レビュー:Quiet Comfort 15は本当にすごい。

ずーっと迷っていたのですが、今更ながら買ってしまったBose QuietComfort15。
いろいろなところで言われ続けていることで、ホントベタなのですが、これはすごい。



電車の中でこれを付けてスイッチ入れると、音がサッと消えていくことにまずびっくり。
ただ、少しそのままでいると、やっぱり電車のガタンゴトンは聞こえて、「あれ?こんなもん? もしかして失敗?」と思ったのですが、その状態で外してみたら、雑音のすごいこと!
要するにQuietComfortに慣れてしまうと、外した時に今まで気づかなかった雑音にも気づかされるというくらい、これは良いのでありまして。

もっともノイズキャンセルのレベル的に満足できるかどうかという部分は主観的な判断になりますので、直販サイトで買って実際使ってみるのが良いかと思います。
ポイントが付いたりとかはしないのですが、30日間は返品ができます。

しかし、これでノイズキャンセルに満足できないとすると、カナル型(耳栓型)しかないのではないかなと思いますね。

今回僕がこれを選んだのは、

●カナル型は装着が面倒(耳にしっかり突っ込むため)
●カナル型はコードのタッチノイズや、食事の時の咀嚼音が邪魔

というのが始まりでした。
最初に検討していたのはコードレスタイプのノイズキャンセルヘッドフォン。
最近はBluetoohに対応したものもいくつか出てきました。
例えばこんなの↓





Denonのは試聴できたのですが、音がめちゃくちゃ好み。(ただし有線での試聴)
これに決めかけたのですが、一応もう少し検討するため保留。
Parrot Zikはネットでかなり評判が良いし、先進的な機能が魅力。Bluetoothもバージョン的に安定しているという話もあり、試聴は出来なかった物の気になります。

で、最終的にどちらでもないQuietComfortになった理由は、

●結局は有線の方が安定しそう。(途切れたりとかペアリングが面倒とかない。コードの煩わしさは我慢!)
●軽い(DenonもParrotも我慢できる重さだけど、軽いに越したことはない)
●圧倒的なスタミナ(単四電池1本で 35時間と 驚異的なスタミナ。Bluetoothタイプの少なくとも3.5倍。さらに交換も容易)

というところで。
QuietComfort3の方が軽いのですが、こちらは電池が内蔵なのと、オンイヤータイプなのでなんとなく避けました。
(ただし、試聴した感覚では遮音性のレベルに差は感じず。得意不得意はありそうだけど)

それと、一番大きいのは「以前より安くなった」ことです!
これ、前は4万くらいしたんですけど、3万強まで下がってる。
いろいろメリットがある上に、検討した中で一番安いとなれば、もう迷う必要は無いよねっ!

結果、冒頭で述べた遮音性、ノイズを防ぐことも含めた音の良さ(音楽を楽しめるという意味で)、スタミナ、いろいろ満足です。
純粋な音質は・・・合格点には達しているけど、正直そこを追求したら他の方が良いですよ。
でも、周りがうるさくて聞こえないんじゃ、どんなに音が良くても無意味。そこを評価したい。


万人にお勧めしたいのはやまやまですが、なかなかね。やっぱり大きな買い物です。
1つ言いたいことは、通勤に使うヘッドフォン、何か1つ買うならこれが断然おすすめ、ということですね。


--(2013/02/15追記)
昨日帰宅時に、ちょっとした事情でDenonのAH-D5000を電車内で使ってみました。



ちょっと前に買ったやつで、主に会社で使っていたのですが。
音質はやわらかめで好み。つやっぽくリスニングが楽しめる機種です。

ですがやっぱり電車内や路上では騒音がうるさくて全然楽しめません。
純粋な音質はQCより全然良いことは間違いないのですが、周りがうるさくて音楽の魅力が半減してしまうのではやっぱりダメですね。

もっともこれは外で使う用ではないです。
ケーブルもめちゃくちゃ太くて長く、外使いには向きません。そういうコンセプトではないんですね。
静かな室内では非常に楽しめます。

まぁ、何が言いたいかというと、やっぱりノイズキャンセリングも含めたQC15の総合力はすごい物です、ということですね。
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