Mauticのダイナミックコンテンツ - Filter based
Mauticのダイナミックコンテンツの仕様理解に苦労したのでメモ。
ダイナミックコンテンツ(Dynamic Web Content、DWC)という機能を使うと、特定の条件に合致した場合にコンテンツを表示するということができるようになります。
大きく2つのタイプがので、まず1つめについて書いてみます。
フィルターとして設定できる条件は、コンタクトの各属性。
匿名のコンタクトでも住所とかデバイスの情報はとれることもあるので、それを条件にすることもできる。
ただし基本的には実名のコンタクト(名前やメールアドレスが判明しているコンタクト)に対して使うことになる機能だと思う。
この時点でFilter basedとCampaign basedの選択肢はでてこない。
デフォルトではCampaign basedになっている。
右側の設定のところに「Is campaign based?」という項目があって、「Yes」になっていると思うので、ここを「No」にすることでFilter basedになる。
Filter basedになると、「Details」の横に「Filters」というタブが出現する。
「Internal Name」は管理用の名前なのでなんでもよい。
「Content」の中に表示したい内容を入力。
つづいて「Filters」のタブで条件を設定する。
必須項目なので忘れないと思うが、右側の設定欄の「Requested Slot Name」に識別名を入れる。(たぶん英数半角)
ここに入力した識別名は、実際にダイナミックコンテンツを呼び出すときに使うので重要です。
ComponetsのLanding Pagesの項目で、ランディングページの編集画面(ビルダー)を表示させます。
※本稿はダイナミックコンテンツについてのメモなので、LPの作り方の詳細は省略。
ダイナミックコンテンツを挿入したいテキストタイプのスロットを選択し、「Customize Slot」の本文入力エリアで、エディタのアイコンからタグのマークをした「Insert token」というツールを選びます。
そうすると作成済みのダイナミックコンテンツのInternal NameとSlot Name(前の手順で「Requested Slot Name」に入力したもの)が選択肢に出てきますので、選択。
{dwc=slotname} のように表示されればOKです。(slotnameの部分は自分の設定した識別名に変わります)
上記のように一覧から選択してもいいですが、手打ちで打ち込んでもOKです。
ここにアクセスすると実際の表示を確認できます。
が、ここで大注意!!!
Mautic全体にわたっての注意なのですが、管理画面にログイン中は、Contactsに存在しないユーザーとしてアクセスしている状態になります!
初めてアクセスするユーザー扱い、つまり、「Filter」で設定した条件に、絶対に合致しません!
なので、管理画面にログインしている状態で確認しても、一生Filter basedのダイナミックコンテンツは確認できないのですね。
いやー、これ知ってないとはまるやつです。
なので、ログアウトするか別のブラウザを起動して確認します。
いちいちログアウトして、修正するときまたログインするのは面倒なので、別のブラウザを併用するほうがいいでしょう。
そのうえで以下のコードを入れます。
デフォルトコンテンツ
slotnameは、ダイナミックコンテンツの識別名ですので、自分の作ったものに変えてください。
デフォルトコンテンツの部分は、ダイナミックコンテンツが表示されない場合に見える部分になります。
このコードが埋め込まれているページにFilterに合致するユーザーが訪れた場合、いったん「デフォルトコンテンツ」が表示されて、そのあとダイナミックコンテンツに置き換わります。
この置き換わりがそこそこ時間がかかる(数秒)ので、「デフォルトコンテンツ」の部分が一瞬見えてしまいます。
なので、基本的にはこの部分はなにも入れない方が見栄えは良いかと思います。
まずはFilter basedについてでした。
ダイナミックコンテンツ(Dynamic Web Content、DWC)という機能を使うと、特定の条件に合致した場合にコンテンツを表示するということができるようになります。
大きく2つのタイプがので、まず1つめについて書いてみます。
■Filter based
コンタクト(Contacts=カスタマー、ユーザー)がフィルターで設定した条件に当てはまった時に表示される。フィルターとして設定できる条件は、コンタクトの各属性。
匿名のコンタクトでも住所とかデバイスの情報はとれることもあるので、それを条件にすることもできる。
ただし基本的には実名のコンタクト(名前やメールアドレスが判明しているコンタクト)に対して使うことになる機能だと思う。
■作り方
Componets → Dynamic Contentと進み、「+New」をクリック。この時点でFilter basedとCampaign basedの選択肢はでてこない。
デフォルトではCampaign basedになっている。
右側の設定のところに「Is campaign based?」という項目があって、「Yes」になっていると思うので、ここを「No」にすることでFilter basedになる。
Filter basedになると、「Details」の横に「Filters」というタブが出現する。
「Internal Name」は管理用の名前なのでなんでもよい。
「Content」の中に表示したい内容を入力。
つづいて「Filters」のタブで条件を設定する。
必須項目なので忘れないと思うが、右側の設定欄の「Requested Slot Name」に識別名を入れる。(たぶん英数半角)
ここに入力した識別名は、実際にダイナミックコンテンツを呼び出すときに使うので重要です。
■MauticのLPで利用する
MauticのLP作成機能でダイナミックコンテンツを差し込むことができます。ComponetsのLanding Pagesの項目で、ランディングページの編集画面(ビルダー)を表示させます。
※本稿はダイナミックコンテンツについてのメモなので、LPの作り方の詳細は省略。
ダイナミックコンテンツを挿入したいテキストタイプのスロットを選択し、「Customize Slot」の本文入力エリアで、エディタのアイコンからタグのマークをした「Insert token」というツールを選びます。
そうすると作成済みのダイナミックコンテンツのInternal NameとSlot Name(前の手順で「Requested Slot Name」に入力したもの)が選択肢に出てきますので、選択。
{dwc=slotname} のように表示されればOKです。(slotnameの部分は自分の設定した識別名に変わります)
上記のように一覧から選択してもいいですが、手打ちで打ち込んでもOKです。
■表示を確認する
LPのビルダーの右側の一番上の方に「Public Preview URL」という確認用のURLが表示されていると思います。ここにアクセスすると実際の表示を確認できます。
が、ここで大注意!!!
Mautic全体にわたっての注意なのですが、管理画面にログイン中は、Contactsに存在しないユーザーとしてアクセスしている状態になります!
初めてアクセスするユーザー扱い、つまり、「Filter」で設定した条件に、絶対に合致しません!
なので、管理画面にログインしている状態で確認しても、一生Filter basedのダイナミックコンテンツは確認できないのですね。
いやー、これ知ってないとはまるやつです。
なので、ログアウトするか別のブラウザを起動して確認します。
いちいちログアウトして、修正するときまたログインするのは面倒なので、別のブラウザを併用するほうがいいでしょう。
■MauticのLPではない、普通のページに埋め込む
自分で作ったページや、WordPressなどで作ったページに埋め込む場合は、まず前提としてMauticのトラッキングコードが埋め込まれている必要があります。そのうえで以下のコードを入れます。
デフォルトコンテンツ
slotnameは、ダイナミックコンテンツの識別名ですので、自分の作ったものに変えてください。
デフォルトコンテンツの部分は、ダイナミックコンテンツが表示されない場合に見える部分になります。
このコードが埋め込まれているページにFilterに合致するユーザーが訪れた場合、いったん「デフォルトコンテンツ」が表示されて、そのあとダイナミックコンテンツに置き換わります。
この置き換わりがそこそこ時間がかかる(数秒)ので、「デフォルトコンテンツ」の部分が一瞬見えてしまいます。
なので、基本的にはこの部分はなにも入れない方が見栄えは良いかと思います。
まずはFilter basedについてでした。
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