英語リスニングおすすめ動画:Where does gold come from? - David Lunney
いつの時代も貴重な金。
金はどこから来たのか、というお話。
動画でも触れられていますけど、そういう話が出ると最初に思い出されるのは錬金術ですよね。
中世の錬金術師は成功しませんでしたが、重い金属の作られる仕組みを考えれば、理論的には可能であると。
まず、恒星は水素の核融合をエネルギーにしていますので、内部では融合がすすみ、最終的には鉄のような重い物が出来てくると。
で、恒星の寿命が終わるとき、超新星爆発により生まれる中性子が鉄に取り込まれ、さらに重い元素がうまれるんだとか。
人類が今までに掘り出した金の量は、オリンピックサイズのプール3個分にすぎないそうですが、そんな気の遠くなるような金の生成過程を考えると、これだけ貴重なのも納得です。
粒子加速器を使えば理論的には可能だそうですが、すごく少量なので、1グラム作る間に何百億年もかかってしまうということで、これは現実的ではない。
また、海水には大量の金が溶けているのですが、密度が低すぎてこれをあつめるというのも今の技術ではコストに合わないですね。
動画の締めは、将来、近くの恒星が超新星爆発を起こせば、貴重な金属がいっぱいふってくるかもよ!で終わりますけど、近くで超新星爆発とか、どっちかっていうと怖いですわな。
ナレーターは非常に聞き取りやすい発音とスピードで話していますが、内容が割と専門的で日常あまり使わない単語が多いですね。
まぁ、そういうマニアックな名詞は参考程度に聴いておけば話は面白いし楽しめるかと。
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