育成と4級審判

最近、育成と審判の立ち位置について迷いが生じています。
つまり、ルールをどこまで厳密に適用するか、ということです。

サッカーはルールの解釈自体に幅があり、プロレベルでもファウルの基準など、審判によって違います。
少年サッカーで育成という面から、ファウルや警告・退場の適用について特別な配慮をするというのはあってしかるべきと思います。
厳密にルールを適用してカードを乱発しても、子ども達にその意図が伝わらなければ無意味。
特に下の学年ほど、悪意を持ったプレーは無いので、「そのつもりはないのにやってしまった」ファウルについては、何がいけないのか、どうしたら良いのか、を審判からも指導をしていくべきだと思います。

その意味で、なるべくカードに頼らないレフェリングをするべき、というのは一理あります。

ただし、勝敗をものすごく大事にする公式戦などではどうでしょう。
ルール的には退場になる様なファウルが発生したとして、前述の考え方からすると、諭して穏便に済ますこともできますが、ファウルを受けた側のチームに理解が得られるでしょうか。
育成年代と言うことでの理解を期待したいところではありますが、ルールがちゃんとある以上、きちんと適用しろと言われてもしかたの無いところ。

最終決定権は主審にありますので、あくまで出さないで貫くこともできるでしょうが、果たしてそれで良いのか。
子ども達もいつかはカードを受ける場面に遭遇するはずです。
どのくらいのタイミングで、どういう状況でカードを出していくのか、悩ましいところです。

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