iTalk English(DMEコース)無料体験1回目 レビュー

スカイプの英会話のスタイルは大きく3つに分けられると思っています。

1.フリートーク(完全なフリートーク・テーマを決めたフリートーク)
2.簡単なダイアログを元にした一般的な会話レッスン
3.なんたらメソッドと命名されるもの

ま、その他、発音やリーディングを強化するものなどもあるみたいですけど、英会話を勉強するということだと、だいたいこんな感じかなと。

で、QQ Englishが全面に打ち出しているカランメソッドというものが気になって調べてみたのですが、賛否両論、やや難があるという評価もあります。
とはいえ、自分がレビューを書いておきながら、ネットのレビューは話半分と思っているので、もしQQ Englishを受講することになったら自分で確かめてみたいですね。

さて、iTalk Englishの話。
iTalk Englishではカランメソッドの発展形?(僕のイメージですよ)のようなDMEメソッドというコースがあります。
似ている部分もあるようですが、こちらの方が良さそうに感じたので、他のいろいろなスクールの体験もしたいという意味も含めて、iTalkの体験もしてみることにしました。

QQ、DMMとここの3社の中から選ぶ予定です。


●無料体験の予約
iTalkにも充分な数の講師が登録されていますが、QQ・DMMに比べるとやはり少ないようで、希望するスケジュールでの検索結果がそんなにたくさん出てきません。
ただまぁ、こういうのはたくさん出てきても選びづらいだけということもあるので、これはこれという気がします。
たくさんの選択肢があるというのは、相性の良い講師が居る確率は高いですが、出会えるかどうかは別問題ですしね。

いずれにしても、かなり直前でも予約できない、という感じではありませんでした。

講師へのコメントにDMEメソッド希望と書きました。
また、このメソッドはテキストを使いますが、体験中は手に入れられません。
コメントにそのことも書きましたが、書いた後で、体験中はテキストが不要だと明記してあるページを見つけました。

●体験前
1時間15分前にメールで予約の確認が来ました。
これは、キャンセルの場合は1時間前までに連絡しないと、チケットが消費されるため、リマインダーを送っていると思われます。
細かいですけど親切ですね。
また、50分くらい前には講師からのコンタクトリクエストが来ていました。

●体験開始
今までに体験した講師の中で一番遅いコールでした。(笑)
予定時間を1分すぎるとやや不安になりますね。

まずはお約束の自己紹介ですが、「自己紹介してみてください」という感じで投げられて、職業、家族、趣味について簡単に話す。
その後講師の方も自己紹介をしてくれてから、本題のレッスンスタート。

DMEを希望したので、DMEの説明をしながら最初のレッスンを行ってくれた。

●DMEの流れ
1.その課の語彙を講師が読むので繰り返す
2.質問と答え方の練習
 講師が質問を2回読む→フルセンテンスで答える
3.講師が質問を2種類して、答えた後、生徒側から講師に同じ質問をする
(2〜3をいくつか繰り返す)
4.文法レッスン
 文法レッスンは任意らしく、講師が一緒にやるかどうか確認してくる。
 それほど難しくないこともあり、生徒が独学するのが普通だとのこと。
5.レッスンに関する質問など。(最後の3〜5分)

これが基本の流れみたい。
今回は体験なので送ってくれたテキストの画像を見ながら、進め方をオリエンテーションするという感じだったが、実際のレッスンではテキストはみないで行うようだ。
必要に応じてビデオで資料を見ながら進めるっぽい。
(そんな訳なので、ビデオが見えなかったら教えてくださいね、と言われた)


■■感想
●DMEについて
Webで調べた限りのカランの方法と良く似ているようだ。
質問の答えはフルセンテンスで答える必要があるし、短縮形(I'm、He'sなど)を使うことが必須だとのこと。
テキストは全6冊の構成で、正直今回やった最初のレッスンは中1の最初の授業みたいで簡単すぎた。(とはいえ、詰った箇所も会ったけどね笑)
講師に聞いてみたところ、飛ばして2冊目からスタートしても良いとのこと。
ただ、何冊目が適切かは分からないと。
一応全体としてカリキュラムが作られていることを考えれば、DMEの公の見解としては、全員に最初からちゃんとやって欲しいのかもしれない。
そう考えると、かなり英会話初心者向けのメソッドなのかなという気がする。
(僕は会話に苦手意識があるものの、TOEIC845点なので、もしかしたらメソッドの対象じゃないかも)
テキストが結構高く、送料も含めるとひと月の受講料くらいになってしまうので、気軽に手が出しづらいなぁ。

●講師について
フリートークや、会話素材を使ったレッスンの場合、講師が話を広げたり生徒のレベルに応じて発展的な質問に答えさせたりする余地があるが、DMEみたいなメソッドの場合、レッスンの構成に個性が出しにくい。
というか、個性ではなくてどんな講師でも一定のレッスンを提供できるのがメソッド方式の利点なのだよね、きっと。
今回の講師の方、用意されたカリキュラムを淡々と進めるという感じだった。
英会話講師にありがちな、やたらテンション高く話を振ってくるということはなく、次はこれ、次はこれ、みたいな。
良く言えばまじめ、悪く言えばつまらない。
お互い様かな、もしかしたら講師も「DMEつまんない、フリートークしたい、その方が自分の個性がレッスンに活かせる」と思っているかもしれない。

講師の方の力量はDMEを進めるには十分だった。
フリートークなど他のレッスンをどんな感じでやる方なのか見てみないと、このメソッドでは講師の質が判断できないと思った。

ただ、1点。
こちらのことを必ずsirと呼ぶ。
だから丁寧な人なんだろうね。
フレンドリーより真摯という評価です。

●通信などの環境
たまたまの可能性が高いが音声がかなり悪かった。
ピーという高い電子音ノイズが頻繁に入る状況でストレスだった。
レッスンの最初の方で、「PCが重いんですよね」とおっしゃってたので、たまたま向こうの環境が悪かったと想像しています。
毎回これだときついけど、それは次のレッスンで分かるでしょう。
向こうの周囲の音(他のレッスンの声)は、お互い黙っていると聞こえてくるけど、レッスンの邪魔になるほどではなかった。



さて、1回目を終えての評価としては、DMEは英会話初級者向きにはすごくいいメソッドの可能性があるし、英語の口慣らしになるが、フリートークレッスンも平行して受けると、英会話を楽しむ要素も追加されてバランスが良いと思った。
iTalkはサポート的にはしっかりしていそうだが、講師の質については保留。
2回めもDMEを判断するためもう一度受けてみたいので、講師の質については保留のままかも。

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