ディファイアントの危機(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP4-6)
DS9シーズン4のエピソード6.
今回はシスコたちがフェデレーションと、ガンマ宇宙域のカレマとの貿易交渉のため、USSディファイアントで出動する。
貿易交渉にDS9の最強のUSSディファイアントと司令官自らが出張る必要があるのか、ドラマとしての都合か、と思いきや、一応、ガンマ宇宙域の住人はフェデレーションとの取引は創設者に禁止されているなかでコッソリやるので、厳戒態勢なんだとか。
いや、逆にディファイアントは目立つのでは?とも思うけど。
交渉自体も直接ではなく形式上はフェレンギを通してということになっています。
(フェレンギはフェデレーションに加入していない)
(以下、ネタバレ含む)
カレマの代表とランデブーして商談を進めていたところ、ジェム・ハダーに見つかって攻撃されてしまいます。
カレマの船は攻撃を逃れるために近くのガス惑星の大気圏に逃げ込みますが、ジェム・ハダーも当然追っていく。
ディファイアントも救出のためガス惑星の過酷な大気の中に突っ込みます。
視界が効かない中での戦闘の結果、ジェム・ハダー2隻のうち1隻を落とすも、ディファイアントも被弾、ブリッジのシスコは重症でブリッジは機能的にも停止、ベシアとジャッジアは被弾エリアにいたため隔離されてしまう(通信も不能)。
健在なウォーフがエンジンルームに指揮を移し、オブライエンら技術士官中心の即席クルーでなんとか乗り切りました、と。
この回は、それぞれの登場人物が、周りとのつながりを深めて成長する物語ですね。
ブリッジは重症のシスコとキラ、被弾エリアの隔離部屋ではベシアとジャッジア、エンジンルームはウォーフ、オブライエンとその他の技術士官、さらに商談ルームでは同行していたクワークとカレマ人の商人。
それぞれが最初はうまくいかなかったものの、次第に打ち解けて危機を乗り切ります。
●シスコとキラ
キラにとってシスコはただの上官ではなく、預言者より選ばれし者として信仰の対象にもなっています。
それがシスコをぎこちなくさせるし、キラもあまり個人的な関係には踏み込みませんでした。
しかし、重症のシスコの意識を保つために話し続けるうちに、少しその関係は変わったようです。
DS9が始まった時、ベイジョー人といえばロー・ラレンのイメージが強かったので、キラの笑顔がわざとらしくて好きになれませんでしたが、今回のエンディングには最高です。
●ベシアとジャッジア
ベシアがジャッジアを追いかける関係はDS9の最初からあったプロットですが、最近はあまり出てきていませんでした。
まぁ、ジャッジアがつれないのでね、ベシアもあきらめてたんでしょうけど、今回で少し進んだのでしょうか??
個人的にはあんまりここは興味ないです。(笑)
●ウォーフ
オブライエンはじめ、技術畑のみなさんは、アカデミー出身の上級士官とは考え方も違うのですね。
アカデミーの教育を受けてませんので、軍の規律に緩かったり、どちらかというと技術屋として目の前の問題を解決することに長けています。
まじめなウォーフにはそれがわからず、指揮権を移したエンジンルームで、いつもの感覚で指揮を執ってしまい、反感をかいます。
そこで僕らのオブライエンがナイスアドバイス、技術屋さんたちの長所を活かす方法を示唆することで、うまく回るようになります。
ウォーフは覚えることが多いですね。(笑)
オブライエンが部下に指示するようなシーンは珍しく、どちらかというといつも下っ端感が漂っていますが、今回、かなりの有能ぶりを発揮しています。
●クワークとカレマ人商人
もともとクワークが、カレマとフェデレーションの間に入ったのを良いことに不当に利益を抜いていたのが今回の交渉の発端なのですが、カレマ人の商習慣はもっと清廉らしく、全然気が合いません。
しかし戦闘をきっかけに隔離され、しかも不発弾として飛び込んできた光子魚雷を共同で処理するうちに、カレマ人にもクワークのいう商売の話が少しずつ分かるようになってきます。
クワークは今回もいい味を出していますね。
つまるところ、いろいろなところで個人の価値観が衝突し、分かりあっていく、というDS9の根底に流れるテーマですね。
