英語リスニングおすすめ動画:Football physics: The "impossible" free kick - Erez Garty




ありえないフリーキックといえば、ロベカルこと、ロベルト・カルロス。
元ブラジル代表のスーパースターですが、この動画でもロベルト・カルロスのフリーキックのカーブを解説しています。

ロベルト・カルロスほどじゃないにしても、サッカーのシュートやパスはカーブをかけることが多いです。
というか、まったくまっすぐというのは逆に難しいですね。

いわゆるニュートン力学で言われている通り、物体というのはなにも邪魔するものが無ければ、最初に与えられたスピードと方向で動き続けます。
ではロベカルのフリーキックがなぜあんなに曲がるかというと、理由は回転。
ボールに激しい回転がかかっているため、左右で空気抵抗の差が大きくなり、抵抗の少ない方に曲がるという理屈です。
野球の変化球なども同じ理屈。

まぁ、言うは易し行うは難し。
狙った通りにディフェンスの壁をよけてキーパーの届かないところに入れるというのは神業です。
というか、Youtubeでもロベカルのシュート映像はみられますが、そもそも35mのフリーキックで直接狙うということ自体、ちょっと距離的には普通難しい上に、ボールはいったん完全にゴールの枠から外れ、狙いすましたようにゴールに吸い込まれています。

理論では説明できても、それを体現できる選手の技術なくしては生まれないスーパープレイですね。

ちなみに、何かにぶつかったりしないように十分強く蹴れば、ブーメランのように戻ってくるかというと、答えはNoだそうです。
カーブはだんだん大きくなるため、渦巻きのような軌跡を描いて中心点に到達する、と理論的にはそういうことですが、それを実現するには、ロベルト・カルロスのフリーキックの15倍の回転を与える必要があるんだって。
無理。(笑)

英語は聞き取りやすいけど、物理の用語が出てくるところがちょっと難しいかも?
スポーツ特にサッカー好きなら楽しめるでしょう。

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