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5月, 2019の投稿を表示しています

軽量・簡単なMasonry風レイアウト用JavaScriptライブラリ Macy.js

Masonry風レイアウトと言ってもイマイチピンとこない場合もあるかと思いますが、いわゆるピンタレスト風と言いますか。 高さの違う要素をタイルのように敷き詰めるアレです。 CSSだけでできるのかなと簡単に考えていたけど、意外とできないんですよね。 ●floatやinline-block →各要素の高さが異なっても、行ごとに頭がそろってしまう。(高さが低い要素の下が開いてしまう) ●column →「cssだけでできる」と紹介しているサイトはだいたいcolumnを使っていると思いますが、並び順がおかしい。  左上が最新で、そこから順番的には右に行って、入りきらなくなったら下に回るというのがピンタレスト風(Masonry風)。  columnを使った場合は、左上から左下に、縦に並んで、そのあと一つ右の列に行く。  これでは同じレイアウトと言えない。 そんなわけで結局JavaScriptを使わなくてはいけないんだなと決意した(笑)のですが、なかなかいいのが見つからなくて。 シンプル過ぎてオプションが少なく希望のレイアウトにしづらかったり、高機能すぎてめんどくさかったり。 そんな中で見つけたのが「Macy.js」。 これ、決定版なんじゃないでしょうか!? ●Macy.js公式サイト http://macyjs.com/ ■Macy.jsの良いところ 他のスクリプトに依存しない。(jQueryなしで動く。もちろんあっても競合しない) 軽い。 必要十分なオプション。 ■Macy.jsのいまいちなところ IE対応がいまいち。 IE11で動かすにはPromiseのPollyFill(Promiseという機能がIE11で使えるようにするための追加プラグインのようなもの)が必要と書かれています。 ただ、これは僕の環境では何もやらなくても動いたんですけど。。。 IE10はdatasetのPollyFillが必要とのことですが、IE10はもうサポートしなくていいかなぁという気持ちになっているので、場合によってはIE10はfloatでお茶を濁すくらいに考えてます。 ■まとめ 非常に手軽で必要十分な機能を持っているMacy.js。 なんか、今後もピンタレスト風レイアウトを多用したくなってしまいそうです。

令和の大誤審? 浦和対湘南戦の山本主審の判定について

誤審は誤審ですね。 それは間違いない。 で、もうあらゆるところで「誰にでもわかる酷い誤審」とか、「誤審をする審判にもペナルティが必要」とかそういう話は出尽くしててお腹いっぱい。 とりあえずそういったことは抜きにして、なんで見えなかった?ってところが不思議なわけです。 ■事象発生時の主審と副審のポジショニング 動画を見てても、主審と副審のポジショニングに問題があるようには思えない。 もともとああいう早いシュートで副審がラインについていくのはなかなか現実的に難しいところですけど、ダッシュしてますね。 主審はバックスタンド側のポストにボールが当たった時点でいったん「ゴールからボールが出そう」と思ったのか、後ろに戻るそぶりを見せているようです。 これはちょっと判断が拙速かもなと思います。 ただその後その場にとどまり、入った可能性を察知した後はすぐに副審を確認しています。 ここも手順自体は問題ないですね。 ■主審に見えたもの 人間の目はなかなか信頼のおけないものなのでカメラのように客観的には行きませんが、主審には「ゴールインした可能性」が見えているのは確実です。 なので、副審に確認をしているわけです。 副審がゴールに入ったシグナルを出さなかったので、主審はプレーを続けさせるシグナルを出しました。 つまり、「ゴールインしたかも」という感じはしたものの、「明らかにゴールである」とは見えていないのですね。 仮に副審がゴールインのシグナルを出さなくても、主審が明らかにゴールであると判断したら少なくともプレーは止めるはずです。 なので、副審が「ノーゴール」と主張すればそうかな、と思ってしまう程度しか見えていなかったでしょう。 ■副審に見えたもの これ難しいのね。 まず副審はほぼ全力で走ってますので、プロとは言えある程度情報の精度は落ちるでしょう。 キーパーや他の選手がブラインドになっていた可能性も考える必要があります。 他の選手は大丈夫そうなので、有るとすればキーパーかな。 ただ、正直今回ほど深くラインを越えている状況だと、多少アバウトでもゴールインであるとみなせる場合が多いというのが、僕の個人的な想像です。 不幸だったのは、ボールがゴールわきに置いてあったボトルに跳ね返って、イレギュラーに外に出てきてしまったこと。