繰り返しになりますが、最後のキラの笑顔は最高です。(笑)
今回はシスコたちがフェデレーションと、ガンマ宇宙域のカレマとの貿易交渉のため、USSディファイアントで出動する。
貿易交渉にDS9の最強のUSSディファイアントと司令官自らが出張る必要があるのか、ドラマとしての都合か、と思いきや、一応、ガンマ宇宙域の住人はフェデレーションとの取引は創設者に禁止されているなかでコッソリやるので、厳戒態勢なんだとか。
いや、逆にディファイアントは目立つのでは?とも思うけど。
交渉自体も直接ではなく形式上はフェレンギを通してということになっています。
(フェレンギはフェデレーションに加入していない)
(以下、ネタバレ含む)
カレマの代表とランデブーして商談を進めていたところ、ジェム・ハダーに見つかって攻撃されてしまいます。
カレマの船は攻撃を逃れるために近くのガス惑星の大気圏に逃げ込みますが、ジェム・ハダーも当然追っていく。
ディファイアントも救出のためガス惑星の過酷な大気の中に突っ込みます。
視界が効かない中での戦闘の結果、ジェム・ハダー2隻のうち1隻を落とすも、ディファイアントも被弾、ブリッジのシスコは重症でブリッジは機能的にも停止、ベシアとジャッジアは被弾エリアにいたため隔離されてしまう(通信も不能)。
健在なウォーフがエンジンルームに指揮を移し、オブライエンら技術士官中心の即席クルーでなんとか乗り切りました、と。
この回は、それぞれの登場人物が、周りとのつながりを深めて成長する物語ですね。
ブリッジは重症のシスコとキラ、被弾エリアの隔離部屋ではベシアとジャッジア、エンジンルームはウォーフ、オブライエンとその他の技術士官、さらに商談ルームでは同行していたクワークとカレマ人の商人。
それぞれが最初はうまくいかなかったものの、次第に打ち解けて危機を乗り切ります。
●シスコとキラ
キラにとってシスコはただの上官ではなく、預言者より選ばれし者として信仰の対象にもなっています。
それがシスコをぎこちなくさせるし、キラもあまり個人的な関係には踏み込みませんでした。
しかし、重症のシスコの意識を保つために話し続けるうちに、少しその関係は変わったようです。
DS9が始まった時、ベイジョー人といえばロー・ラレンのイメージが強かったので、キラの笑顔がわざとらしくて好きになれませんでしたが、今回のエンディングには最高です。
●ベシアとジャッジア
ベシアがジャッジアを追いかける関係はDS9の最初からあったプロットですが、最近はあまり出てきていませんでした。
まぁ、ジャッジアがつれないのでね、ベシアもあきらめてたんでしょうけど、今回で少し進んだのでしょうか??
個人的にはあんまりここは興味ないです。(笑)
●ウォーフ
オブライエンはじめ、技術畑のみなさんは、アカデミー出身の上級士官とは考え方も違うのですね。
アカデミーの教育を受けてませんので、軍の規律に緩かったり、どちらかというと技術屋として目の前の問題を解決することに長けています。
まじめなウォーフにはそれがわからず、指揮権を移したエンジンルームで、いつもの感覚で指揮を執ってしまい、反感をかいます。
そこで僕らのオブライエンがナイスアドバイス、技術屋さんたちの長所を活かす方法を示唆することで、うまく回るようになります。
ウォーフは覚えることが多いですね。(笑)
オブライエンが部下に指示するようなシーンは珍しく、どちらかというといつも下っ端感が漂っていますが、今回、かなりの有能ぶりを発揮しています。
●クワークとカレマ人商人
もともとクワークが、カレマとフェデレーションの間に入ったのを良いことに不当に利益を抜いていたのが今回の交渉の発端なのですが、カレマ人の商習慣はもっと清廉らしく、全然気が合いません。
しかし戦闘をきっかけに隔離され、しかも不発弾として飛び込んできた光子魚雷を共同で処理するうちに、カレマ人にもクワークのいう商売の話が少しずつ分かるようになってきます。
クワークは今回もいい味を出していますね。
つまるところ、いろいろなところで個人の価値観が衝突し、分かりあっていく、というDS9の根底に流れるテーマですね。
繰り返しになりますが、最後のキラの笑顔は最高です。(笑)
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