サッカーリーグの外国人枠

最近では日本のサッカーのレベルがあがって、外国のリーグで活躍する選手も増えてきた。
でもなんでドイツ ブンデスリーガに行く日本人が多いんだろう、と思ったら、ブンデスリーガは国外の選手を受け入れやすい体制のようだ。
いわゆる外国人枠というのがなくなって、その代わりにドイツ人枠というものができたらしく、要するに外国人の参加できる余地がかなり広がったと。背景には、イングランド プレミアリーグや、リーガエスパニョーラに選手が流出している事情もあるらしい。
なるほど、それでEU圏でないため、イングランドやエスパニョーラに行きづらい日本人が多く移籍しているのもうなずける。

イングランド プレミアリーグは外国人の枠としての制限はないらしいが、労働ビザを取るための条件が厳しいみたい。
直近2年間のフレンドリーマッチを除く国際Aマッチで75%以上の出場が条件のようだ。(あと、ナショナルチームのFIFAランキングも縛りがある)
または、21歳の誕生日を迎えるシーズンを含めてそれ以前から3年間イギリスでプレーすると、ホームグロウンの資格が貰えるということで、宮市はこちらのようですね。

まぁ、要するにリーグによっていろいろとルールはあるようで。
「イングランドのクラブの選手はみんなどこかの代表だなぁ」というのも、リーグの魅力や金銭面だけではなく、労働ビザの条件のためという側面もあるわけですね。

ただ、制度だけ出来ても魅力的なプレイヤーは集まってこない。
優秀な監督がいて、スタジアムや練習・医療施設などが整っていて、お金があって、サポーターが盛り上げてくれて、、、といろいろな条件が必要だ。
それらがそろって初めて、イングランドプレミアリーグみたいな、世界中で放映されるモンスターコンテンツが生まれる。

我が身を振り返って、Jリーグはどうだろう。Jリーグでは外国人枠は3名+アジア人枠1名が基本らしい。
枠が少ないのは、あくまで日本人を中心にするのが良いという考え方だろうか。

そんなJリーグが魅力的なコンテンツであるかどうかというと、?マーク。
そもそも海外で放送しているのかどうか知らないけど、そんなに需要はないように思う。僕だって、海外のサッカー見ると言うことなら、どうせなら欧州か南米のリーグを見たいと思う。
日本人中心で地元密着だから、国内で盛り上がっているかというと、、、上位チーム以外はスタジアムも空席が目立つようだ。
テレビも地上波での放送はほぼナシ。NHK BSで細々と放送しているが中心は有料放送のスカパーで敷居が高い。
なにしろスター選手は最近ではすぐ海外に行ってしまうのだから、国内のリーグがいまいち花がない状態なのは仕方が無い。(国内でもすばらしい選手はいますけれども!)

これは妄想でしかないのだけれども、Jリーグはアジアのプレミアリーグになれば良いと思う。
アジア人枠を拡大して、近隣国の代表クラスの選手を呼ぶ。
実力や労働条件、制限枠の関係などで欧州に挑戦していなくても、すばらしい選手はいるはずだ。
そういう選手を積極的に集めて、リーグのレベルをあげることは、出場枠が減ったとしても日本人選手にとってもプラスのはず。テレビ放送が増えたり、サポーターが増えたり、サッカーがやりやすい環境になるだろうから。

赤いユニフォームと言えば、マンチェスターユナイテッドじゃなくて、アジアじゃ浦和レッズだよ、くらいになってくれたら良いと思う。

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