戦士の宿命(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP4-22)
スタートレックDS9シーズン4のエピソード22。
ディープスペースナインがジェム・ハダーに襲われ機材を奪われ、シスコたちは敵を追ってディファイアントでガンマ宇宙域に侵入。
久々(?)の戦闘ですね。
(以下、ネタバレ含む)
■あらすじ
ディープスペースナインがジェム・ハダーの奇襲を受け、資材が奪われる。
敵を追ってディファイアントでガンマ宇宙域に入ったシスコたちは、襲撃した部隊とは別のドミニオンの部隊と遭遇する。
1人のボルタ人とジェム・ハダーの兵士たちから成るその部隊は、ディープスペースナインを襲撃した部隊を追っていた。
ディープスペースナインを襲撃したジェム・ハダーは、遙か昔に銀河を支配したアイコニア人が残したゲートウェイ(超長距離にも対応出来る転送装置)の遺跡を発見し、創設者に渡すことなく修復して独占しようとしている反乱者たちだった。
反乱者たちがゲートウェイを手にすればドミニオンは深刻な内乱に陥る可能性があることから、討伐部隊が派遣されたのだった。
シスコらにしてもジェム・ハダーがゲートウェイを手に入れることは看過できないため、ゲートウェイを破壊するという共通の目的の下、討伐隊のジェム・ハダーらと共同戦線を張ることになる。
好戦的で文化の異なるジェム・ハダーとは、主にウォーフが対立、指揮権を巡ってはシスコとジェム・ハダーの隊長の鍔迫り合いもありながら、訓練を続け、反乱者を追う。
反乱者の基地に近い森に降り立つシスコたち。
ゲートウェイの妨害派によりフェイザー銃が使用不能となってしまったため、斧を武器に格闘戦で突入する。
多大な犠牲を出しながらも中枢部に到達し、ゲートウェイの破壊に成功した。
討伐隊は残りの反乱者を掃討するために残り、シスコらディープスペースナインの部隊は撤収した。
■感想
ゲートウェイとかアイコニアというのは、新スタートレックの終盤に出てきたものです。
宇宙全体にわたって基本デザインの似たヒューマノイドタイプの種族が広がっている事についてのSF的な説明として登場したもので、それによると、およそ20万年前に滅びたアイコニア人が将来の平和を願って、ヒューマノイドの遺伝子を宇宙中にまいたという事になっています。
各種族はそこから進化したために、基本的な類似点が多いという理屈ですね。
・・・もっとも真面目な話、地球の人類の祖先はもっと前に登場しているのでつじつまが合いませんが、まぁ、昔のSFだからね。
今作るのだったら5億年~6億年前くらいにしておきたいところでしょうか?
ゲートウェイはアイコニア人がもっていた技術で、銀河の遠く離れた惑星間でも一瞬で移動できるどこでもドアみたいなものです。
これがあると、ガンマ宇宙域からでもいきなりアルファ宇宙域の中枢に大軍で攻め込めますので、非常に脅威なのですね。
新スタートレックで発見されたゲートウェイも、ロミュランに渡さないようにするため、フェデレーションによって破壊されています。
今回はジェム・ハダーのことがいろいろ明らかになっています。
ジェム・ハダーは創設者によってケトラセル・ホワイトという薬物に依存するように作られており、それで支配されています。
ボルタ人も創設者によって作られているクローンですが、ケトラセル・ホワイトを管理する役割を与えられています。
しかし話の中で出ていますが、少なくとも討伐隊のジェム・ハダーは必ずしもホワイトの為だけに創設者に忠誠を誓っている訳ではなく、純粋に創設者を崇拝しているようです。
ゲートウェイの存在をしり、反乱者と合流すればドミニオンを支配できることが分かっていても、創設者に叛旗を翻すことはしませんでした。
ジェム・ハダーが驚異的なスピードで成長することはシーズン3エピソード6「捨て子の秘密」で知られていました。
今回、もっと詳しく判明します。
●正規の養育機で育った場合、生後3日で戦えるようになる。
●15歳まで生きるものは稀で、20歳まで生きれば長老として尊敬される。30歳まで生きたものはいない。
●女はいない。
●睡眠・食事は不要で、ケトラセル・ホワイトだけあればよい。
おそらく、元となった種族を創設者がこのように改造したのだと思いますが、まさに生きる兵器ですね。
ただ、彼らなりの理念はあって、それに不満があるわけでもなく、創設者を純粋に崇拝しているようです。
そうでないものがたまにいて、今回のように反乱が起こったりもするのでしょうけれども。
それと、細かいのですがNetflixの字幕で誤訳があるように思います。
討伐隊の隊長が規律違反をした部下を処刑するシーンで、「あいつは次男だった」というようなセリフがあります。
英語では次男の部分はSecondと言っており、これはSecond Officer(副官)の事だと思います。
