iPhoneのバッテリーの減りとピークパフォーマンス

1年ほどしか使っていないiPhoneSEで、バッテリーが減るスピードが最近急激に速くなっているように感じる上に、数字の減り方が1%ずつではなく、急に5%減ったり、なんかおかしい。

それで問い合わせてみたところ、ちょっとおもしろい(?)話を聞きました。

■ピークパフォーマンス

一時期ちょっと話題になったのですが、iPhoneって、バッテリーが劣化してきた状態で負荷が高まった時に、予期せぬシャットダウンが発生しないような仕組みが入ってるんですよね。
OSが処理能力の上限を下げる(動作を故意に遅くする)ことで、それを防ぐという。
で、これが、ユーザーに無許可で端末の性能を下げているってんで訴訟問題にもなりまして、iOS11以降ではこの設定をユーザーがいじれるようになっております。

それがピークパフォーマンスという設定項目で、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」です。

僕のiPhoneで見てみると、こんなメッセージが表示されていました。
この iPhone で、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。この現象が再度発生しないように、パフォーマンス管理が適用されました。無効にする…
そういえば、なんか、iPhoneもってランニングした後に、急に電源が落ちたことがあったような。。。
まぁ、正直、常にiPhoneの画面を眺めているわけではありませんので、あんまり覚えがない人もいたりするかもね。
要するに、僕のiPhoneは、「意図的に性能を落とした状態」になっているということが分かりました。

■ピークパフォーマンスとバッテリー消費量の関係

これが有効になってたら、バッテリーの消費量が減るような気がするじゃないですか?
だって性能を制限してるんだから。
ところがどうやらサポートの方いわく、バッテリーの消耗は早い可能性がある、と。
まぁ、明言はしてないんですが、サポートが記録の残るやり取りでこう言うってことは、ほぼ確実にその通りなんだと思います。
で、これを「無効にする」とバッテリーの消耗が通常になる(=有効時より長持ちする)可能性があるんだと。

まじか。

ちなみにこの設定、無効にすることはできるのですが、手動で再度有効にすることはできません。
もしまた突然のシャットダウンが発生してしまった場合には、自動的に有効になるそうです。

つまり、ピークパフォーマンスが有効だと突然のシャットダウンが発生しない代わりにバッテリーの減りが早い、無効にするとバッテリーは持つかもだけど突然オフになるかも、という2択か。

■そして迷わず無効化。

ん~、まぁ突然切れるのも困るんですけど、朝100%→昼25%というのも困ります。
それなら突然オフのリスクを背負ってでも、普段長く使える方が良いかなということで、無効にしました。
まぁちょっとあまり客観的に判断しづらいので、改善したかどうかわかんないんですけどね。
とりあえず様子を見てみるしかないです。

サポートの方には、バッテリーは消耗品だからそろそろ交換も視野に入れたほうが良いともいわれました。
いや~、分かるけれども、1年ですからねぇ。
もうちょっと長持ちしてほしいし、ダメなら交換のハードルを下げてほしいよね、って思いますね。

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