ブラウザとPDFファイル

PDFファイルを開く時の挙動って、ブラウザによって異なるんですよね。
(PDFファイルに限りませんけど)

すなおにAdobe Readerで開いてくれれば良いのに、いろいろな大人の事情でしょうか、ブラウザが直接開いてしまう場合があったりして、面倒です。
また後で役立つかもしれないので、今の状況をまとめです。(すべてWindows)


【IE 9 】
すなおにAdobe Readerで開きます。


【Opera 12.14】
IE9と同じくAdobe Readerで開きます。


【FireFox 19.0.2】
ブラウザに同梱のPDFビューアで開きます。
これはFireFox19から追加された機能で、JavaScriptで作られたビューアのようです。
ページ切り替え、拡大縮小、印刷などの基本機能は押さえられており、同じブラウザ内で表示されるので手軽ではありますが、まだまだ未熟感が否めません。
印刷ボタンを押すと標準の印刷ダイアログが開きます。AdobeReaderの印刷ダイアログでできるような細かい指定(印刷時の倍率など)が出来ずに不満です。
(自動的に用紙サイズに合わせた出力になるようです)

右上の方にあるダウンロードボタンを押すと、ファイルをダウンロードして好みのソフトを指定して開くことが出来ますので、ここでAdobeReader選べば良いのですが、ワンステップ多く無駄に面倒です。

また、「このPDFファイル文書はサポートされていないため正しく表示できない可能性があります。」というエラーで正しく中身が表示されない場合があります。
条件は分かりませんが、フォームフィールドを含むPDFが文字化けしたのは確認しました。


【Chrome 25.0 】
Chromeはバージョン8から独自のビューアを搭載しています。
少し歴史があるおかげか、こちらの方が洗練されています。
印刷のサイズも細かい指定ではないですが、用紙に合わせるか等倍で出すかの2択で選べます。
(オプションの「ページサイズに合わせる」)
必要十分かもしれません。

こちらはフォームフィールドも正しく表示されました。



比べてみると、PDFの利用については「プラグイン不要」「あるていどこなれている」という2点でChromeが便利なようです。
FireFoxは独自ビューアを実装するならもっと作り込んでくれないとむしろ邪魔という状態ですね。

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