2019-20競技規則の変更点

IFABのページに3月12日からずっと、変更点のドキュメントが上がっていたのですね、気づきませんでした。 競技規則全体ももうすぐ販売開始になるようで、表紙の画像も上がっていて、IFABのショッピングサイトではComing Soonになっています。 変更点はこんな感じ。 (個人の翻訳ですので、実際の運用の際は、最終的にJFAから案内される日本語版を参照のこと。カッコ内は補足) とあるサッカーの記事サイトの翻訳が、あきらかに日本語版競技規則の文言を知らない訳だったので、ちょっとイラっときて自分で訳してみました。 サマリー部分だけで不明瞭な部分は、実際の条文の変更箇所も参照して補足しています。 ●第3条 競技者 主審から別に指示されない限り、交代する競技者は最も近いタッチラインからフィールドの外に出なければならない ●第4条 競技者の用具 アンダーシャツは、シャツの袖と全く同じであれば、複数の色・柄が許可される (シャツの袖と全く同じ、延長のようになっていることが条件です) ●第5条 主審 主審はリスタートが行われた後に、リスタートの決定を変更することはできないが、得ての状況において、遡ってイエローカード・レッドカードを提示できる (VARの導入に応じた変更と思われます。いったんリスタートした後でVARの助言などにより、遡って警告や退場を行うことができることが明文化されました) 主審がVARのレビューエリアに行くか、または、ハーフ終了時に選手を呼び戻すためにフィールドを離れても、決定は変更することができる。 (これは前半・後半終了時についての変更のようです。前半・後半終了時にフィールドをいったん離れたとしても、終了前に起こった事象について判定を変えることができると規定されました)  チーム役員の不正に対してイエローカード・レッドカードが提示できる。もし誰が違反したかを特定できなかった場合は、テクニカルエリアの上級のコーチ(一番立場が上のもの)がカードを受ける。 PKが与えられた場合、反則を受けた選手は診断と治療を受け、フィールドにとどまり、キッカーとなることができる。(ケガにより一時的にフィールドの外に出ることでキッカーになれない状況が是正されました) ●第7条 試合時間 飲水ブレイク(=1分を超えない)とクーリング

Nintendo SwitchのFit Boxingって、普段から運動している人にも効果あるの?

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Fit Boxing買いました! ・・・嘘つきました、無駄に。 まだ買ってないんですが、とりあえず体験版を入れてみました! めちゃくちゃ欲しかったのですが、いきなり買わなかった理由はただ一つ。 ふだんからそれなりに運動している自分に効果があるか疑問だった こと。 こういうのって、基本的に運動不足だな~と感じている人が主なターゲットだと思うんですよね。 世の中そういう人の方が多いわけですし、ゲーム的に楽しく始めてみようっていう需要はありますから。 ふだんからそこそこ運動している人の場合、すでに習慣になっているならこういうのが無くても良いじゃないか、というのは自然だと思うし、そこはターゲットにしてないんじゃないかなと。 で、僕はというと、最近で言うと、週1~2回はジムで筋トレ、週1回15キロほどランニングをしているという状態で、一般的な基準で言えばそこそこ動いているといっていいのではないかと思ってます。 まぁ、運動したければジムに行けばいいんですけど、これだけ売れてたら気になるじゃないですか、Fit Boxing。 ネットのレビューを見ると、「運動不足だったから筋肉痛になった」とかいう効果ありのレビューがたくさんありますけど、普段から動いている自分としてどの程度の負荷がかかるのか、運動としてやる意味があるのかどうかが分からなかったんです。 ■体験版の10分でそこそこ効いた感じ? 結論から言うと、10分間やってみて、それなりに動いた、という感覚はありました。 一応客観的な数値としてFitbitの心拍数を見てみると、130くらいになっていました。 これは割と早めに歩いたときの最高値として記録されるくらいの数値です。 (ちなみにランニングすると平均で160~170くらいです) 10分だけなので平均でどのくらい出ているのか分からないのですが、例えば30分間平均120くらいの負荷になりそうな感じだとすれば、それなりに有酸素運動としての効果がありそうですね。 しかも体験版はさわりだけなので、内容も簡単で負荷が低い。 製品版でもっと負荷の高い運動が出てくることを考えれば、普段から運動をしている自分でも、補助的に楽しみながら有酸素運動ができるかも!? まだ買うと決めてないんですけど、これから梅雨になると、走りたくて

