レビュー:サッカー南米流 球際が強くなるスキル



「サッカー南米流 球際が強くなるスキル」、ボカ・ジュニアーズの監修ということで。
ボカといえば、僕の好きなテベスが今年戻って、優勝したチーム。

最初に言っておくと、僕自身はサッカー未経験でして、いつも少年サッカーやってる子どもにどう声をかけて良いか分からなくてこういう本を読みあさってます。
未経験だけど、観るのは好きで、テベス、アグエロ、オタメンディ、サバレタ、ディマリアとか、アルゼンチンの選手は良いですよね。

何が良いかって、背が高くないのに世界トップレベルで活躍しているところ。
背は低くてもやり方はあるんだよね。
もっとも、ムッキムキの筋肉を見せつけられると、日本人がそのまま真似するのは容易じゃないという感じはしますけど。(^_^;


この本の内容が南米流なのかはさておき、1対1において体をどう使うかというのが主なテーマになってます。
ボールマスタリー的な、足下の技術は指導法も練習法もいっぱい有って、子どももやりやすいんです。
しかし、この本のテーマになっている部分は、なかなかちゃんと書いてある本が今まで見つからず。

練習中もコーチに「球際に負けるな」とか「体を使え」って言われるんだけど、大事なのは「どう体を使えば負けないか」という具体的なテクニック。
なかなかコーチもそこまで踏み込んでくれないし、僕も教えられない。
この本はそういう隙間を埋めてくれるものでした。

ファウルにならない手の使い方で相手を近づけさせない、体を預けてスタートの1歩目で相手をオキザリにするとか、そういうところ。
漠然としか理解していなかったそういう技術が、具体的に相手のどの辺をおさえるのが良いか、どういうタイミングで仕掛けるか解説されています。


この本は、お父さんがサッカー経験者の場合は物足りないかもしれません。
球際の技術を自分で教えられますからね。
サッカー未経験のお父さんにはお勧めです。

また、漢字にフリガナ振ってないですが、うちの子は今、小三ですが、だいたい一人で読めるようです。

DVDついてたらもっと良いんだけどな~。

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