TIME Magazineのデジタル版は、やる気がないらしい

英語学習者の1つのあこがれみたいなところがある雑誌TIME。
下手に背伸びして手を出して、撃沈した方も多いでしょう、というか、それ僕です。

TIMEの文章は非常に洗練されていると思いますし、記事も面白いです。
ただ一般の学習者にはなかなか難易度が高いですね。
個人的な感覚としては、TOEIC900点クラスの力があったら楽しめると思います。

それはそれとして。

雑誌は最近紙版と電子版があるのが普通になってきていますが、TIMEも当然そうなってます。
そんで、定期購読もデジタルオンリーというプランがあるんですけど、これが選べないんですよね。
もう、笑っちゃうよ。

time.comにアクセスしてSubscribeをクリックすると、日本円で金額は出るんですよね。
これ、アクセスしているユーザーのロケーションを自動判別しているようで、僕は日本からアクセスしているので自動的に日本円表示になっている模様。

で、今で言うと、13号分で3640円と表示されてるんですが、ここの「SELECT」をクリックすると、Fujisan.co.jpにリダイレクトされちゃうのね。
Fujisanは日本の大手雑誌販売サイトなんです。
ここもロケーションで自動的に振り分けられているということですね。

別にそこまでは良いとして、Fujisanの方のプラン設定とか値段が全然違うんですよ、その前の画面と。
さらに電子版の定期購読はできないみたいで。
もう、バカじゃねぇかと。


TIME社は2018年に買収されて、運営が変わったのよね。
そのせいかどうかわからないけど、2018年の後半には長期のサイトメンテナンスがあって、お問い合わせとかもできない状態になっていました。

その時点からサイトの全体の構成がぐちゃぐちゃだなぁと思っていましたけど、さらにぐちゃぐちゃになったんですね、きっと。

iOSのアプリの方もレビューを見ると、アップデートで改悪されたみたいなコメントが多く、ひどい評価になっています。
iOSのアプリからは現時点でも、1月1600円/1年17800円での定期購読ができるようになっています。
ただこういう定期購読は、iOSのアプリ経由だとApple税が入るため割高になるのが通例で、ここから申し込む気にはなれませんね。

そんなわけで、申し訳ないけど、いまのTIME、終わってます。
もう、電子化でうまくやっていけないメディアなんてヤバいと思うんだよね、どんなにいい記事を書いていても。


ただ、先日のAppleの発表によると、AppleのニュースサービスにTIMEも乗っかるみたいなので、自社でやるんじゃなくて電子版はそちらに任せるということかな。
それならそれで賢いと思うけど、今ごちゃごちゃしてるゴミは整理してほしい。
そして、日本からも購読できるようにしてほしいんだが、、、難しい気がするな。

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