レビュー:クリスマス・プリンス(Netflix限定映画)

Netflixオリジナルの映画、「クリスマス・プリンス」のレビューです。
ネタバレを含みますので、要注意!
(先日書いたネタバレしない紹介はこちら

こちらのレビューはどちらかというと観終わった人向けというか、ただ僕が語りたいだけですのであしからず。(笑)

この映画、90分程度という長さだったり、舞台が主人公の編集部、お父さんの経営するカフェ、王子の城とその周辺という限られた範囲だったりと、昨今のハリウッド映画のような大作感は全くありません。

が、随所に渡り作りの丁寧さが際立つのと、ベタでお約束全開のストーリーが安定して観られる安心感を出していて、選んで間違いない映画になっていると思います。

クリスマスに向けて、ほっこりしたい人にはお勧めですね~。

■とにかくストーリーはお約束全開!

王子、恋人いない歴1年の女子、クリスマス。
・・・わかるよね?(笑)

まぁ、そういうことですし、「そんなうまい話あるかーい!」と突っ込みながらも、結局はまってしまっていました。

プレイボーイの噂に反して、実は王位継承に悩む繊細な王子。
雪山で遭難しかけたらオオカミ(野犬?)に襲われる主人公を助けて、山小屋の暖炉の前で語り合うとか、鉄板ですよね。

もちろんしっかりエンディングに向けての盛り上がりも用意されています。
ちょっとしたピンチがあって、解決した後のちょっと寂しいエンディングかと思いきや、という最後まで期待を裏切りませんよね。

■登場するキャラクターもいい

マンガほど突拍子もない感じではなく概ねリアリティあるキャラクター設定。
ここでも、ちょっと意地悪な上司、ひねくれてる姫、王位を狙う甥っ子とか、ステレオタイプが効いてます。
短い映画なのでそれぞれのキャラクターが深く掘り下げられる時間はありませんが、メインのキャラクターから脱線しないためにも良いのではないでしょうか。
それに、典型的なストーリーだからこそ、掘り下げなくても、「あ、この人はこういうキャラだよね」と分かりやすいですね。

僕が好きだったのは、王子の妹の姫、エミリーね。
非常にうまい子役だと思います。
結構、この子のかわいさが効いてると思うんだよね。

■音楽や映像がきれい

ドラマ系の映画ですので、CGがすごいとか、そういうのはありませんけど、雪の風景はとても美しいです。
挿入される音楽もクラシックが挿入されたりして雰囲気がいい。
クリスマスですからね~。
雰囲気は大事ですよ。

■欲を言うと・・・

どうせなら、と言ったらなんですが、最後のシーンは急に友だちが集まってきて踊り出すとかそのくらい弾けちゃってもよかったんじゃないかという気もします。
まぁ、ややリアル路線で来ているところをぶち壊しますが、最後の盛り上がりとしてそれがあったら、僕は部屋で一人スタンディングオベーションですね。(笑)

でも、本編のエンディングもこれはこれでいいですよ。

■まとめ

やっぱりテーマがクリスマスですから、今の時期に見ておきたい映画ですね。
できれば年内に!
年が明けてしまうとそれだけでちょっとテンションが下がってしまう感じがあります。
Netflixからのクリスマスプレゼント、ぜひ楽しんでくださいね~。

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