レビュー:速読速聴・英単語 Opinion1100 ver.2

Z会の人気シリーズ速読速聴・英単語の最新巻「速読速聴・英単語 Opinion1100 ver.2」を買ってみました。



速読速聴・英単語シリーズはレベルや用途別にいろいろな種類が出ているほか、それぞれもたまにバージョンアップされたりして、気に入れば長く付き合える教材です。

コンセプトは、文脈の中で単語を学ぶというもので、単純な羅列ではないので記憶に残りやすいと思いますし、リーディング・リスニングも鍛えられます。
この本もなんとCD3枚付きというものすごいボリューム。
ボリュームを考えるとかなり安いと思います。

難点は単語学習という観点だけで言えば効率が悪いともいえること。
CD3枚分を聴いて1100語だと、ん~、単語と例文だけのものであればもっと短くて済むよね。

しかし僕としては、結局のところ文脈込みで学習する方が全然良いと思っているので、急がば回れというか、効率は最終的には良いんじゃないかなというのが個人的な意見です。
まぁ、この辺は何を重視するかにもよるでしょうね。

さて、このOpinionはCoreとだいたい同じレベルの位置づけのようです。
感覚的にはCoreよりはちょっと難しいかなと。
帯には「TOEIC600~800、英検2級~準1級を目指す方」とありますけれども、これで勉強できるなら、TOEIC600・英検2級レベルは超えてるのではないでしょうか。
なので、TOEIC800点以上、英検準1級以上を目指す方、くらいが適切じゃないかなぁと思います。

Ver.2ということで、本当に今月出たばかりほやほやの本書。
実は僕は最初のバージョンも持っています。
しかし、Ver.1は投げ出してしまったんですよねぇ。。。
その理由は後で触れるとして、まず比較してみます。

違いはこんなところ
●最初のバージョンは、Opinion 1400だったので見出し語が300減った
●英文はほぼすべて変更
●レベル別に第1章・第2章に分かれた
●各テーマの後に、フレーズチェックや確認テストのページが付いた
●ナレーターが代わった

見出し語が減ったのはちょっと損したようなような気もしますけど、あくまで見出し語の数であり、見出し語以外でも知らない語はあるし、見出し語でも知っている語もあるので、この辺はあまり気にしていない。
フレーズチェックや確認テストは、テキストとしての完成度は高まったといえますね。
ただ読むだけではなく、より勉強感がでます。
個人的にはあまり要りませんが。(笑)
僕は新しい単語をチェックできて、CDで繰り返し聞くことで効率よく記憶にしみこませられればそれでいいので、テストとかは要らないです。

英文の変更、レベル別の章立て、ナレーターの変更は、以前僕が挫折したポイントをカバーしてくれているようで、個人的にはかなり始めやすくなったと感じています。

いきなり難しすぎないので、最初はさくさく始められるし、英文の構文も前よりも優しい気がします。
また、対話形式になっている文が増えているのではないでしょうか。(前のは早々に脱落したからちゃんと比べられないけど・・)
音声の方は、対話形式になっているものが多いこともあり、前よりも抑揚があって聞きやすく感じます。

そんなわけでこのOpinion 1100、いい感じにバージョンアップしており、Opinion 1400で挫折した人にもおすすめかと。
英文がほぼ新しいってことは、1100をマスターした後、前の1400に戻ったっていいわけですよね。
やや話題の古さなどはありますけど、同じくらいのレベルの単語を多角的に学べるので、古いものも無駄になりません。

本当はCore 1900も気になっているんですけどね~、英文にスラッシュが入っているのがちょっと嫌なんですよね。

とにかくまずはこのOpinion 1100 ver.2を頑張ってみます。

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(追記しました)レビュー追記:速読速聴・英単語 Opinion1100 ver.2

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