Adobe Creative Cloudとアップグレードポリシー変更

Adobeから、Creative Suiteのアップグレードポリシー変更のお知らせメールが届きました。

今までは(価格が段階的にあがっていたが)3バージョン前までがアップグレード対象だったのですが、今後は主要1バージョンになるとのこと。

↓の図解を見るのが分かりやすい。
http://www.adobe.com/jp/support/upgrade_policy/?trackingid=JMTAK

次期バージョン(CS6?)は、CS5.5とCS5がバージョンアップ対象になると言うこと。
この2つに価格差がつくか分からないけど、「シンプルにした」と言ってるんだからつかないよね?と思いたい。
また、その次のCS6.5?のバージョンアップ対象はどうなるのか。CS5.5以降ということだろうか。

いずれにしろ、メジャーバージョンアップは2年おきにすると言っているので、バージョンアップ権を保有し続けるためには、最低2年に一度はバージョンアップが必要ということになるのでしょう。

で、新しく登場したAdobe Creative Cloudというサービス。
要するにライセンス販売とストレージ機能をセットにしたものと理解している。(少なくとも初期段階では)
これが年間60,000円(税別)。

全てのCSアプリが使えると考えると、お得です。計算してないけど、するまでもないほどお得だと思う。
ただし、僕が使うのはPhotoshop、Dreamweaver、Flash、Illustratorくらいなものなので、お得かどうか微妙。
たぶん、毎年アップグレードするよりは安い。でも、2年に一回よりは高い。
でも、常に最新のバージョンが使えると考えると利便性は上がる。
いざとなったら他のソフトも使えるのもうれしいし、タブレット対応なども魅力的。

さて、実際のところFlash以外のアプリは常に最新でなくても全く困らない。そしてFlashも最新でなくてもほとんど困らない。(最新の機能はプレイヤーが普及するまで使いづらいため)
そうすると、会社的にはどう判断するのが良いのか。

1.今まで通りパッケージで購入して2年ごとにアップグレード
2.この際みんなクラウドだ!

1の場合、単にアップグレード対象が狭まっただけ。なんか、損した気になる。ソフトが高くなったという感覚しか残らない。

2の場合、今までより出費は増えるが、月額なので一度決めてしまえばバージョンアップのたびに悩むことがない。よく考えればスタッフの増減にも対応しやすいはずだ。

そうか、これからはCreative Cloudの時代なんだな。



ところで、モリサワ書体なんかもモリサワ使い放題ライセンスが主流になってきていると思うが、これをCloudに発展させて、Webフォントとしても使い放題というオプションができないものか。
モリサワCloud。どうですかね、モリサワさん。


----(2011.11.16追記)
今日のデジクリで、Adobeが嫌なら代替ツール、という話も出ていた。

PhotoshopはGIMP?なのかなぁ? PaintShopProというのもまだ生きてるのね。
HTMLエディタはなんだろう。タグの予想機能と、ファイル管理ができればいいので、実は選択肢がいろいろありそうだ。
Illustratorは、、、印刷物としての納品を考えるとバージョンはともかく事実上標準フォーマットと言えそう。

というか、仕事って言うのはPhotoshopとかDreamweaverを使うことではなく、あくまで制作物を完成させることだ。
使いやすい道具が有ることは幸せなのだが、それに引っ張り回されてもいけないのだ~!
だから、代替ツールはいつも探しておこうと思った。

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