英語リスニングおすすめ動画:How This Women’s Biker Club is Helping Babies in Need



母乳を赤ちゃんのもとに届ける、女性バイクライダーたちのチームのお話。

彼女たちは、早産であったりNICU(新生児特定集中治療室)からのリクエストだったり、実の母親が母乳を与えられない場合に、ドナーから提供された母乳をバイクで配達しています。

この「Milk Bank」をスタートしたとき、創設者の女性は車で渋滞にはまっているときに、スイスイと抜けていくバイクを見て、「これを配達に使えないか」と考えたそうです。
(ただし、その時のバイクは違法な運転をしていたようなので、平たく言えば暴走族ですけどw)

母乳は、余分な母乳が出るドナーの女性から預かり、検査し低温殺菌した後、冷凍されます。
配達の必要があるときにはバイクチームが配達する仕組み。

動画の後半では、月一回の配達を受けている女性が登場します。
彼女の赤ちゃんは早産で、長期間の入院が必要でした。
無事退院したものの、入院期間中に女性の母乳は止まってしまいました。
合成ミルクでは赤ちゃんが危険で母乳をあたえる必要があり、Milk Bankの支援を受けています。

彼女の言葉は非常に印象的です。
「このバイクの音は命を運ぶ音です。
このサービスは一人の女性によるものではなく、たくさんの方に支えられています。
だからいただいた母乳は少しも無駄にはしません」

配達する女性ライダーたちはみなガッチリ大柄ですが、赤ちゃんを守るとてもやさしい女性たち。
この活動が長くうまく続くことを願っています。

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