IE11開発者ツールのエミュレーションでIE9

IE9なんてもう過去の遺物なんですけど、どうしても対応せい、ということもあるわけで、しかし実際に確認できる環境を用意するのも一苦労だったりして。
で、仕方がないのでIE11の開発者ツールについているエミュレーター(エミュレーション)で、IE9モードにしてとりあえず見てたりします。

で、おおざっぱにはIE9っぽい動きになってくれるのですけれどもどうもこれが不完全でして。
例えば、css3のtransformという設定はIE9ではプレフィックスなしでは効かないはずなのですけれども、エミュレーションだと効いてしまう。。。
あくまでエミュレーターだから100%信頼できるとは思っていないけど、それにしてももうちょっと再現性を高くしてほしかったところです。

ちなみにcss3のtransformをIE9で聞かせるには「-ms-」というプレフィックスが必要です。
念のためにプレフィックス付きの設定も一緒に入れておくことに多分デメリットは無いんですけれども、どうしても不要ならできるだけ減らしたいという思いがあって抜いてしまうとIE9でハマるという、罠に堕ちました。。。

IE9は2016年中にほぼサポートが終了、WindowsVista版のみ、OSの都合上IE10が入らないことからサポートが続いていましたが2017年4月11日をもってマイクロソフトのサポートが終了したようです。

サポートしていないブラウザには対応したくないのですが、アクセス解析で見ると、全体の1~2%程度のシェアはあるようで、月間10万人来るサイトだと1000人くらいですか。
うん、少なくない。

しかしここから、「ほぼゼロ」というレベルになるまではたぶん相当時間がかかると思われるし、ほんと、そこに対応する意味があるのかどうかは考えたほうが良いと思う。

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