キックオフから直接得点できない【サッカー8人制】【ルールの相違】

※このサイトの情報は私の私見が含まれています。
 実際の競技規則等についてはJFAのサイト等でご確認ください。
https://www.jfa.or.jp/match/rules/



8人制の競技規則に明記されています。
「キックオフから直接相手のゴールに入った場合、相手にゴールキックが与えられる。」

11人制の場合は広さもありますし、直接得点を狙っても、そうそうきまるものではありませんが、8人制はゴールまでの距離が近く(JFA推奨サイズの場合34m)、キーパーがカバーできる範囲も狭いことからこのルールがあると思われます。

どうやらネットで調べてみると、少年サッカーでのキックオフシュートというのは一時期ちょっと問題だったのかもしれないですね。

キックオフ時は、ボールが前に蹴り出される前にどちらかのチームに線を越えるなどの違反があると、やりなおしになります。
このルールを悪用するとキックオフからのシュートの練習が、試合中に何度でもできてしまうのです。
つまり、わざとインプレーになる前に線を越えることで、やり直しになるから、キックの感覚がつかめるまで練習して満を持してシュートする、という。

実際そんな悪質な試合がどの程度あったのか分かりませんけど、いちサッカーファンとしてはそんな試合は一回だって見たくない。

改善するにはキックオフからの直接の得点を認めないか、キックオフ側がインプレー前にラインを超えるなどの違反をした場合は相手ボールにするかのどちらかでしょうが、前者の方が審判にも管理しやすいですね。

これは要するに間接フリーキックと同じなので、誰かにチョンと蹴ってもらったボールの場合は得点できます。
まぁ、そういうことより、ルールの意図をくんでもらって、普通にキックオフしてもらいたいところですが。


蛇足ですが、直接得点できない8人制のキックオフ、スローイン、間接フリーキックの場合のリスタートについて。
それぞれ別々に考えたらめんどくさそうですが、ゴールが無いものと考えれば分かりやすいです。

キッカー(またはスロワー)側のゴールに入った場合→コーナーキック
相手のゴールに入った場合→ゴールキック

一貫しているシンプルなルールなのに、それぞれの項に回りくどく書いてあると混乱しちゃいますよね。
まぁ、規則は法律みたいなもんだから、文章としてわかりにくさがあるのは仕方ないのかな~。

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