ネタバレ大注意 フォースの覚醒レビュー2 人物描写について

フォースの覚醒観てきました。
レビューっていうか感想っていうか、人物描写について言いたい。

まず旧作の話から入ります。

エピソード4〜6で主役級だったマーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ハリソン・フォードは、ハリソン・フォードこそその後、役者で大ブレイクしましたが、基本的にそんなに演技力のある方とは思って無いです。
狙いなのか予算の都合だったのかよくわかん無いけど。
ただ、映画全体として観た場合には逆にそれがいい味だしてると思っていて、演技力でキャラの内面を打ち出すというより、広大な宇宙で繰り広げられる冒険活劇として成功していると思っています。

例えば、エピソード4で、デススターでオビワンがやられたことについてルークは悲しみにくれるわけですが、その直後、追ってきたタイファイターを打ち落として、ヒャッハー!とか全力で歓喜するシーンとか。
すでに完全にオビワンのことは忘れてます。(笑)
4〜6ではキャラクターはみんなサバサバしていて、細かい感情の機微を表現してません。


逆にエピソード1〜3はみんなうまい。
ヘイデン・クリステンセン、ナタリー・ポートマン、ユアン・マクレガー、誰を取っても一流の演技力です。
設定的にもシスとジェダイの微妙な駆け引きがあることもあってか、微妙な感情の表現が大事にされていると思います。
エピソード3のオビワンとアナキンのバトル中のセリフはどれもしびれます。


さて、フォースの覚醒はどうでしょう。
全体的にフォースの覚醒は新たなる希望との相似性を重視しているように思います。
タイファイターを打ち落としてヒャッハー!なシーンもあります。
あるにはあるんだけど、ちょっと違和感。
なんか、マーク・ハミルみたいなサバサバ感がないのよね。
役者が張り切りすぎちゃってるというか。
もっと肩の力を抜いてやってもいいんじゃないかなーと思うけど。

その辺、スターウォーズの重み、みたいなものも今やあるんだろうなと感じます。
エピソード4の時みたいな、全て初めての新鮮なスターウォーズはもうできないんだろうなと。

次はもうちょっと役者も慣れてきていい感じになってくるんじゃないかと期待したいが、、、2年待つのは長いね。(汗)

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