ケパの交代拒否、アリ?ナシ?

2019年カラバオカップの決勝戦で、前代未聞の珍事があったと報道されています。
それは、チェルシーのGKケパが交代を拒否したというもの。


ケパはもともとコンディションにやや問題があった状態でのメンバー入りだったようで、PK戦を考慮してサッリはカバジェロとの交代を行いたかったようです。
現地の実況もこの事態に興奮していますね。

- 彼は残ることを選択したようだ。
- このチームを誰がコントロールしているんだ。
- なんと選手たちが勝った。
- サッリはこの試合から去ろうとしているのか、この仕事から去ろうとしているのか。

まぁこの辺の真相は当人たちしか良く分からないところではあります。
個人的にはカバジェロはPKストッパーとしての能力が高いので、ケパのコンディションは抜きにしてもあり得る交代かなと思っていますけど。

さて、そういう戦術面とか感情面の話は別として、競技規則つまりルール的にはどうなっているのかを見てみます。
現在適用されている、2018-19競技規則にはこのような表記があります。

交代される競技者が競技のフィールドを離れることを拒んだ場合、競技は続けられる。

つまりですね、交代を支持するのは監督などベンチ側なのですが、選手がそれに従うことを競技規則は強制していないんですよね。
どちらかというと規則的には、選手が拒めば交代できないルールになっています。

今回の場合も、主審はケパの拒否を受けて、チーム役員(監督)に説明に行っています。
で、サッリとしては説明を受けたあとは何もできません。
そうですか、わかりました、とするしかないんですね。

もちろんこういったことがあったら選手と監督の関係というのは難しいものになるでしょうから、基本的に選手が拒否するなんてことはないはずで、上述の実況でも「こんなのは見たことが無い」と言っています。

せめてPK戦で勝ったらまだよかったんですけど、、、負けちゃいましたからね、チェルシー。
2月はシティに2回負けることとなったサッリですが、これはまた解任説が加速することになるかもしれません。

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