っています。
大きな問題を小分けにして、一つ一つを解決することで最終的に大きな問題を解決するという手法のことで、分散処理(並行処理)をするわけですね。
たくさんのユニットを並列化して、大きな処理を小分けにしたものを分散処理することで膨大な処理を素早くこなすことができるようになるという仕組みだそうです。

いやー、Scottさん、説明がうまいので、なんかわかったような気になりますが、実際はそうとう奥深いのでしょうねぇ。

英語的にはナレーターとScottさんの2人が出てきますが、Scottさんの声は聞き取りやすく、分割統治法以外にはそれほど難しい単語もないと思いますので、聞き取りやすいかなと。

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