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2015年12月25日

よんろのご、ななろのご。子どもと始める囲碁生活(レビュー)

「囲碁は難しい」という話をよくききます。
同じ、日本の昔からのボードゲームでいうと、将棋の方が簡単そうと思う人が圧倒的に多いみたい。

僕は両方ルールを知っていますが、将棋の方がコマの動きが決まっていたり、最初に全部並べるので、とっつきやすい感じがするんですね。

対して囲碁は、石の力の差というのは、置くまではなくて、置く場所もほぼ自由。
自由すぎて困る、というのは最初の頃、僕も感じました。

でも逆に言うと、囲碁は覚えるルールはほとんどありません。
勝てるかどうかはともかく、打つ場所は自由なので、始めるのは実は簡単なんです。

とは言っても、プロが使う19路盤というのは広すぎて初心者が困ってしまうというのは確か。
子どもが入門するにも、もっと入りやすいルールが有っても良い。
実は囲碁には、主に9路盤・13路盤という、プロが試合で使うものよりも狭い盤が、遊びなどでそれなりに使われていて、小さいほど序盤が打ちやすく、入門用に使われていたりする。

それをもうちょっと小さくして、さらに子どもが興味を持ちやすいようにカワイイ盤と石にしたのが、「よんろのご」「ななろのご」だ。



「よんろのご」は、石がりんご、「ななろのご」は馬になっている。
どちらから始めた方が良い、ということではなくて、ちょっと性格の違うゲームになっている(と思う)

「よんろのご」は正直、普通の対局をするには狭い。
また、線の数が偶数で中心が無いのも、ちょっと感覚が違う。
これは、接近戦の戦い、石を取ったり取られたりという部分の学習に向いている。
「よんろのご」に付属のブックレットには問題がたくさんついているし、別売りの問題集もある。
iPhoneアプリ、「黒猫のヨンロ」も4路盤の問題がたくさんできるアプリだ。
「よんろのご」は詰め碁や手筋を勉強するのに向いている。

「ななろのご」は囲碁の陣取りを楽しめる広さ。
陣取りを意識する為に、盤面にはニンジンが書かれていて、馬をつなげてニンジンをできるだけ沢山囲うようになっている。
付属のブックレットでは馬がつながってグループになっている方が強い、など、意外にそこそこ強い人でも忘れがちな原理が説明されている。
小さいながらも序盤、中盤、終盤までの展開が手軽に楽しめる。

先に4路から初めて、陣取りがしたくなったら7路に進んでも良いし、7路で始めて中盤~終盤の接近戦での力不足を感じたら4路で手筋を強化しても良い。
2つは補完関係にあると思う。

どちらも良いモノだけれど、どちらか1つを買うということなら、「ななろのご」をおすすめしたい。
もし興味を持てば、詰め碁や手筋は入門向けの本が沢山あるのでそちらでも事足りる。
「よんろのご」ではあまり対局がやりづらいので、親子で対局を楽しみたい場合にはちょっと不足だ。

すでに「よんろのご」を持っているとしても「ななろのご」はおすすめ。
対局に進むなら、もっと一般的な9路・13路リバーシブルの碁盤を買えば長く楽しめるが、石がカワイイだけで子どもの食いつきが違うし、ニンジンを集めるという説明は分かりやすい。
付属のブックレットが良くできているので、5歳の子でもルールを1発でほぼ理解できた。


子どもの頭を良くする為に囲碁をさせようとか言うスタンスは僕はあまり好きじゃ無い。
けど、囲碁は末永く楽しめるゲームだし、まぁ、結果として頭は良くなるかもしれない。(ならなくても楽しければ良い)
すごろくのように運で決するゲームでは無いが、ルールが簡単ゆえにかなり小さい子でも始められ、体力に関係なく大人と同じ土俵で楽しめる。
実力差を置き石のハンデで埋めやすく、あらゆる年齢・レベルの人が一緒に楽しめるゲームだ。

子どもに囲碁を始めさせるのに、親が囲碁を知っている必要は無い。
「ななろのご」を買うと、ブックレットの説明で子どもはすぐに打ち始められる。
子どもができることが大人にできないわけはなく、一緒に入門すればいい。

僕も大人になってから始めたクチで、集中して勉強していたのは3年間くらいだと思うけど、アマ2段くらいにはなれた。
ちょっと集中してやれば、数ヶ月で級位者として大会に出られるくらいにはなる。

少しでも興味があれば、「ななろのご」を手に取ってみることをおすすめします。
変なゲーム買うよりは全然楽しい。

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