レビュー:決定版 心をそだてる はじめての日本の歴史 名場面101 (決定版101シリーズ)

なんだか知らないのですが、息子(6歳の幼児)が唐突に歴史に興味を持ち始めまして、「お侍さんの話して」と言ってくるのですが、
正直そんなにいろいろ知らんよ、

ということでAmazon先生にお願いしてみました。

みつけたのがコレ↓



これが良いと思うのは、列伝方式だってこと。

学校で習う歴史が良くないと思うのは、人物よりも出来事というか、大きなスケールだけで話が進んじゃうところだと思うんですよね。
「アメリカからイギリスが独立するために戦争を始めて…」とかいわれてもピンとこない。
歴史を作っているのはその時代に生きた人々ですから、ワシントンとかベンジャミン・フランクリンとかの革命を導いた人たちの物語をもっと教えて欲しかった。

この本では日本の歴史の中から101のエピソードを選び、物語調で掲載しています。
絵も多いので取っつきやすいが、言葉遣いなどは幼児には難しすぎるので、かみ砕いて説明しながら読んでます。小学校中学年くらいなら一人で読めるのかな~?という感じ。
元々興味があったせいもあり、かなり食いついてます。
1つの話の長さは、絵本と比べると長い部類。でも、ゆっくり長く楽しめると思えば良いかな。

分かりやすく書いている分、伝説が混ざっている部分があったり、史実として完全に正確ではないのでしょうが、そこは物語ですから良しでしょう。(もっとも100%史実のみなんてものは教科書だってあり得ないわけですし)
それよりも、こんな人がいたんだと興味が持てることが大事。

一応年代順に並んでますが、つながっている訳では無いです。
これを読みながら、興味が深くなってきたら年表や地図を見ながらいつ・どこで有った話なのか確認すると良いと思います。
結局人間、興味が先に無いと何も覚えられませんからね。これは大人も子どもも一緒。

同じシリーズで落語とか日本の神話とかいろいろあるので、それも楽しそうです。

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