鹿島対清水、広島対横浜での、ゴールラインを割っているシュート

Jリーグジャッジリプレイ(2019年の第10回)でも扱われましたが、ちょうど同じタイミングで2試合において、ゴールラインを割ってからキーパーが書き出したと思われるシュートについて、ノーゴールとなるということがありました。 この2つ、ビデオで見返せば明らかなのですが、実際にはゴールを割っています。 なので、ノーゴールの判定は、ジャッジとしては間違いになります。 ■ミスジャッジは困る!? もちろんミスジャッジは無いほうが良いですね。 この得点がきちんと認められていたら結果がどうなっていたかということは一概には言えないけど、得点ですので勝敗に影響していると考えるのが妥当でしょうね。 ただ大事なのは、審判だって間違えたくて間違えているわけではありません。 「プロなんだからそんな言い訳するなよ!」というご意見もあるかもしれませんが、このミスジャッジは、審判が判定する仕組みに元々内在していて、正しく手順を踏むことで生まれてしまう欠陥といっても良いものなのです。 ■副審はオフサイドラインに位置する必要がある 副審が目を光らせなくてはいけないのは、オフサイドライン、タッチライン、ゴールライン、それと主審が見逃したと思われる事象をアドバイスすること、などです。 副審の立ち位置はオフサイドラインが基本になります。 試合中に副審に注目してみてください。 オフサイドラインに合わせて上下動しているのが分かるはずです。 今回のミスを防ぐにはゴールラインに位置してボールがラインを超えたかどうかを見極める必要があるのですが、あのスピードでボールがゴールに向かっているときに、オフサイドラインに位置している副審が完璧にボールについてゴールラインまで監視するということは、物理的に不可能というレベルです。 さらに仮に追いつけたとしても、ジャッジリプレイ内でも言及されている通り、キーパーがブラインドになるため、確信をもってラインを割った瞬間が見えるかどうか疑問です。 ついでに言うと、副審の位置から反対側のゴールポストまでは約40メートルも距離があります。 ボールのサイズは約70cm。 厳しいですね。 ■審判は見たものからしか判定できない 審判団は自分たちが実際に見たものをベースに判定します。 当たり前のことなのですが、「選手たちが入ったっ

電子書籍リーダーとしてのKindleとiPad mini比較

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4年以上、Kindle voyageという端末を使っていました。 もう今では販売終了になっていますが当時のハイエンドでして、300dpiという高解像度でルビなどの小さな文字も読みやすく、ページめくりも画面のタッチ以外にフレーム部分を押し込むことでも行えるという、なかなかイケてる端末でした。 ただまぁ、そろそろ古くなってきたし、今回iPad mini5を購入したことで、2つ持ち歩くほどでもない(iPad miniで本を読めばいい)んじゃないかと思ってるんですよね。 それぞれ良し悪しがありますので比べてみます。 ■Kindleの良いところ ●目に優しい やっぱりこれは、ね。 iPadの画面も非常にきれいですが、eインクは基本的に紙に近く、ぎらつきが気になるなんてことはないし、目が疲れません。 ここは圧倒的にKindleが優位。 夜、寝る前に読むなんていう使い方だったらこちらの方が良いですね。 ●軽い ほぼ本を読むことしかできませんがその分めっちゃ軽いです。 だからまぁ、iPad miniと同時に持ち歩いても良いんじゃないかという気持ちすら出てきてしまうくらい。(^_^;) まぁでもねぇ、荷物はできるだけ減らしたいんで、iPadで代用できるなら置き換えたいんですけどね。 とにかくこの軽さはKindleならでは。 ●モバイルネットワーク付でも安い Kindleはwifiのみというものも選べますが、モバイルネットワーク(いまなら4G)付きのモデルを選んでもiPad miniと比べて安い。 iPadのようにいろんなことはできませんけど、本を読むということに特化するならこの安さは魅力なんだよね。 iPadでモバイルネットワークをつけようとすると端末自体が高いし、毎月の通信料もかかります。 Kindleは4Gモデルを選べば通信はタダなんで。 Kindleで何を通信するんだって思うかもしれないけど、複数の端末で電子書籍を読んでいるときの同期(ウィスパーシンク)は使えるのと使えないので全然ストレスが違うんだなぁ。 その他、外出先で突然本が買いたくなった時もつながってないと読めないしね。 ちなみになぜ4Gが無料かというと、Amazonが負担している部分と、書籍のダウンロードなどは販売価格の一部が通信分として差し引かれる