ジェム・ハダーは家族を持ちませんので、その意味でも誤訳っぽいですよね。
ディープスペースナインがジェム・ハダーに襲われ機材を奪われ、シスコたちは敵を追ってディファイアントでガンマ宇宙域に侵入。
久々(?)の戦闘ですね。
(以下、ネタバレ含む)
■あらすじ
ディープスペースナインがジェム・ハダーの奇襲を受け、資材が奪われる。
敵を追ってディファイアントでガンマ宇宙域に入ったシスコたちは、襲撃した部隊とは別のドミニオンの部隊と遭遇する。
1人のボルタ人とジェム・ハダーの兵士たちから成るその部隊は、ディープスペースナインを襲撃した部隊を追っていた。
ディープスペースナインを襲撃したジェム・ハダーは、遙か昔に銀河を支配したアイコニア人が残したゲートウェイ(超長距離にも対応出来る転送装置)の遺跡を発見し、創設者に渡すことなく修復して独占しようとしている反乱者たちだった。
反乱者たちがゲートウェイを手にすればドミニオンは深刻な内乱に陥る可能性があることから、討伐部隊が派遣されたのだった。
シスコらにしてもジェム・ハダーがゲートウェイを手に入れることは看過できないため、ゲートウェイを破壊するという共通の目的の下、討伐隊のジェム・ハダーらと共同戦線を張ることになる。
好戦的で文化の異なるジェム・ハダーとは、主にウォーフが対立、指揮権を巡ってはシスコとジェム・ハダーの隊長の鍔迫り合いもありながら、訓練を続け、反乱者を追う。
反乱者の基地に近い森に降り立つシスコたち。
ゲートウェイの妨害派によりフェイザー銃が使用不能となってしまったため、斧を武器に格闘戦で突入する。
多大な犠牲を出しながらも中枢部に到達し、ゲートウェイの破壊に成功した。
討伐隊は残りの反乱者を掃討するために残り、シスコらディープスペースナインの部隊は撤収した。
■感想
ゲートウェイとかアイコニアというのは、新スタートレックの終盤に出てきたものです。
宇宙全体にわたって基本デザインの似たヒューマノイドタイプの種族が広がっている事についてのSF的な説明として登場したもので、それによると、およそ20万年前に滅びたアイコニア人が将来の平和を願って、ヒューマノイドの遺伝子を宇宙中にまいたという事になっています。
各種族はそこから進化したために、基本的な類似点が多いという理屈ですね。
・・・もっとも真面目な話、地球の人類の祖先はもっと前に登場しているのでつじつまが合いませんが、まぁ、昔のSFだからね。
今作るのだったら5億年~6億年前くらいにしておきたいところでしょうか?
ゲートウェイはアイコニア人がもっていた技術で、銀河の遠く離れた惑星間でも一瞬で移動できるどこでもドアみたいなものです。
これがあると、ガンマ宇宙域からでもいきなりアルファ宇宙域の中枢に大軍で攻め込めますので、非常に脅威なのですね。
新スタートレックで発見されたゲートウェイも、ロミュランに渡さないようにするため、フェデレーションによって破壊されています。
今回はジェム・ハダーのことがいろいろ明らかになっています。
ジェム・ハダーは創設者によってケトラセル・ホワイトという薬物に依存するように作られており、それで支配されています。
ボルタ人も創設者によって作られているクローンですが、ケトラセル・ホワイトを管理する役割を与えられています。
しかし話の中で出ていますが、少なくとも討伐隊のジェム・ハダーは必ずしもホワイトの為だけに創設者に忠誠を誓っている訳ではなく、純粋に創設者を崇拝しているようです。
ゲートウェイの存在をしり、反乱者と合流すればドミニオンを支配できることが分かっていても、創設者に叛旗を翻すことはしませんでした。
ジェム・ハダーが驚異的なスピードで成長することはシーズン3エピソード6「捨て子の秘密」で知られていました。
今回、もっと詳しく判明します。
●正規の養育機で育った場合、生後3日で戦えるようになる。
●15歳まで生きるものは稀で、20歳まで生きれば長老として尊敬される。30歳まで生きたものはいない。
●女はいない。
●睡眠・食事は不要で、ケトラセル・ホワイトだけあればよい。
おそらく、元となった種族を創設者がこのように改造したのだと思いますが、まさに生きる兵器ですね。
ただ、彼らなりの理念はあって、それに不満があるわけでもなく、創設者を純粋に崇拝しているようです。
そうでないものがたまにいて、今回のように反乱が起こったりもするのでしょうけれども。
それと、細かいのですがNetflixの字幕で誤訳があるように思います。
討伐隊の隊長が規律違反をした部下を処刑するシーンで、「あいつは次男だった」というようなセリフがあります。
英語では次男の部分はSecondと言っており、これはSecond Officer(副官)の事だと思います。
ジェム・ハダーは家族を持ちませんので、その意味でも誤訳っぽいですよね。
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