二人の女神(スタートレックディープスペースナイン レビュー / EP4-20)

スタートレックDS9シーズン4のエピソード20。

またまた登場、ラクサナ・トロイ、今度は妊娠した、と。
しかし、子どもについて夫と意見が合わずにオドーに助けを求めに来たというお話です。
ん~、正直言うと、あんま面白くない。(笑)
「二人の女神」の二人とは、サイドストーリーのオナヤも入れて二人の女性が活躍するということでしょうか。

(以下、ネタバレ含む)

■あらすじ
久しぶりにディープスペースナインを訪れたラクサナ・トロイは、タヴニア人の夫との間に子どもができたという驚きの報告をする。
おめでたいことなのだが、問題が1つ。
タヴニア人の風習で、子どもは16歳になるまで同性の親の元でくらし、異性の親からは引き離されるという。
それを嫌ったラクサナはディープスペースナインまで逃げてきたのだった。

オドーはタヴニア人の風習をしらべ、正確には「男の子は、母親の夫と暮らす」という風習であることを突き止めた。「子どもの父」ではなく「子どもの母の夫」であることから、ラクサナに今の夫と別れオドーと結婚するよう勧める。

結婚式の日がやってきた。
これもタヴニアの風習により、夫となる男性は妻になる女性に愛を告白し、正当な理由を持ってめとることを出席者全員に納得させる必要があるのだった。
前の夫も参列するなか、オドーはラクサナへの想いを誠実に語り、結婚式は無事終了した。

演技ではなく本当のこととおもってやっていたオドーだが、ラクサナはオドーの元を去ることに。
ラクサナもオドーへの愛はあるものの、結婚することで二人の間の友情を壊したくないということで、ベタゾイドへ帰って行った。


■感想
めちゃくちゃ個人的な感想ですけど、新スタートレックの頃からラクサナが出てくるエピソードはあまりのめり込めないんですよね~。
SFっていうより、ただのコメディドラマになってしまっている気がして。
憎めないキャラではありますが、好きにもなれないという感じで。

恋多きラクサナ・トロイで、いろいろやり尽くした感があったものの、まさかいきなり妊娠したとくるとは思いませんでした。

ラクサナは単刀直入にものを言う性格なので、わりと煙たがられる場合が多いですが、オドーも似たようなところがあるからでしょうか、気が合うようですね。
オドーはオドーなりに真剣にラクサナが恋愛対象のようですし、ラクサナにしてもオドーの事を大切に思っていることが分かります。

こういうエピソードで意外と良い味を出すのがクワーク。
なんだかんだ言って、オドーを祝福する気持ちがあるわけで、この二人もトムとジェリー的な仲の良さを感じます。(笑)

さて、サイドストーリーはジェイクの話。
こちらはもう、ちょっと訳が分からないのですが、ジェイクが不思議な女性にたぶらかされるというものです。
才能ある人に取り憑くようにして、能力を引き出す代わりに生命エネルギーを吸い取るという迷惑な生命体。
女性の形をしていたけれども、本来は形がないのかも。

ジェイクはこのオナヤという女性に目を付けられ、小説家としての才能を引き出される代わりに命の危険にさらされてしまい、間一髪でシスコらに救われることとなりました。

正直言ってこの話、何が言いたいのかよく分からない。
女性の正体もよく分からない。
宇宙にはいろいろな未知の危険な生命体がいるよー、くらいな感じでしょうか。

ラクサナはベタゾイドに帰って子どもを産むらしいのですが、子どもが登場するエピソードがあるかどうか。
ちょっとそれは気になりますね。

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